育苗箱での苗作り・土作りと種まき

有機栽培では丈夫な苗を育てることが重要なため、出来るだけ苗づくりから挑戦します。
育苗の為の土づくりから種蒔きまでの工程を紹介します。

 

*用意する物(私流です)*

育苗箱
35型,3リットル
23cm×31cm深さ7cm
鉢底炭
微生物の繁殖を促し、根にリン酸を与える
草木灰
ミネラルやカリウムが豊富
培養土
肥料の入っていないもの
腐葉土
よく腐熟していること(細かい腐葉土が良い)
ふるい
腐葉土や培養土の粗い部分を取り除く
溝をつける板
種を蒔く溝をつける板
厚さ:3mm
鎮圧用の板
種と土がよく密着させる為の板
ジョウロ
水やり用
新聞紙
土の乾燥を防ぐ
ポット
苗の大きさに合ったサイズ

なるべく有機栽培に適した品種を

土は、市販の育苗用でもいいのですが、肥料が入っていない培養土と腐葉土を使います。ただし、腐葉土や培養土はバークなど大きな物が入っていたら、ふるいにかけて使います。また培養土にはピートモスが入っていると良いようですね。
腐葉土は、「ふるい通し」というのが良いと思います。(ちょっと割高かな)

.

左が培養土、右が腐葉土
培養土は少し大きなバーク堆肥などがあれば取り除きます。
この腐葉土は殆ど土化していて葉の形は殆どありません。

 

 

手順1 底に炭を入れる

育苗箱の底に炭を細かく砕いて、まばらに入れる。
炭は微生物の繁殖を促し、根にリン酸を与えます。
使用しているのは鉢底炭という、ある程度小さくなっているものです。

 

手順2 用土を入れる

底の部分は水はけを良くするため、ふるいにかけた粗い土を敷く。
培養土と腐葉土を6対4の割合で混ぜ合わせたものを入れる。
腐葉土は粗い物から細かい物まで売っていますが、私が使っているのは「十万年培養土」という殆ど土化したものなので培養土に混ぜて使います。

 

手順3 種蒔き

細かい方が根が出やすいため、用土は粗い物をふるいにかけて使います。
3cm間隔の筋を入れ、種は1,2cm間隔で蒔く。
まき溝の間隔は、殆どの野菜では3cm間隔で良いと思います。

 

手順4 草木灰を振りかける

種を蒔いたら、草木灰を全体にうっすらと振りかける。
草木灰にはミネラルやカリウムが豊富。

 

手順5 最後に用土を振りかける

最後に用土を振りかけ、板やコテなどで土と種が密着するように上から押さえる。

 

手順6 水やり

2,3回に分けてたっぷり水を与えます。

 

手順7 新聞紙を被せる

新聞紙で乾燥しないよう上にかぶせ、夏は涼しい所に、春は暖かい所に置きます。
発芽するまで水やりは不要です。
発芽後は新聞紙を取り、水やりします。

 

手順8 発芽したら新聞紙を取る

発芽したら新聞紙を取り、直射日光があたらない朝や夕方に水やりをします。 本葉が出はじめたらポットに移します。

翌日の双葉です。

 

手順9 ビニールポットの土作り

培養土と腐葉土を6対4の割合で入れて良く混ぜ合わせ、ふかふかにします。但し、培養土は肥料無しを使います。育苗なので出来るだけ細かな用土が良いと思います。

 

手順10 ポット上げ

本葉、3,4枚が出た頃、ポットに移植します。
発芽からポットに移植して定植できるまでの手順は、各野菜の育苗を参照してください。(ページの右メニューの各野菜の苗作り)

ポット上げ直前の苗

 

 


ポットに移植した様子

 

水をたっぷり与えます


 

 

本葉5〜6枚で定植します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

楽天市場

楽天ランキング売れ筋商品

 

樂天市場

トップページ栽培記録輪作計画育苗堆肥作り病害虫対策菜園被害菜園の虫野菜の花使用商品プロフィール サイトマップ
奮闘記スマホ用は、こちらから

家庭菜園奮闘記・丈夫な苗作り