・ 里見紀子さんとの出会い
2005年に久々に伊太地山伝兵衛さんのライブに行ってアルバムを購入。
アルバムを聴いていると、「伝兵衛さんと張り合っているヴァイオリンはなんなんだ?」と、心の高ぶりが生じていた。
それを確認したくてファンサイトをチェックし、ライブハウスに足を運んだ。
ライブのスタートと同時に気持ちの良い弦楽三重奏を生で聴いて、「弦楽ってこんなに気持ち良い音に包まれるんだ」とクラシックの生演奏を聴いたことがない自分はやられていた。
(アルバムでは四重奏だけれど、ビオラの成谷さんがいなかった)。
そして、ジャズ・ヴァイオリニストの里見紀子の音を間近で聴いて、「張り合ってるぞ!!」とわくわくしながら聴いた。
「寄り添う」ように弾くのではなくて、「張り合って」いたんだ。
その後、伝兵衛さんを出し抜いて里見紀子さんのヴァイオリンとの出会いから、里見さんのバンド、「Project N.」のライブにも足を運ぶことになった。
(当初、自分でジャズのライブに足を運ぶとは思ってもみなかったんだ)
観ると目からうろこが剥がれていくよう。
ジャズって難しく考えていたんだよね。
でも、「Project N.」のライブは曲名を知らなかった初心者の私でもわかりやすく楽しめたんだ。
「音」で遊んでいるんだ。いやいや「会話」している様が見てとれるんだ。
雅な深い音を奏でてくれる里見さん。
CMでヴァイオリンの音をよく耳にするのですが、音の表情が違う。
里見さんの選曲もかなり個性的。
里見さんのバンド、「Project N.」では、ラテンやファンク、クラシックと選曲が幅広い。
普段ルーツ・ジャズを聴いて過ごしている方は、一度足を運んでみてください。
違った味わいで聴くことが出来ますよ。
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