<伊太地山弦楽団 Live at JIROKICHI>


左からユッキー、伝兵衛さん、里見紀子さん

 

2006.2.9.(木) 伊太地山弦楽団 Live at JIROKICHI

この日は前日の予約していなかったことで、一番後ろでライブを観ることになったことを反省して、Jirokichiがオープンする時間の少し前に到着。
Jirokichiは予約がないので先着だからね。
すると...まだお客さんが並んでいない...一番でした。

寒い風が吹いていて、肌に冷たく刺さるような時、音楽が聴こえてくる。
伝兵衛さん達がリハーサルをやっている音が漏れていたのだ。
だんだん気持ちが高ぶってきていたところ、お店が開きました。

軽く食事を済ませてライブまで一息。

お客さんが席を埋めて程なくしてライブが始まる。

この日は前日と打って変わってシックなライブの雰囲気。
何せ前日は伊太地山伝兵衛商会でバンド形式、今日は弦楽四重奏+ドラムですから、その落差は非常に大きかった。

まず、「コーヒー・ルンバ」から。
伊太地山さんの「コーヒー・ルンバ」はゆったりしたテンポでルンバしない。
それに弦楽が酔わせてくれる。
その後、おなじみのナンバー「Wesが聴こえる」や「ヤシの葉陰」を披露。

実は小生、ヴィオラの成谷さんとお会いするのが初めてで、やっと弦楽四重奏での演奏が聴けた。
弦楽器が一つ増えるとこんなにも深く味わいのある音になるのかと、感心させられました。
「天使の翼」、 「夜明け前」で前半終了。
「夜明け前」でヴィオラの音を存分に楽しめました。(伝兵衛さんに感謝!)
小生の耳にはヴァイオリンより弦のゴリゴリした音が箱で増幅されていて、その「ゴリゴリ」感がヴァイオリンと違った風合いを出してくれるように感じました。


後半は、「嘘つきダイヤモンド」から「Paradise Cafe」へと流れて、オリジナルへ突入。
場所がチェロの蒲谷さんの近く(2m弱)で、チェロの箱鳴りが耳に響いてとっても気持ちが良かった。
「夢はいつも」、「次の音」、「あと一杯」等を披露。 「またしてもHiWay」で後半終了。
その後、鳴り止まぬ拍手によりアンコールです。
「Hymn him nobody」でこの日のライブは終了となりました。


伝兵衛 さんは連日の演奏ということもあって、声が少し上田正樹調になっていましたが、気持ちは変わらずです。
語りは曲の話や地方の話をするのですが、毎回違った話が聞けて楽しい。
また、気持ちで叩くドラムスのユッキー。これは前日のポンタさんとの競演でも大御所に臆することなく叩いていることがなんともすがすがしかった。

何度もライブに足を運んで聴いているのだけれど、編成の違い、場所の違い、お客さんの違い、自分のモチベーションの違いといろんな要素の違いで聴こえ方が違ってくる。
でも、JIROKICHIの音は良い響きのライブハウスであることを改めて実感した。

伝兵衛さんの場合、いろんな編成で同じ歌を聴かせてくれる。
どの編成でも味わいのある演奏が楽しめるところがいいんだよね。

今度は弦楽四重奏を生音で味わってみたいところです。

この日のミュージシャン:
伊太地山伝兵衛弦楽団
伊太地山伝兵衛(Vo&G),里見紀子(1st Vln),佐藤桃子(2nd Vln),成谷仁志(Vla),蒲谷克典(Cel)
ゲスト: 国場幸孝(Ds)

伊太地山伝兵衛さんのHPはこちら ⇒

里見紀子さんのHPはこちら ⇒


伊太地山伝兵衛さん
伝兵衛弦楽団
里見紀子さん、佐藤桃子さん、 成谷仁志さん、蒲谷克典さん
伝兵衛さんと里見さん
ユッキー

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