BFJ (ブリティッシュジャズ=英国ジャズとほんの少しのニュージーランドジャズ) ホームページ コンテンツ#19 IMPETUS −英国ジャズのマイナーレーベル K−

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[ 本ページの最終チェック日 : 2021/3/27 ]



(2017年7月14日アップロード)

IMPETUS
−英国ジャズのマイナーレーベル K−


エルトン・ディーンの 1986 年のブラジルでのライブ盤がこのほどオガンレーベルから CD 化された。オリジナルのアナログ盤も当然オガンからリリースされていたものと思い込んで、ところでオガンの何番だったかなー、とマイリストを確認してみたら、なんと IMPETUS インペタス レーベルからのリリース! ひょんなきっかけで懐かしいレーベルを思い出すことになった。うーん、そういえば「マイナーレーベルシリーズ」でもまだ取り上げてなかったなー。というわけで、この新コンテンツができることになった。

インペタスレコードからリリースされたアルバムは、マイコレクションの主要ターゲットである「英国ニュージャズ」、「英国ジャズロック」がメインとはいえ、フォーク、現代音楽から民族音楽まで多彩なジャンルにわたる。

本レーベルについては、「 80 年代のレーベル」という印象が強く、つまり「アナログ盤のレーベル」と思っていたのだが、今回、リリースリストを作ってみたら枚数的にはむしろ 90 年代にリリースされた CD の方が多くて、マイコレクションの「最近作」はなんと 2000 年のリリースだ。 90 年代以降の作品の印象が薄いのは、自覚はないけれど!、私の「この方面」の「音楽」に対する「情熱」が徐々に冷めていった?ことと呼応しているのではないか、などと感慨にふけってしまったりする。

そういえば、レーベル発足当初は、ニューリリース情報をどこから入手したかは忘れたが、直接、インペタスレコードに予約注文を入れたことも何回かあったことを思い出した。
インペタスレコードは、その後、世界各国のインディー系レーベルのレコードの卸売業「インペタス・ディストリビューション」をスタートさせているくらいだから、当初から直販にも熱心だったのかもしれない。

なお、上にも書いたとおり、マイコレクションで見る限り、本レーベルは 2000 年を最後にリリース作品が見当たらないが、インペタス・ディストリビューションのサイト* の方は現在も閲覧可能だ(といっても 2010 年頃からアップデートされていないような感じもするが)。その取扱いレーベルは 70 以上に及び「マイコレクション関連レーベル」が目白押しだが、その中には当然ながらインペタスレコードも入っており、セールリストも掲載されている。
*http://www.impetusdistribution.co.uk/ ( 2017 年 7 月 14 日閲覧)

そのインペタスレコードのページの冒頭には、本レーベルについて次のように紹介されている。概略を書いておく。

『インペタスレコードは、インペタス・ディストリビューションの前身であり、ケネス・アンセル Kenneth Ansell とポール・アコットステファンス Paul Acott-Stephens によって運営されています。最初のリリースは、アマルガムの野心的な LP 4 枚組ボックスセットで、その後、 30 以上のアイテムをリリースしています。』

ちなみに、そのサイトに記されたインペタス・ディストリビューションの連絡先は、スコットランド本土の北方、「ハリス・ツィード」で知られるルイス島のそのまた北端に近いところだ。

前口上はこの辺にして、本文に取り掛かるが、その前に、当レーベルの作品の「規格・番号」について少々「くどく」なるが書いておく。

規格は全作品 「 IMP 」、その次に、数は少ないが(たぶん) LP と同時リリースされたカセットバージョンには「 MC 」、 CD 作品には「 CD 」、また、「 CD 時代にリリースされた LP 」!?( 2 枚しかないが)には「 LP 」が付いている。
その後の「番号」のつけ方がユニーク? 以下は当方の「推理」というか「類推」。5 桁の数字なのだが、 1 桁目は当該作品の「組数」、つまりシングルアルバムなら「 1 」、ダブルアルバムなら「 2 」、 2 桁目と 3 桁目は基本的には録音年の下二ケタ。 1987年録音なら 「 87 」。録音年が分からなかったり、複数年にまたがるものなど、そうとは言い切れないものも多々あるけれど。そして最後の二桁の数字が概ねリリース順の番号となる(と思う)。
例えば、本文アイテム 1 の「 47901 」は、「 4 枚組、 1979 年録音、当レーベルのファーストリリース作品」ということになる(と思う)。

