クラウドクレジットに投資している案件に【為替ヘッジあり】カメルーン中小企業支援プロジェクト2号」があります。
こちらは運用期間7ヶ月、2017年1月上旬に満期一括予定でしたが、返済遅延及び契約違反行為が発生している旨のメールが送られてきました。
その内容を簡単に要約すると、貸付け11社のうちの1社が返済遅延を出し、さらに動産担保を保管している場所の鍵を勝手に変え、売ってしまった疑惑があるという。
返済遅延は想定内でしたが、まさか担保を勝手に売ってしまうとは・・・。さすが新興国です。日本では考えられないことが普通に起きています。
警察に刑事告発をした上で財産の差し押さえを行い回収に取り組むそうです。
出資金総額は EUR 329,163.92であり、1社を除いた返済金額は EUR 348,819.81で5.97%の利回りになっており、元本の毀損はないとのこと。
また返済されていない不足額はEUR6,949.57でこれをどれだけ回収できるかが疑問です。
担保を横領した会社は完全に返す気なしの計画的犯行のような臭いがプンプンします。貸倒れの可能性が十二分にあります。
回収済の10件に係る出資金と利益を2017年1月に分配する予定で、残りの金額は2017年6月末日までに回収
を進めるとのこと。
クラウドクレジットは満期一括返済の場合運用予定が公表されず、状況が全く把握できない状況でしたので、この情報が初の公開となります。
新興国での内部事情がこれほど劣悪なものとは思ってもいませんでした。セキュリティーのずさんさ、コンプライアンスの遵守、与信審査の甘さ。
だからこそクラウドクレジットはその事を考慮に入れリスク分散の最大化に努めている事を公に公表しているわけです。それが功を奏した格好なっておりひとまず安心です。
しかし、最大の問題点は回収代金や運用手数料や為替手数料などの各種手数料を引いてどのくらい残るか、これが最大の関心事項です。
1月に分配予定なのでまた改めて報告していきます。
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