「見出し」が間違つてゐます。フォームを作ろう
になつてをります。何とかして下さい。
まず、ホームページIDとパスワードを取りましょう。
ISPやレンタルサーヴァによつて、WWWサーヴァのスペースを使ふ手續きは異る筈なので、一概に説明してしまつて良いものかどうか。と云ふか、そもそも「ホームページID」ッて何ですか?
ISPによつては、一般のサーヴィスを受ける際のID・パスワードと、FTP接續時のID・パスワードが異つたり、色々と特殊な仕樣となつてゐるものです。
自分のプロバイダにメールを送るか、プロバイダが開設しているページに行くかしましょう。
大抵の場合、ISPに加入する際に説明書を貰つてゐて、その手の事はすぐにわかる筈です。何でもかんでもサポートに問合せるのは、ISPに迷惑をかける事になるので止めませう。不親切な/妙にセキュリティ面でしつかりしたISPは、その手の質問には囘答しないかも知れません。
それと、最初の方で無料のレンタルサーヴァを紹介してゐるのですから、さう云ふサーヴィスの利用方法をも説明するのが筋と云ふか親切と云ふか、そんなものではないでせうか。大體この解説、無料レンタルサーヴァを利用するのにもISPに問合せる必要があるやうに讀めてしまひますけれども。
と云ふか、利用出來るWWWサーヴァはISPのものだけではない、と云ふ事を、筆者は忘れてゐます。
「アップロード」も間違ひです。
いよいよ、大詰めです。ホームページをインターネット上に流してみましょう。
インターネット上に流す
が大間違ひ。
WWWには自分でファイルを流す
事が出來ません。WWWサーヴァにファイルを置く事だけが可能です。誰かが自發的に取りに(閲覽しに)來なければ、サーヴァに置かれたファイルはネットワーク上を流れません。自分で勝手にファイルをインターネットに流せるやうになつて、皆が皆流しはじめたら、インターネットはパンクするのではないですか。
と云ふか、誰も見ないファイルがネットワークの中を漂流してゐるのを想像すると、氣持ち惡くないですか。まあ、たまに、送つたメールが1週間位經つてから宛先不明で戻つて來たりしますし、さう云ふデータは「インターネットを流れてゐた」と言つても良いとは思ひますけれども、何となく哀れです。閑話休題。
インターネット上に流すには、プロバイダが用意した場所(WWWサーバー)にファイルを送信する必要があります。
MS-DOSなどで送信することが出来ますが、これが初心者には困難なことです。
送信
も間違ひ。「轉送」の方が、増しな言ひ方ではないでせうか。
WWWサーヴァにファイルを置く(put)爲には、ftp(file transfer protocol)に對應したプログラム(ftpクライアント)を使ふ必要があります。
MS-DOSにはftp機能がありません。そもそもMS-DOSにはインターネットに繋ぐ事が出來るだけのネットワーク機能が標準ではありません。MS-DOSなどで送信することが出来ます
、と云ふ記述は誤りです。恐らく、Windows9xのMS-DOSプロンプトで動作するftpコマンドの事を指してゐるのだと思はれます。
そこでその送信作業をしてくれるソフトがあります。「FFFTP」と言います。機能が充実していて、フリーソフトで非常に使いやすいです。
WSFTPやSteedFTPは使つてはいけないのでせうか? FTP Explorerは? いづれもフリーソフトで、機能的にはFFFTPと同等です。使ひ方によつては、FFFTPよりも便利な場合があります。
WindowsのftpコマンドもFFFTPもWSFTPもSteepFTPもFTP Explorerも、同じftpクライアントであり、使ひ勝手が異るだけです。「FFFTP」だけが「その送信作業をしてくれるソフト」だと決めつけるのは間違ひです。と云ふか、「解り易くする爲に」説明を省略してゐる積りでせうが、讀者を誤解させるだけの非道い記述です。「不可」以下の「非」です。
なほ、Internet Explorer ブラウズ拡張機能
を導入すれば、Internet ExplorerでFTP機能が使へます。(Windows版Internet Explorer 5等では。導入には、Windows Updateを利用する)
URLとは、あなたのHPの住所のことです。
他人樣のHPの住所
は、一體何と呼べばよろしいのでせうか。手拔きだらけの解説となつてをります。さすがに最後になつて、段々説明する氣力がなくなつて來たのでせう。御疲れ樣でした。
Uniform Resource Locatorの略がURL。HTML文書や畫像ファイルやその他諸々をひつくるめてリソースと呼びます。「リソースの在處」がURLです。正しい用語を用ゐると、解説がし易いし、わかり易い。
http://WWWサーバーネーム / ユーザーID / (ユーザーIDには、必ず ~をつける事)
「WWWサーバーネーム」と云ふのは中途半端に正確なやうな不正確なやうな……何と云ふか……「逃げ」ましたね。「http(スキーム名)://サーヴァ名.ドメイン名/~ユーザディレクトリ名/」と云ふ記述の方がまだ正確かと。http://www.d1.dion.ne.jp/~tnozaki/みたいに、www.d1なるサーヴァ名を持つサーヴァもあります。http://www.ne.jp/asahi/minazuki/みたいに、サーヴァ名ナシでいきなりドメイン名が來る場合もあります。と云ふか、http://www.ne.jp/を見ると、面白い記述が見られます。
海外のサーヴァでは(國内にもある筈)、http://ユーザID.ドメイン名/を與へられる場合があります。別に個人用のサーヴァを用意してくれてゐる譯ではなくて、ディレクトリサーヴィスで、個人のディレクトリをサーヴァ名に割振つてゐるだけですが。
と云ふか、ネット上で確認
ッて何?