以下、その「リリース順」(下二ケタの番号順)に紹介する。下二ケタの番号は 33 番まで確認しているが、 14 番が未確認のため、今回紹介するのは 32 アイテムである。カセットバージョンについては、他にもリリースされたアイテムがあるかもしれない。
なお、当サイトの別コンテンツですでに紹介したアイテムも改めて紹介しておく。


1. AMALGAM - WIPE OUT (IMP 47901) (1979) (4LPs 箱入り)
コンテンツ #15 でも紹介したアマルガムの 1979 年のいくつかのライブ録音を収録した LP 4 枚組の箱入り大作。当方は本アルバムを IMPETUS MUSIC に直接予約して入手した。「予約者特典」としてアマルガムの未発表 LP が「おまけ」として付いてきたことは前に書いたとおりだ。

2. HOWARD RILEY - FACETS (IMP 38002) (1979-81) (3LPs 箱入り)
LP 4 枚組に続く第 2 作は LP 3 枚組の同じく「箱入り大作」! ハワード・ライリー名義の本作は、 1 枚目がキース・ティペットとのデュオ、 2 枚目がバリー・ガイ、ジョン・スティーブンスとのトリオ、そして 3 枚目がソロ、というライリーファンにとっては「至れり尽くせり」?の内容。

3. DETAIL - BACKWARDS AND FORWARDS (IMP 18203) (1982)
3-1. DETAIL - BACKWARDS AND FORWARDS (IMP CD 18203) (1982, 85) (CD) (リイシュー)
ジョン・スティーブンスとノルウェーのサキソフォン奏者、フローデ・イェシュタード(と読むらしい)の二人が核となったユニット、「ディテール」のたぶんデビューアルバム。その活動はスティーブンスが亡くなる直前の 94 年まで続いた。本アルバムのサブタイトルには「ファースト・ディテール」とあるが、今年リリースされた発掘盤は本作の二か月前の録音で、今のところ、こちらが一番初期の録音のもののようだ。
なお、 本作は 2000 年に CD 化され(アイテム 3-1 )、 1985 年録音の 1 曲がボーナストラックとして追加収録されている。

4. VARIOUS - CORNELIUS CARDEW MEMORIAL CONCERT (IMP 28204) (1982) (2LPs)
1981 年の大みそかに事故死?したコーネリアス・カーデューの追悼コンサートを収録したライブ盤。エクスペリメンタル系を中心にカーデューゆかりのミュージシャンが多数参加し、カーデュー作品を演奏。

5. QUIET VIOLENCE - REQUIEM (IMP 18405) (1984)
たぶん、本作が唯一作品と思われるインプロユニットのアルバム。本作のプロデューサーであり、ベースなども演奏している人が、「ジュンヤ・カワサキ」という名前であることを「再認識」。ただ、この人についてはネットでそれらしき人物にヒットしない。ギターのジョン・ラッセルはおなじみの現役ミュージシャン。

6. DICK GAUGHAN, KEN HYDER - FANFARE FOR TOMORROW (IMP 18506) (1985)
6-1. DICK GAUGHAN, KEN HYDER - FANFARE FOR TOMORROW (IMP MC 18506) (1985) (カセットテープ) (未見)
ディック・ゴーガンはフォーク畑のシンガーソングライター。 70 年代から多数のリーダーアルバムあり。ケン・ハイダーはマイコレクションではおなじみのドラマー。ともにスコットランド出身の二人によるデュオアルバム。

7. LOL COXHILL - FROG DANCE (IMP 28407) (P1986) (2LPs)
それにしてもこんなに怖いというか不気味というか。スリーブデザインをすっかり忘れていた。コックスヒルの様々なユニットによる演奏を集めたコンピレーションアルバム。同名の映画?のために作られた作品とのこと。

8. KEN HYDER'S TALISKER - HUMANITY (IMP 18508) (1985)
1975 年録音のキャロライン盤でデビュー!?したタリスカーのたぶん 5 枚目のアルバム。マイコレクションでは最終作となる。そちら方面にはすっかり疎いけど、「タリスカー」は著名なシングルモルトスコッチウイスキーのブランド名だそう。

