色々な症状 |
身体の反応ですので、その都度身体が訴えている身体の「声」「信号」「訴え」です。身体の声に耳を傾けてください。 |
弦脈 (げんみゃく) |
脈が全体に尖って硬い。「肝」に関係し、痛みが強いときや、自律神経失調(交感神経過緊張)のときに現れます。生活上で身体に大きな負担をかけていることの現れです。 |
オ血 |
古い血が溜まって流れが悪くなっている、つまり血液としての役割ができずに毒化したもの。西洋医学的には、何の問題も無いと言われているが、東洋医学的には各種慢性疾患の根源になると考えられている。 |
痛みの部位 |
ここが患部なので特に反応が出ていますが、ここが悪いのではなく、患部に関連する何れかの臓器や経絡の流れが極端に悪くなり炎症をおこしたもので、その関連する臓器や経絡の流れを整えていけば、症状の緩和に繋がります。 |
肺 |
一般的に呼吸のみの関与だと考えがちです。レントゲンや血液検査等の異常がないと、問題視されないのですが、東洋医学的には、「気血を調節する作用」と「循環を調節する作用」の意味を持っている。 呼吸に関係しない所に異常反応として現れる場合が多く、西洋医学的な考え方とは違った、各臓器独自の診かたがあります。五行色体表(参照) |
肺と免疫 |
「肺」は呼吸する臓器ですが、その入り口である「扁桃」は外部から雑菌にさらされやすい器官なので、防御がしっかりしていないと、風邪や感染症にかかりやすくなってしまうのです。つまり「炎症性疾患等」にかかりやすくなってしまいます。 |
肺と皮膚 |
「肺」は「皮膚」にも関係し、ハリがあって潤いがある皮膚が外敵から身を守る役割を担い、防御機能の要をなしています。もし、カサカサし、潤いのない皮膚になっていると、ちょっとぶつけただけで皮膚が切れたり、炎症をおこしても治りにくい、防御力の低下した状態になってしまいます。 |
肺と炎症 |
「肺」は内臓の中で一番の免疫に関与する臓器だと言えるのです。この免疫がしっかり働かないと弱い部分に炎症が現れ、「炎症性疾患」(腱鞘炎、膀胱炎、子宮内膜炎、口内炎、中耳炎、アキレス腱炎、胃炎、肝炎他の「○○炎」とつく病名)の発症にも繋がるわけです。 |
交感神経緊張 |
交感神経は体を活発に働かせる神経ですが、緊張が続くと、リラックスさせて体を治す神経の「副交感神経」が働きにくくなってしまうのです。つまり、治す時間が少ないことが、症状の慢性化に繋がったのですね。つまり、身体にとってメリハリのない生活リズムが、緊張を続けて、修復する暇があまりなかった事が、症状を長引かせている要因になってくる。 |
肝臓 |
肝臓の働きが少し悪いことを現しています。は、一般には、「解毒」「代謝」「排泄」という作用を持ちます。東洋医学的には、「肝」といいますが、「筋肉」とその運動全てに関わってきますので、「腰痛や肩こり」「足つり」「けいれん」「しびれ」等の筋肉の症状全般も「肝」の影響が大きいのです。今回の症状の一つにもありました「坐骨神経痛」にも深く関わってきます。五行色体表(参照) |
鍼の感受性 |
鍼の効き目が早く、治療で反応が改善されやすい人は、治りやすい身体ですので、しっかり治療すれば、大きな症状には至りません。 |
自然治癒力 |
もともと生命には、すばらしく精密な修復装置が備わっている。その修復機能が十分に働ける状態で身体の異常部分を修復する力を自然治癒力といいます。 |
自然治癒力がう まく働かない |
自然治癒力は、精密な人体修復装置で、ある一定の条件の下で十分に働けるのですが、各種ストレスの状態により自律神経のバランスが崩れると正常に自然治癒力が発揮できなくなります。その結果、いつもなら数日で治っていたものが数週間、時には数ヶ月もの間治らないということになってきます。 大枠で考えると、 @免疫の力が低下している。もしくは適正ではない。 A咽喉の扁桃の慢性的な炎症が身体の他の部位にて免疫反応を引き起こす扁桃病巣感染症 B自律神経や内分泌(ホルモン)の乱れ C血液の循環障害(冷え、鬱血、オ血など) D筋肉や靭帯などの硬化、緊張、緩み、身体の歪み E気(生命エネルギー)の不足や停滞で元気が出ないなどが挙げられます。 これらの「自然治癒力阻害因子」を改善、除去できれば、自然治癒力は自ずから高まり、スムーズに働き、様々な症状は治癒へと向かうと考えます。 |
患部と根源 |
痛いところが悪いところばかりではないのです。何がこの症状をひきおこしているかによって、症状の場所、状態、発症状況は変わります |
治療の組立 |
毎日身体の状態は変わります。同じ病名でもその時々で状態が変わるように、今の身体の反応を診て、今必要な治療を毎回組み立てていくわけです |
病気 |
今までの生活に無理があって発症したわけですから、そこを少し変えていくだけでも、病気の改善に繋がっていくのです。 |
身体丸ごとの治 療 |
局所の症状だけにとらわれずに、患者さんの生活、性格、仕事、遺伝、体質、病歴、そして、今現在の身体全体の状態を全て考えて、患者さん丸ごとの治療を言います。 |