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投影法カタログ


この章では、PTOLEMYで用意している31種類の地図投影法について1つずつ解説します。説明は原則として正軸法で投影した場合を前提にしています。項目の意味は以下のようになっています。なおサンプル地図の縮尺はばらばらです。


■ 表の見方

英語名称 英語による表記
投影面 投影面の形状による分類
光源 光源との位置関係による分類
正性質 正しく表すことのできる性質による分類
有効範囲 全世界を投影できないものもあるので投影可能な範囲を示す
出力寸法 領域を限定しなかった場合の大きさをkmで示す
等長線 距離が正しく表現される箇所を示す
特徴 形状の特徴、使用上の注意事項、用途、考案者など
サンプル 標準的な条件で投影した世界全図

■ 投影法の名前について

地図投影法の名前は、特徴を表わす名称を組み合わせたものと、考案者の名前からとったものがあります。
 たとえば正距円筒図法は、投影面による分類が円筒図法で、正性質による分類が正距図法であることを表わしています。さらにこれを横軸法で投影すれば横軸正距円筒図法になります。

考案者の名前が付けられる図法としては、メルカトル図法モルワイデ図法などがあります。これらの多くは特徴を表わす呼び方に言い換えることも可能です。メルカトル図法正角円筒図法モルワイデ図法正積擬円筒図法といえます。しかし考案者名が付けられている場合はそちらを優先します。


■ 方位図法グループ

平面に投影する方位図法は、中心からの方位が正しく表現できます。中心からの距離の補正の仕方により、性質が変わってきます。

 投射・非投射方位図法
心射方位図法 平射方位図法 異種外射方位図法
外射方位図法 正射方位図法 正距方位図法
ランベルト正積方位図法
 擬方位図法
ハンメル図法 エイトフ図法
 

■ 円筒図法グループ

円筒に投影する円筒図法では、経線が垂直線、緯線が水平線で表現できます。高緯度地域のひずみを少なくするために南北を収束させるタイプもあります。これを「擬円筒図法」といいます。

 投射・非投射円筒図法
心射円筒図法 平射円筒図法 正距円筒図法
メルカトル図法 ミラー図法 ベールマン図法
 擬円筒図法
サンソン図法 モルワイデ図法 エッケルト図法・第4式
エッケルト図法・第6式 ワグネル図法 ロビンソン図法
 

■ 円錐図法グループ

1つの円錐に投影する単円錐図法と、緯度ごとに開き具合の違う円錐に投影する多円錐図法があります。

 単円錐図法
心射円錐図法 メンデレエフ正距円錐図法 ドリール正距円錐図法
アルベルス正積円錐図法 ランベルト正角円錐図法
 多円錐図法
ボンヌ図法 正規多円錐図法 舟型多円錐図法
 

■ 合成図法グループ

性質の異なる投影法を合成(折衷)した図法もあります。

グード図法 ヴィンケル図法・第3式



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