9. DETAIL / DETAIL PLUS - NESS (IMP 28509) (1986) (2LPs)
アイテム 3 に続く「ディテール」の本レーベルからの第 2 作。 1 枚目は、前作と同じ 3 人によるトリオ演奏。 2 枚目は、「ディテール本体」にボビー・ブラッドフォードを加え、「プラス」にハリー・ベケット、コートニー・パインを迎えた「ディテール・プラス」の演奏。

10. FREE BOP - LIVE TRACKS (IMP 18610) (1986)
スティーブンスの大編成ユニットによるブラックネルジャズフェスティバルでのライブ盤。スティーブンスには 1982年録音の「フリー・ボップ」というタイトル?のアルバム ( AFFINITY AFF 101 ) があり、両方の作品に参加しているのはスティーブンス自身とピート(ピーター)・キングの二人だけだが、「フリー・ボップ」という名称から考えると、その目指すところは同じ、「フリー・ボップ」のセカンドアルバムという感じかな。

11. DETAIL PLUS - WAY IT GOES/DANCE OF THE SOUL (IMP 18611) (1986)
「ディテール・プラス」名義となった第 3 作。ボビー・ブラッドフォードを加えたカルテットの演奏。もっとも、前作(アイテム 9 )ではブラッドフォードは「プラス」扱いではなかったが。

12. ELTON DEAN QUINTET - WELCOMET (IMP 18612) (1986)
12-1. ELTON DEAN QUINTET - WELCOMET (IMP MC 18612) (1986) (カセットテープ) (未見)
前振りのところで書いたディーンのブラジルでのライブ盤。ディーンにはクインテット名義の作品が他にもあるが、それらのメンバーはかなり流動的。本アルバムは、ハリー・ベケット、リアム・ジェノッキー、ポール・ラザフォード、それにブラジル出身のマルシオ・マットスというラインナップ。

13. MIKE WESTBROOK - THE WESTBROOK BLAKE   BRIGHT AS FIRE (IMP 18013) (1980) (未所有)
13-1. MIKE WESTBROOK - THE WESTBROOK BLAKE   BRIGHT AS FIRE (IMP MC 18013) (1980) (カセットテープ) (未見)
13-2. MIKE WESTBROOK - THE WESTBROOK BLAKE   BRIGHT AS FIRE (IMP CD 18013) (1980) (リイシュー)
紛らわしい書き方だが、 1987 年頃にリリースされた LP (アイテム 13 )も、リイシュー。オリジナルは 1980 年にリリースされた「 ORIGINAL (レーベル名です)ORA 203 」。
アイテム 13-2 は当レーベルでの CD 化による「リイシュー」という意味で 1991 年のリリース。
それらはさておき。ウィリアム・ブレイクの詩にウェストブルックが曲を付けた作品。フィル・ミントンとケイトが「詩を歌う」。 3 つのユニットによる演奏が収めれている。結構、大編成のユニットもあり。

14. PHIL MILLER - CUTTING BOTH WAYS (IMP 18615) (1985, 86)
「おなじみのメンバー」からなる「イン・カフーツ」によるクインテットの演奏が 4 曲。デイブ・スチュアートとのコラボレーションが 2 曲。

15. TIM HODGKINSON, KEN HYDER - SHAMS (IMP 18616) (1986)
これはちょっと珍しい?取り合わせのデュオによる演奏。

16. EVAN PARKER TRIO - ATLĂN'TĂ (IMP LP 18617) (1986)
16-1. EVAN PARKER TRIO - ATLĂN'TĂ (IMP MC 18617) (1986) (カセットテープ) (未見)
16-2. EVAN PARKER TRIO - ATLĂN'TĂ (IMP CD 18617) (1986) (CD) (未所有)   [ 追記参照 ]
打って変わって名うてのインプロバイザー 3 人による米国でのライブ録音を収録した作品。 3 メディアとも同時リリースかな。
[ 2021年3月27日追記 ] CD の中古品を海外ディーラーより購入。

