2004年関西シクロクロス3

関西シクロクロス2004-2005

福岡単身赴任のため一時休止していたシクロを04-05シーズンより再開しました。九州にもシクロは2レースほどあるのですが、車が無く会場の海ノ中道に行く手立てが無く断念しました。

北神戸ステージ

「カテゴリー昇格決定」

北神戸.jpg北神戸【事件だ!】
朝一番、事件は何の前触れもなくやってきた。これまで娘のシクロ参戦にネガティブだった家内の口から「子供用MTBを買ってやろう」と出てきたのである。一瞬耳を疑うが、「やっぱりやめよう」と心変わりが怖くて余りあれこれ話をせずに家を出発。

昨年末は「勿体無い」の一点張りだった家内が変わったのはキッズのレースでいつも一緒になる岡田ファミリーの話や娘の頑張りの影響だろう。とにかく今日は朝から縁起がいいのだ。

【カテゴリー3】
泥、砂場、起伏に加え前日の雨。サディスティックなまでに素敵なコンディションである。あまりの素敵さに試走を途中で断念しスタートへ向かう。スタートは前列2列目、上村氏の斜め後ろ。キャファの仲間が近くで何となく嬉しい。

スタート後、上手く流れにのって7番手くらいで第1コーナーへ。草地、泥場で順位を少し上げて”泥の海”に突入。踝の上まで沈む難所で自転車を30mばかり担ぐ。担ぎの途中、思いがけず順位が上がる。ラン勝負だと有利かも?と思いその後も担ぎを多用する作戦に出る。

2周目に入り先頭集団の最後尾から前を伺う。そして泥の海でスパート。まんまと決まって先頭に立つ(先頭に立つなんて何年ぶりか?)。不慣れな事は長続きせず、泥の海への再突入で落車し4位転落。最終回に入る頃には
1,2位が抜け出し、3位以下は小パック。前を追う為にペースを上げるとじわじわ後続が離れ、そのままゴール。レースを振り返ればコースと展開に恵まれたが、朝の事件が力を与えてくれたのだと思う。

【カテゴリーキッズ】
泥がひどく洗車に手間取り、あわや娘のスタートを遅刻しそうになる。娘には「最後尾スタートで余裕があれば前を一つづつ抜く」作戦を与えるが、DNSが多く横一列のスタート。DNSが多い事もありレベルがいつもより高い。いつも以上に集団から直ぐに離される。逆バンクや泥地では怖さとパワー不足で止まり気味。いつも以上にヤバイと思いランで伴走する。最終回に入る手前で先頭が後ろから迫ってくる。「今日はついにLAPか」と諦めていたが、娘が渾身のペースアップ。

僅かに1秒逃げ切ってLAP 回避(ゴールでは逃げ切って次の周に入る娘にどよめく)。しかしペースアップの反動で舗装路すらヨレヨレ。褒めたりアドバイスをしながら伴走するが表情には半分泣きが入っている。リタイヤさせる事も考えるが、本人が自転車を降りない限り走らせようと思い見守る。そうこうしていると、自転車で伴走していれる方が二人現れ一緒に応援。ゴール前の上りではMCの方やスタッフの皆さん、岡田ファミリー、皆さんが応援。娘も応援に精一杯応える為、ゴール前で押しから乗車に切り替えフィニッシュ。

【祝勝会】
帰りは急ぐ必要がなかったので国道176線を南下。宝塚手前で渋滞し、小腹も空いてきた。「娘(勝手に)敢闘賞、父3位」の祝勝会を提案したら盛り上がり、娘のリクエストで信号手前のケンタッキーフライドチキンに入る。
ファーストフードは苦手で帰宅後、胸焼けしたが娘は大満足だったようだ。

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桂川ステージ

「カテゴリー昇格で見えた現実」

200501katsuragawa.jpg桂川いよいよ今シーズン最終戦。

【旧車の嫁入り】
香川自転車競技連盟の出田さんにご縁を頂きまして高松工芸高校の自転車部用に旧シクロ車をお譲りする事になりました。当初受け渡しはレース後としておりましたが、最終戦なのでレースで使いたいとの要望をうけ、受付開場前にお渡しする事ができました。同郷香川から毎週選手を引率して来る堤谷先生に感銘を受け少しお役に立てたと思うと少し良い気分です。

【娘がレースに出る理由】
先週レース後、私がウィルス性胃腸炎(ノロ?)を煩い今週は娘の番?前日、少し気分が悪そうだったのでDNSを勧めるが固辞されました。自転車が好きになったのかと思いきや「MCに人やスタッフの人、友達に会えるのが
最後だから行く!」との返答。ん~確かに毎レース、楽しそうに会場をチョロチョロしていると思ったら娘からすればレースは学校の延長だったようです。(^。^) 

【インスペ】
会場入りして娘はいつも通りスタッフさんのお手伝い。本日はシクロクロス世界戦に出場する選手の為の寄せ書き集めです。試走に誘いますが本日も断られます。一人で大人用を試走しながらキッズ用もチェックしてみてビック
リ。河川敷なのに土手の上りや深い砂地があり、とても娘では走れそうにありません。直ぐにスタッフテントに戻り、理由を説明して一緒に試走するように勧めます。カテゴリー3のレース中はコース外の砂場を利用し砂の重さ
やコツを即席レッスン。レースの間隙を利用し最難関である土手の上り下り~砂場を実践レッスン。最初はビビっていた長女も4回目には何とかクリアできるようになりました。

【カテゴリーキッズ】
スタート前、娘の友達の実里ちゃんのお父さんとご挨拶。なんと通信の読者!改めて通信の威力を思い知りました。自分のレースが控えている為、アップがてら最後尾から伴走することに。伴走して初めて判ったのですが子供はシフトチェンジが苦手です。息が上がってくると必要以上に軽いギアにシフトし足が空転している子も散見されます。我が子も例外でなく「1つ重く!」と具体的なアドバイスに変えると今日は3人パックを形成しレースが出来るようになりました。(涙)

パックには入江選手の息子さんもいらっしゃり娘とサイドバイサイド。接触の度に入江選手にお詫びすると、非常に紳士的に「いえいえ」と返して頂きます。やっぱり一流の選手は人間ができていらっしゃる。

娘は何度もパックからちぎれそうになりながらも食い下がります。最終コーナーを曲がりゴールまでの長い直線で娘も入江選手Jrも横一線。声援を「二人とも頑張れ~!」に切り替え二人とも無事ゴール。見応えのある良い
レースでした。

【カテゴリー2】
娘のレースを見届けスタートの最後尾に並びます。スタート3分前のコールが響くと慌しくウォーマーを脱ぎ上村さんに預けてスタート。C3から10分伸びたレース時間を考慮しスロースタート。前が落ちてきたら食って行こうと思ったら誰も落ちてこない。それどころか1分後スタートのCL2(女子上位クラス)にパスされる始末。なんとか周回遅れにされずに最終周をむかえゴール手前で落ちてきた一人をなんとかパス。ブービーながら順位を残す事ができました。

これでシクロクロスは終了ですが、今年は夏以降練習量を落とさず冬を迎えたいと思います。

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