全国に現存する扇形機関庫 全12か所
2010/04/29開設 2017/05/03改訂 |
全国に現存する扇形機関庫 全12か所 |
SL全盛期、全国各地の機関区で見られた扇形機関庫。
転車台を中心に扇の形に広がった機関車庫である扇形機関庫は、 転車台で方向転換させて収容した車両の「ねぐら」であり、運行に備えて点検や修理を行う場として、 全国に数多く建設されました。
しかし、電化やディーゼル化などの無煙化でSLが次第に姿を消すにつれ、 転車台で方向転換をする必要のない車両が増加。
古くは明治期から、大半が大正から戦前にかけて建設されたものであった各地の扇形庫の老朽化も進み、 また車両の点検や修理が矩形庫でも充分対応できる環境となったことから、 扇形機関庫は不要なものとして全国から姿を消していきました。
現在、全国に現存する扇形機関庫は全部で12か所。
現役で使用されているものもあれば、既に役目を終えてひっそりと佇んでいるものもありますが、 いずれも貴重な鉄道遺産・近代化遺産です。
その全12か所について、以下にご紹介します。
▼ 北海道地方 ▼ ■No.1 旧小樽築港機関区手宮分庫 扇形機関庫 2010/04/29開設 ■No.2 旧苗穂機関区(現 苗穂運転所)扇形機関庫 2010/04/29開設 ▼ 東北地方 ▼ ■No.3 旧盛岡機関区荒屋新町支区 扇形機関庫 2010/04/29開設 ■No.4 旧会津若松機関区(現 会津若松運輸区)扇形機関庫 2010/04/29開設 ▼ 中部(甲信越)地方 ▼ ■No.5 旧新津機関区(現 新津運輸区)扇形機関庫 2010/04/29開設 ■No.6 旧直江津機関区(現 直江津運輸区)扇形機関庫 2010/04/29開設 ▼ 中部(東海)地方 ▼ ■No.7 旧遠江二俣機関区(現 天竜浜名湖鉄道 天竜二俣運転区)扇形機関庫 2010/04/29開設 ▼ 近畿地方 ▼ ■No.8 旧梅小路機関区(現 梅小路運転区)扇形機関庫 2017/05/03改訂 ▼ 中国地方 ▼ ■No.9 旧津山機関区(現 津山運転区)扇形機関庫
(このページ下の「back」(戻る)のアイコンをクリックしてご覧下さい。)■No.10 旧米子機関区(現 後藤総合車両所運用検修センター)扇形機関庫 2017/05/03改訂 ▼ 四国地方 ▼ ■No.11 旧宇和島機関区(現 宇和島運転区)扇形機関庫 2010/04/29開設 ▼ 九州地方 ▼ ■No.12 旧豊後森機関区 扇形機関庫 2010/04/29開設
▼ 当コンテンツ開設以降に解体された、今は無き扇形機関庫 ▼ ■ 旧坂町機関区 扇形機関庫 2012/10/29改訂
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扇形庫の奥行の数値については、計測器による計測ではない箇所があり、 そのため誤差が生じている場合があります。
あくまで概略値として捉えて頂きますようお願いします。
また、上記の扇形庫・転車台は、見学が可能な個所と、見学や敷地への立ち入りが禁止されている個所があります。
最近では、扇形機関庫などの施設等が珍しいということで訪れる方も増えてきていますが、 無断立入などの行為は絶対に行わないで下さい。
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