ヘルニア克服編

走者必衰~故障/ケガからの復活

スポーツには必ずリスクが内在し、プロテクターを装備してもケガは避けられません。また、計画的に練習を進めても故障してしまうことがあります。

2007年4月に腰椎間板ヘルニア、2008年2月のレース中に肋骨骨折を経験しましたが、その年の7月のレース(皆生トライアスロン)を完走し、今も元気にレースを楽しんでいます。
当時、ネットで症状を検索しリハビリを試行錯誤していましたが、今その境遇にある仲間に復活までの道程をご紹介することでマイルストンになればと願っています。

腰椎間板ヘルニア(&坐骨神経症)

2007.2.24 堪らない!

左の臀部と腿の後ろ側の筋肉が突っ張って最近は痛みすら感じます。東京出張で新幹線の往復で座席に座り続けることが苦痛です。

2007.4.18 坐骨神経症?

あまりに辛く整骨院に通いましたが一時的に緩和するものの数時間で元に戻ります。ネットで調べてみると坐骨神経痛の症状と酷似しているので明日整形外科に行こうと思っています。根本治療は難しく、緩和にも時間を要すとネットには書かれていたので、気が重いです。

2007.4.19 悲しみよ こんにちは

本日、吹田市民病院で診察の結果『椎間板ヘルニア』であることを申し渡されました。 腰付近の背骨をレントゲン撮影、足を屈曲、伸展、外転、内外旋をさせ痛みのでる角度をチェックしました。結果、背骨の間隔が狭くなり椎間板が変形している箇所は見つかりませんでしたが、軽度のヘルニアではないかと診断された次第です。

発症したのが2/24(土)。東京から大阪にもどる新幹線車中でした。およそ2ヶ月経過して症状の改善が見られていないため、下記3種類の内服治療になりました。

・ロキソニン錠(炎症を鎮める)
・ムコスタ錠100(胃の粘膜保護)
・オパルモン錠5μg(血流促進)

1ヶ月服用し経過観察なのですが、症状が出ている間は運動量を控えるように釘を刺されました(笑)。

良識ある方なら先生の言うことを聞いて大人しくするところですが、あいにく都合の悪いことは認めたくない性分で、整形外科医アスリートにセカンドオピニオンをお願いしました。 (正確には診断ではないので違いますが)

SWIM:クロールと背泳はOK。
BIKE:ポジションをアップライトに。荷物を担いだ通勤ライドについて症状が出ているときは重量を軽くする。
RUN:はNG。短い距離の流しやウインドスプリントは、痛みさえ出なければOK。長時間のスピードトレーニング、階段、坂道走、重いリュックを担いでの通勤ランはNG。LSDも好ましくない。

これから1ヶ月、ムチャしないようにします。

2007.4.20 判っちゃいるけど止められない

ヘルニアを申し渡されて1日経過。昨日は大人しくしていましたが、薬が効いているのかちょっとだけ運動してみました。朝はちょっとだけ通勤バイク40’(吹田~塚口)、三宮に早くついたのでちょっとだけスイム1.5k。痛みはありません。

荷物を背負わなければ良いってことなので夕方ちょっとだけ通勤ラン20’(三ノ宮~王子公園)、そしてチョットだけ通勤バイク40’(塚口~吹田)
〆て130’/日。ちりも積もれば山となる?ちょっと練習でも気がつけば2hオーバー。本当に患部には影響ないのかな?

2007.4.22 腰が悪いけど週間練習量は8時間

ミドル週で目標12hに対して未達の8h。。。出張や通院で練習が出来ず、控えた割には十分かな?来週はハード週で13hを目標設定したけど、自重気味に行きます。GWの練習予定は入っていませんが、GWに頑張るためにもここは抑えて、抑えて(と自分に言い聞かせてみる・・・)

2007.4.23 人生を楽しむために生きる

3月に肝細胞がんのため逝去した鈴木ヒロミツ氏の亡くなる8日前の肉声が1冊の本になる。エッセー「余命三カ月のラブレター」(幻冬舎)がそれだ。 本を紹介するヤフー!ニュースの記事の中、氏の言葉に目が留まった。

「お別れ前に、一つだけ生意気を言わせてください。皆さん、これからの人生を、どうか楽しむために生きてください。人にはそれぞれ願いがあると思います。でも、目的が何であれ、笑って、笑って、腹の底から笑えるような人生を送って欲しい。僕はね、死を前にして、はっきり思ったんです。人生とは楽しいものだと。だから、どうか、楽しむために生きてください」。

奇しくもこの土曜日に知人の訃報。乳がんのシコリに気付きながら専門医に行かなかった事で悪化。手術で九死に一生を得て退院したのが2年前。その間、辛かったはずなのにいつも気丈に振舞っていた本当に強い人だった。 静養のため家族で実家の長野に戻り、旦那さんは新幹線通勤で家族を支えた。うちと同じで12歳と9歳のお子さんがいらっしゃった。思い残す事は山ほどあっただろう。

彼女の気持ちに思いを馳せ、先の鈴木氏の言葉を想う。 明日から、どんな困難があっても楽しんでやろう!と。 楽しい事も、苦しい事もひっくるめて人生を楽しんで、腹の底から笑い飛ばしてやろう!

