2004年関西シクロクロス2

関西シクロクロス2004-2005

福岡単身赴任のため一時休止していたシクロを04-05シーズンより再開しました。九州にもシクロは2レースほどあるのですが、車が無く会場の海ノ中道に行く手立てが無く断念しました。

淀川ステージ

「煩悩と無欲と」

02.jpg希望が丘今週も親子揃って行ってきました。前回の好成績に思わず欲をかいた私とマイペースの娘。(この心構えが後に大きな結果として現れるとは。。。)

●カテゴリー3(父+煩悩)
大盛況の関西シクロ。スタート位置を確保するのにも大苦労です。前のレースが終了するや否やダッシュしましたが、60名強が一気に押し寄せ4列目確保がやっと。スタートしても中々抜け出せず、コースが詰まって立ち往生
もあり焦りが出てきました。ちょっとでも前に出ようと欲をかきはじめた時、「その時」はやってきました。

凹状のギャップで1台分しか轍がないところで無謀にも轍のない所に突っ込み玉砕(落車)。コース上を塞いだため、後続2台が追突。(皆さんごめんなさい)。追突の際、Rホイールを踏まれた様でブレーキシューと接触する
音が聞こえます。ここでもまた欲をかいてしまい、無視して走り続けました。

シケインも飛び越え、ドロップオフも下り走っていたのですが、2回目の「その時」がやってきます。タイヤサイドがブレーキシューとの摩擦に負けバースト。力なく”ブシュ~”という断末魔が虚しく冬空に響きます。

ピットまでは半周近く。ひたすらバイクを担いで走ります。30分のレースで半周担いでホイール交換している間にトップにLAP。結果DNFになり年始の希望が丘stでは降格して再出発となりました。

●カテゴリーキッズ(娘+無心)
前回のレースで同歳の女の子(汐音ちゃん)と仲良くなったようでレースの待ち時間はずっと一緒。でもスタート位置だけは離れてセット。友達同士で接触しないように配慮なの?9歳の世界でもそれなりの気配りがあるようで
す。

スタート後、汐音ちゃんは先頭集団。うちの娘はじりじり後退(というよりムリしていない)。2周目に入ると足が揃い始め前回の堺stで見かけた子たちと競う娘。でもその中にあってもジリジリ後退。運動会では足は遅くないのに何で?と思いを感じつつも気を静めて今回も褒めちぎって応援します。

そんなマイペースの娘にも「その時」がやってきました。ファイナルラップ、ゴール手前の草むら。ずっと併走していた男の子が無理に前に出ようとした瞬間、前輪をギャップに取られ転倒。娘は終始マイペースで落車もなく無事ゴール。落車した子と今日の自分が妙に重なり我が子同様に愛しさを感じてしまいました。(歳のせいかな?)

●煩悩ついで
キッズのレースでも大人顔負けのウェアとバイクが目に付きます。初参加の大人はT シャツ姿もちらほら見かけるので圧倒的に子供優勢かもしれません。楽に早く走れるバイクがあればもっと自転車好きになってくれるのでは
と新調を家内に打ち明けたところ、予算以上に家内がやっかいでした。

1.日曜日に通っている水泳教室を2ヶ月欠席している
2.次女も同じ水泳教室に通っているので祖父に送迎をお願いしている
3.日曜日に弁当をつくる事になる
4.最近ギアだの食事だの競技のノリになりつつある
5.既に室内保管のバイクが3台ある
6.娘がモノを大切にしない。

という理由で非常にネガティブ。この状況下でも、娘のバイク新調を諦めないのは煩悩の成せる技ですね。

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希望が丘ステージ

「子供にもレースバイクが欲しい」

specia1.JPGその後、長女にはトレック、翌年は次女にスペシャのMTBを購入新年が明けて初レース。心と体は緩みきっていますが、草山さん(千葉)との再会を楽しみに希望が丘に出発。

年末のレース直後、家庭内不和(通信VOL.1955参照)がありましたが、今回も朝食と弁当を家内が用意してくれました。親子エントリーだとこんなに扱いが違うのかと驚き半分、戸惑い半分です。

さて、会場に到着すると草山さんが先着。再会を喜ぶのも束の間、点在する雪と冷たい風に心が引き締まります。受付を終え試走にでかけてビックリ。MTBレースのようなシングルトラック、長い下り、砂場、逆バンク。。。
試走だけでビビってしまいました。

【カテゴリー4】
最前列からスタートするも上りに入る頃には10位前後に後退。シングルトラックでの渋滞もあり、息が上がることなく1周目終了。2周目からペースアップするつもりでしたが、坂道で1回ダンシングしただけで息があがり後はメロメロ。結局草山さんの背中を一度も見る事なく10位完走。

【カテゴリーキッズ】
大人が使うフルコースからシングルトラックはカットされているものの長い砂利道の上り下りがあり、キッズとしては非常にテクニカルな設定。そんな状況を知ってか知らずか娘は本日も大物ぶりを発揮。運営スタッフの方々に愛想を振り撒き、カテゴリー3では最周回の打鐘係を代わらせて貰っていました。(矢野様、ありがとうございます)

結局、試走せず。シティユースのMTBに乗る娘の身を案じながらスタートする背中を見送ります。林道コースのため娘の位置が見えない事も不安を駆り立てます。1周目、トップが通過、半数が通過、また一人通過。。。でも娘が帰ってきません。堪らずランニングで迎えにいくと、顔を強張らせた娘が最後尾でやってきました。落車はしていないようですが表情が硬直し、声をかけても反応がありません。そのまま2周目に突入。姿が見えなくなると時間が非常に長く感じます。こんな事なら自転車で追走すれば良かったと後悔しました。

トップから遅れること7分、緊張でやや顔を赤らめながらも無事ゴール。涙目で「下りが怖くブレーキを掛けっ放しだった」「上りは押して歩いた」事を粗い息の合間に話してくれました。娘は最後尾の言い訳のつもりだったのかもしれませんが、私にはそんな事より「辛い状況で頑張り抜いた」事が嬉しく誇らしく思いました。