17. ANTHONY BRAXTON - SOLO (LONDON) 1988 (IMP LP 18818) (1988) (未所有)
お次は著名米国アーティストのソロ作品。 CD リリースは無いようだ。

18. SOFT HEAP - A VERITABLE CENTAUR (IMP CD 18219) (1982, 88) (CD)
バラエティー豊かなリリースラインナップが続くが、本作は言わずと知れた英国ジャズロックグループのアルバム。 11 曲中 10 曲が 1982 年フランス録音。残りの 1 曲が 1988年ロンドン録音だが、これが演奏時間 26 分余りのロングバージョンだ。でも、このメンバー 4 人では「 SOFT HEAP 」にはならないなー、ということに今気付いた。

19. GARY SMITH - RHYTHM GUITAR (IMP CD 18920) (1989, 90) (CD)
ジョン・スティーブンスとのデュオアルバムをはじめ、多くの作品をリリースしているインプロ系ギタリストのソロ作。デビューアルバムかも。

20. CONGLOMERATE - THE BIBLE SAYS (IMP CD 18921) (1989) (CD)
ジャズロックのグループ「コングロマリット」のたぶんデビューアルバム。本グループは「コングロマリット」名義であと 1 枚、また、 1990 年代から 2000 年代にかけては、「グルーン」、「ネットワーク」などのグループ名により多数の作品をリリースした。本作もネットワーク名義、ジャケ違いで 1999 年?にリイシューされている(「 WENLOCK WEN 002 」)。

21. JOHN LAW & LOUIS MOHOLO - THE BOAT IS SINKING APARTHEID IS SINKING (IMP CD 19322) (1993) (CD)
これもちょっとユニークな取り合わせによるデュオアルバム。

22. HUGH HOPPER, MARK HEWINS - ADREAMOR (IMP CD 19423) (P1995) (CD)
演奏時間が合わせて 40 分を優に超える、ロンドンのクラブ「ボルテックス」でのライブ録音 2 曲を含めた 全 8 曲を収録したアルバム。マイコレクションには、「ボルテックス」で本作の 2 曲と同日に録音された 5 曲を収録した自主製作のカセットテープがある。

23. MIKE WESTBROOK - PIANO (IMP CD 17624) (1976, 77) (CD)
これは珍しいウェストブルックのソロピアノのアルバム。オリジナルはアイテム 13 と同じオリジナルレーベルから 1978 年にリリースされた LP( 「 ORIGINAL ORA 002 」)。 CD 化に当たり、ボーナストラックとして 2 曲が追加されている。

24. BARDO STATE ORCHESTRA - THE ULTIMATE GIFT (IMP CD 19425) (1994) (CD)
聞き慣れないアーティスト名だが、ジム・ドボラック、ケン・ハイダー、マルシオ・マットスという、本サイト及びマイコレクションではおなじみの 3 人!のグループ。「 Bardo 」はチベット仏教の哲学的用語らしい(深入りしません)。まあ、その名前で想像されるとおり?本作はフォーク、エスニックの香りのするフリーインプロ作品。

25. ANDREW POPPY - OPHELIA / OPHELIA (IMP CD 19426) (1994) (CD)
ポピーは、 1954 年生まれの作曲家、ピアニスト。「ミニマルミュージック」、「モダンクラシカル」、「エレクトロニック」、「エクスペリメンタル」といった世界の人らしい? 本作もそのラインにある。ソロ作品という「イメージ」だが、一部に女声歌唱、クラリネットが入る。

26. BARDO STATE ORCHESTRA & TIBETAN BUDDHIST MONKS - WHEELS WITHIN WHEELS (IMP CD 19527) (1995) (CD)
アイテム 24 の「バルドステートオーケストラ」と、民族楽器を演奏するネパールの僧侶 4 人のコラボレーション。

27. JOHN STEVENS & FRODE GJERSTAD - SUNSHINE (IMP CD 18428) (1984) (CD)
当サイトで紹介した「ディテール」をはじめ、共演歴の長い二人のデュオアルバム。 1984 年ノルウェー、スタバンゲルでの録音。スティーブンス没後の 96 年にリリースされた。マイコレクションには 94 年録音のこの二人のデュオ作品がもう 1 枚ある。