2007.5.20 週間練習時間は13.7時間

ヘルニアでトレーニング自重していますが、イージー週で13.7時間練習。充分練習できていると思いますが、痛みが出ないかドキドキです。来週はミドル週。皆生まで正味の練習期間、残すところ1.5ヶ月。この調子で続けます。

5/14(月) S1k B26k R3k
5/15(火) B16k
5/16(水) R4k
5/17(木) S2k B26k R8k
5/18(金) S1.3k B20k R8k
5/19(土) B80k
5/20(日) S1.5k B16k R7k

2007.5.23 ジェネリック薬品

本日、ヘルニアの定期受診のため有休。 容態が劇的に変化する訳でもないので、実際は処方箋を貰いに行くだけです。 前回は、なにも申し出せずに1か月分の薬を頂きましたが3,4千円と痛い出費になったので、今回はジェネリックを指定しました。

ただ、意外と面倒でして。。。 主治医に申し出たら「処方箋に書いておきますね」とのこと。 調剤薬局で処方箋と一緒に申し出たら「全部揃えるのに夕方までかかります。用意できたらご連絡します。」との事。 病院から処方箋を先にFAX送ったのですが、意味がありませんでした。

2007.5.28 週間練習時間は17.9時間
ミドル週で17.9h。腰が悪いので無理なく頑張っています。
S5.25k(102’)、B297k(775’)、R35k(156’)
今週のオフを挟んでいよいよ最終強化クールに突入します。

2007.6.17 週間練習時間は14.2時間

今週は出張2回ながら、そこそこ練習できました。 昨日はジコチューさんと2人でバイクで上りのパワートレーンング。吹田~勝尾寺(箕面)~妙見山~亀岡(70km)の前菜の後に豊能の激坂巡り(17km)×2本を敢行。2周目の最後の坂で力尽きました。(笑)

今朝は早朝ランの予定でしたがダメージが大きく2度寝。疲れた体を引きずって父の日参観に行く予定でしたが、長男の怪我でドタキャン。家庭を持つと色々あります。

椎間板ヘルニアを患い練習を加減していることもあり、練習不足なのは否めません。今更、泣き言を言っても始まらないので、レースまでの1ヶ月を過ごそうと思います。

6/11(月) スイム1.5k(27’)+バイク26k(70’)+ラン10k(65’)
6/12(火) バイク18k(40’)
6/13(水) バイク21k(60’)
6/14(木) スイム3k(54’)+ラン5k(40’)
6/15(金) スイム1.5k(27’)
6/16(土) バイク110k(295’)
6/17(日) ラン19k(103’)

【来週】
いよいよレース前の本格的な練習は来週で最後。 14~16時間追い込んで頑張りたいと思いますが、天候次第です。

2007.6.25 再燃焼

先週は皆生前に一番追い込む週だったのですが、 福岡へのスクランブル発進と日曜日の雨で不完全燃焼。 ちょいと悔しいので、今日からのオフを1日延期して 三宮へバイク通勤を敢行。 不完全燃焼のモヤモヤと脂肪を一緒に燃やしてスッキリ。 ヘルニアも良くなってきたので、後はムリせず当日まで じっくり準備したいと思います。

そしてその年のレース結果は・・・

2007.10.13 (おまけ)人体の不思議~薬の副作用

この前の健康診断で「D 治療を要す」との評価を頂き、今日病院に行って来ました。血液検査で肝臓の異常を示すGOT、GTPが急上昇したためです。
【診断】
    正常値 昨年 今回
GOT <35  28  128
GTP <35  18   61
前代未聞のこの数値。平静を装って先生に説明。晩酌は缶ビール、運動習慣は頻繁、4月からヘルニアを患い薬を長期服用(お薬手帳持参)・・・と一通り説明して、エコーと尿検査と血液検査を行い今日は帰されました。 氏曰く、エコーでは脂肪肝はなく綺麗だから、疑うべきはウィルス性か服薬の影響との事。ウィルスだったらどうしよう・・・と不安に想いながら帰宅。結果を家内に伝えたところ、「ウィスルだったら家族に感染しないように注意して」と何とも心温まる労わりの言葉を頂戴 。気を悪くして、家庭の医学を貪り読む。ウィルス性には5種類あり、経口感染する種類もあるが、どれも症状がヒットしない。(微熱や倦怠感があったら、この2週間のトレーニングとレースなんてできませんから)
長期服用している3種類の薬のうち血流をよくするリマルモン錠5μgの注意事項に”肝機能検査値異常”を見つけ、なんだか安心。 (勝手に自己診断!)
更に肝臓が非常にタフで、原因を除けば急回復する事や機能障害を起こしても正常部分がカバーする事を知り、肝臓って凄いな~って感心しちゃいました。 一時はレースを諦めましたが、どうやら行けそう。肝臓を労わり飲酒を控えるのも、レース前には丁度良かった!
って事で午後から20kmの4分ペース走に挑戦。 ぴったり80分を刻めました。
LAP Pace Ave.HR
1周目 0:16:04 0:04:01 150
2周目 0:15:54 0:03:59 160
3周目 0:15:58 0:04:00 164
4周目 0:16:06 0:04:02 165
5周目 0:15:57 0:03:59 168
なんだかいい感じです。