あん摩とマッサージと指圧の違いについて

あん摩マッサージ指圧師とは

マッサージ院で働く人たちはあん摩マッサージ指圧師という国家資格を持って仕事をしています。

ではあん摩マッサージ指圧師ってとても長い名前ですが、見ておわかりの方もいると思いますが、あん摩とマッサージと指圧をする人の事を言います。

この3つは殆ど一緒なんですけど、微妙に異なっています。僕の様な名前にこだわりを持っていない人間は全部ひっくるめてマッサージ師で良いじゃないか!と思うのですが、多分こだわっている人がここをみたら怒ってしまうと思います。

それでは違いについてみていきましょう。

あん摩とは

まず、あん摩なのですが、漢字で書くと按摩になります。

これは古代中国から日本に渡来したもので東洋医学の経絡が関係し、虚実に対して補瀉の方により対応する手技の事を言います。何を言っているか全然わからないですよね。

按摩の按という字は押さえる事を指し、虚を補うと言われています。摩はさする事を意味し実している物を瀉する(捨てる)と言われています。

分かりやすく言うと肩こりによって血液の流れが滞っていて虚血状態になっている所に対して押す事によって補ってあげるとそこに血液が流れ込んでいきます。この事を虚を補うと言う事です。

また、腹痛などで痛くなっている時にお腹をさすってあげる事によって症状が軽減します。この事を実を瀉するという事になります。

また、冷えてる所を温めてあげたりとか、逆に熱を持っている所を冷やしてあげるという考えも虚実に対して補瀉してあげると言う事になります。

現代のあん摩では虚実に対する補瀉という考えよりも、コリに対してほぐすという考え方の方が強くなっていると思います。

マッサージとは

マッサージとはヨーロッパで体系化され、医療に応用されたもので日本では明治時代中期にフランスから日本に輸入されました。

これはあん摩と指圧とは違い指先から身体の中枢にする手技で巷で行われているリラクゼーションや皆さんが思っているマッサージというのはあん摩であり、スポーツマッサージやリンパマッサージ、オイルマッサージ、アロママッサージというのが本当のマッサージの手技になります。

ただ、残念なことに巷にあるマッサージ屋さんのほとんどは国家資格がない人たちで恐らく、国家資格を持っているマッサージ師さんは殆どいません。また1時間3000円という店にいる事はまずないと思います。

指圧とは

指圧というのは古法あん摩、導引(運動法)、柔道の活法を合わせて、圧を主体とした独特の施術で大正初期にアメリカの整体療術の理論と手技を取り入れて体系化されたものを言います。

指圧というと浪越先生が大変有名で、それまであん摩マッサージ師という名称だったのが、浪越先生のご活躍によりあん摩マッサージ指圧師という名前になったそうです。

指圧というのは揉んだりせず、押す事と運動法によって行います。

つくし鍼灸マッサージ院のあん摩マッサージ指圧

埼玉県さいたま市浦和区にあるつくし鍼灸マッサージ院のマッサージでは全部の良い所を組み合わせたマッサージになっています。基本的にはあん摩手技が中心になっています。マッサージの手技は行いませんが、スポーツ障害やリハビリ目的で来られた患者さんにはマッサージ系の手技をする事もあります。大切な事はその患者さんが楽になって頂く事が大切なので1人ひとり問診をしてその方にあったマッサージをしていきます。

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