28. NEW INDUS - NEWER DEVOTIONS (IMP CD 19329) (P1997) (CD)
当コンテンツ 18 及び 22 にクレジットされ、エルトン・ディーンなどとのデュオアルバムもリリースしているギタリスト、マーク・へウィンと、英国では映画俳優、舞台俳優としてそれなりに?有名らしいポール・バタチャルジー(そう読むのかなー)という人(たぶん)が共演したライブアルバム。インドのエスニシティーを有するバタチャルジーのボーカルなどが入るエスニック風味の作品。

29. BODKYI CHÖ YANG - SACRED MUSIC OF TIBET (IMP CD 19530) (1995) (CD)
アイテム 26 で「デビュー」したネパール僧侶 4 人のアルバム。民族楽器を駆使したチベット仏教音楽。 26 と同じスタジオ、同日の録音。

30. LINDSAY COOPER - A VIEW FROM THE BRIDGE (IMP CD 29831) (1987-98) (2CDs)
リンゼイ・クーパー(念のために言うと、女性リード奏者)の 1987 〜 98 年の演奏を集めた 2 枚組のコンピレーションアルバム。ジャズ、クラシック、ロックと多方面のジャンルにわたる彼女の演奏が収録されている。なお、 2 枚目後半の「 An Angel On The Bridge 」という 9 曲からなる組曲風の作品は、 90 年に単独アルバムしてリリースされたものの再録(オリジナルは、「 ABC (オーストラリア放送協会) 846 594-2 」)。

31. KEN HYDER, DAVE BROOKS, MAGGIE NICOLS AND TALISKER - IN THE STONE (IMP CD 19732) (P1998) (CD)
ハイダーとバグパイプ奏者、ブルックスとのデュオが 5 曲、ハイダーとニコルスとのデュオが 4 曲、 5 人編成のタリスカーの演奏が 1 曲という構成。スコティッシュ、フォークというイメージの内容かなー。

32. RESEARCH - THE PERPETUAL CITY (IMP CD 19233) (1992) (CD)
ジェフ・サールのグループ、「リサーチ」の 1992 年録音のたぶん第 3 作。デビューアルバムは コンテンツ #14 で紹介した。エクスペリメンタルなジャズというかロックというか。
2000 年のリリースで、マイコレクションでは当レーベルのラスト作品。



[スリーブ写真をクリックすると、録音データなどが別ウィンドウで開きます。]

01. - Amalgam-Wipe Out *** 02. - H.Riley-Facets *** 03. - Detail-Backwards And Forwards *** 04. - Various-Cornelius Cardew Memorial Concert *** 05. - Quiet Violence-Requiem

06. - D.Gaughan, K.Hyder-Fanfare For Tomorrow *** 07. - L.Coxhill-Frog Dance *** 08. - K.Hyder's Talisker-Humanity *** 09. - Detail/Detail Plus-Ness *** 10. - Free Bop-Live Tracks

11. - Detail Plus-Way It Goed Dance Of The Soul *** 12. - E.Dean Quintet-Welcomet *** 13. - M.Westbrook-The Mike Westbrook Blake *** 14. - P.Miller-Cutting Both Ways *** 15. - T.Hodgkinson, K.Hyder-Shams

16. - E.Parker Trio-Atlanta *** 17. - A.Braxton-Solo *** 18. - Soft Heap-A Veritable Centaur *** 19. - G.Smith-Rhythm Guitar *** 20. - Conglomerate-The Bible Says

21. - J.Law, L.Moholo-The Boat Is Sinking, Apartheid Is Sinking *** 22. - H.Hopper, M.Hewins-Adreamor *** 23. - M.Westbrook-Piano *** 24. - Bardo State Orchestra-The Ultimate Gift *** 25. - A.Poppy-Ophelia

26. - Bardo State Orchestra & Tibetan Buddhist Monks-Wheel Within Wheels *** 27. - J.Stevens, F.Gjerstad-Sun Shine *** 28. - New Indus-Newer Devotions *** 29. - Bodkyi Cho Yang-Sacred Music Of Tbet *** 30. - L.Cooper-A View From The Bridge

31. - K.Hyder,et al.-In The Stone *** 32. - The Research-The Perpetual City


(2017年7月)



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