長谷川鍼灸院 〜自然の流れに沿った「自然な治療」〜

病気って何だろう?





車で言えば
一般に皆さんの身体だと
冷静に考えてみると


たくさん走った
最近大分無理をしたなあ(ストレス状態)


ガソリン不足ランプ点灯
(ガソリンが少ないぞ)

頭痛がする
(仕事が出来ないなあ)

頭痛がする
(頭が異常を訴えている)



給油しよう
頭痛薬飲もう
休ませた方がいいかも


ガソリン満タン
薬で抑えた
休みをとった


ランプ消灯
頭痛解消
頭痛解消


これで解決です
これで問題解決??
(頭痛を抑えた)

自然な解決です
(頭痛を治した)

                       

 次に個別に症状を考えてみます。これらはほぼこのプロセスパターンにより発症してきますが、個人個人の状態は変化に富み、色々なストレスがあるためプロセスパターンは違ってくる場合も多々ありますので、参考までにご覧ください。

☆「頭痛」をもっと症状が出る前から詳しく考えてみると

多忙・疲労・睡眠不足・寒冷・悩み等(これがストレス)=脳細胞の疲労蓄積

頭の血流が悪くなった=血管が収縮し、脳細胞に血流が悪くなる

血流増加=血流が悪くなったので、急きょ血管拡張し血流増加させる

(自然治癒力が発揮される)

頭痛発症=血流増加に伴い、発熱、疼痛も発症

休息=休息によって、血管拡張し、脳細胞の修復しやすい環境を作る

血流増加で疲労箇所が修復された=修復完了

もう血流増加の必要がない=血流が元に戻る

頭痛消失=完治

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☆「風邪」を考えてみると

多忙・疲れ・睡眠不足・寒冷=免疫力が低下しやすい身体になる

(これがストレスです)

 (免疫力がしっかりしている人には容易にウィルスが入り込めないが・・・)

風邪のウィルスが身体に入った=防御機能低下

(あれっ、何だか喉が変だぞ)

喉の粘膜が炎症=第1次防衛ラインでなんとか防御する→暖かくして充分な睡眠で完治         するが・・・

(身体をしっかり休めないと防御の甲斐なく突破!)

ウィルス増殖=防御の甲斐なく突破!、6時間で100倍の増殖力を持つ

(6時間で100倍の増殖力を持ち大増産、1つのウィルスが24時間で1億に増える)

発熱=ウィルスは38度以上の体温で増殖が弱まるため、自力で発熱し対抗

(風邪で熱が出るのではなくウィルスの勢いを弱める為に自力で体温を上げている)

休息で免疫細胞を増産=身体の休息中に、関節部分でリンパ球増産「風邪には睡眠!」

(ウィルスの勢いが弱っている時に攻撃態勢を整える。関節に痛みが出る)

ウィルス撃退=ウィルスを一斉攻撃し、撃退!

発汗=もうウィルスの勢いがなくなり、発熱の必要がなくなったので冷却

(汗をかいたら風邪が治るのではない)

解熱=体温も元に戻り、あとは病後の体調を整えるために休息

(しかし油断禁物)

治癒=これで完治

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☆「腰痛」の場合はどうでしょう

多忙・疲労・睡眠不足・寒冷・打撲(ストレス)=免疫力、筋肉の防御力低下

疲労蓄積部(腰・背中)に痛み発症=疲労物質が排泄されにくくなり炎症

徐々に腰痛悪化=炎症部の修復(疲労物質除去と栄養補給)の為、血流増加

(自然治癒力が発揮される)

痛みある為動けない=安静時に発熱・痛みを併発しながら修復中

痛みが徐々に緩和=修復作業の結果、少しずつ痛み改善、動けるようになる

痛みでないように動作可=少し動くことで、筋肉に流れが出来て治癒促進

痛みが大分緩和=筋肉の修復がほぼ完了し、体調整える為無理は禁物

痛みなくなる=完治するが、生活上の無理をしないように気をつける

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☆「ガン・心筋梗塞・脳卒中」に発展する・・・

多忙・疲れ・睡眠不足・精神疲労・薬=毎日のストレスの積み重ね

(過度のストレス状態が続く)

からだの各所不調=風邪引きやすい、粘膜の炎症、消化器不調、冷え、痛み、凝り、痺れ、不眠、めまい、感覚異常、肌荒れ等

(身体の信号)

各症状の薬で抑える=生活上それぞれ苦痛なので、つい薬に頼る

(本来は、ここで十分な休息が必要だが・・・)

日常生活が困難になる=病院に行き症状を抑えてもらう

症状緩和=これで日常生活はおくれるが・・・

また各所の不調=生活の無理は変わらず他の所に発症

病院で治療し症状緩和=症状緩和するも、何かスッキリしない(身体は無理しないで十分に休んでと訴えている)

なお十分に休息を取らずに同じ生活リズムを続けると

潰瘍・肝炎・糖尿等重症化する症状発症=症状を抑えて抑えて、抑えきれなくなってきた、入院が必要になる

病気は治ったので生活改善をしていけば完治する=が・・・

生活改善なく今後も症状を抑え続ければ=身体を騙し騙し使った結果

ガン,心筋梗塞,脳卒中の可能性大

これらの点を考えてみると、総て元をただせば「やりすぎ(ストレス)」が引き金になって自然治癒力がうまく働けないということがわかります。

見方を変えると、「症状というのは、ただの身体の反応・信号・連絡手段」だと見えてきませんか?体が訴えている声ということなのです。一般にはこの声を苦痛と感じ、嫌なこと(病気)から早く逃れるために、薬や注射、対症療法を求めてしまいます。本当は「色々やりすぎたのでここがおかしいよ、無理をせずに身体を休ませてねっ!」といっているだけなのです。

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