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播磨国(万治・寛文年間)

●万治元年(1658)
明石藩大庄屋伊藤次郎右徹門らにより林崎掘割が完成する。

●寛文元年(1661)
盤珪永琢(ばんけいようたく)、播磨国洪山村（姫路市）に龍門(りょうもん)寺を建立する。
このころ播磨国印南野(いなみの)台地の開発が積極的に行われる。

●寛文6年(1666)
10月3日－幕府が「聖教要録」で朱子学を批判した山鹿素行を，赤穂藩主浅野良直に頂ける。（延宝3年まで）
大坂歌舞伎が播磨地方を巡演する。

●寛文7年(1667)
閏2月19日－幕府が，五畿内・近江・播磨で本田畑での煙草栽培を禁止する（山野の新開地では許可）。
11月12日－幕府が代官多羅尾光好・光忠父子を職務怠慢により閉門し，配下の役人を伊豆大島へ流罪とする。
越後村上藩主松平直矩(なおのり)を姫路に、姫路城主榊原政倫(まさとも)を越後村上十五万石にうつす。

●寛文10年(1670)
播磨国明石地方で大風雨、民家の倒壊441軒、船の破損192艘におよぶ。
尼崎藩・姫路藩で藩札を発行する。

●寛文11年(1671)
播磨国書写山(しょさざん)円教寺(姫路市)の開山堂が造営される。

●寛文12年(1672)
脇坂安政、信濃国飯田五万三千石から龍野五万三千石に入る。
平子(ひらこ)政長の『絵入有馬山(えいりありまやま)名所記』が刊行される。