自動車保険・自動車任意保険に関しては、自賠責保険のことからはじめ、自動車保険会社各社の契約内容・等級・料率クラス・特約・車両保険・割引など、全てにおいて詳しく説明しております。また、見積もりも出来ますよ。

【自動車保険の全て】

ここでは、自賠責保険とは、等級とは、料率クラスとは、といった基本的なことから、どういったサービス内容や特約があるのか、また自動車保険会社各社共通しているもの、違いがあるものなど自動車保険に関して多くの情報をお伝えできればと思います。

●自賠責保険●

�@自賠責保険とは
　他人にけがをさせたり、死亡させたりした人身事故に限り、相手に保険金が支払われる。
⇒物損事故に対する保険金の支払いや、人身事故による契約者へのけがや死亡に対する保険金の支払いも必要なので、自動車保険が存在するんですね。

�A自賠責保険の支払い内容

�B自賠責保険の支払い
契約者が保険金請求に必要な手続きを終えたその日から３０日以内

�C自賠責保険の時効
保険金等の請求権の時効は３年

�D自賠責保険に入らず走行した場合
●免許停止処分（違反点数６点）
●１年以下の懲役または５０万円以下の罰金

�E支払額
自家用乗用車：３６ヶ月　３４，６００円　　２５ヶ月　２５，７５０円　　２４ヶ月　２４，９５０円
　　　軽自動車：３６ヶ月　３０，１７０円　　２５ヶ月　２２，６５０円　　２４ヶ月　２１，９７０円

日新火災海上のように安い所もあります。
自家用乗用車：３６ヶ月　３０，９１０円　　２４ヶ月　２２，４７０円
　　　軽自動車：３６ヶ月　２５，７３０円　　２４ヶ月　１８，９８０円

�F必要書類
●新車購入時や買い替え時は、自動車売買契約書等車台番号および車種が記載された書類
●継続して車検を通す時は、車検証と自賠責保険証明書

○自賠責保険は、各ディーラー店提携の自賠責保険会社があり、購入時に勝手に申し込んでくれます。旧車などを遠方で購入し、自分で運転して帰る際、仮ナンバーをつけて運行するため、自賠責保険を２５ヶ月で切るために、自ら近くのディーラー店で契約するなど特殊な場合を除き、自分で自賠責保険会社を探して契約することはほぼありません。

●自動車保険●

１．等級

◆６等級よりスタートします。
◆割引率は、各社色々です。
◆１年間無事故なら、１等級ずつあがります。
◆事故を起こすと、３等級下がります。
※以下の２つの場合は、事故を起こしても等級がさがりません。
�@ノーカウント事故：人身傷害保険・傷害一時金給付保険の保険金のみを支払う事故など、事故件数に数えない事故のこと。
�A等級すえおき事故：火災・盗難等の車両保険のみの事故のこと。

◎全労済の場合、６等級より等級が下がらない点、最大22等級である点、１事故につき17等級以上は２等級しか下がらない点が特徴的です。

※新規契約者割増制度･･･初めて自動車任意保険を契約される場合、６等級よりスタートするのですが、各保険会社が事故発生の可能性の高さを考えて、通常の６等級よりも少し高い保険料を設定しています。１年無事故でしたら、二年目からは通常の割引設定になるため、保険料が大幅ダウンします。

※セカンドカー所有割引制度･･･以下の２つの条件を満たしていれば、セカンドカーの等級は、７等級からのスタートで、さらに割引されます。
≪条件≫
�@契約者の等級が１１等級以上
�A新たな契約者およびその車を持つ人が、配偶者か配偶者の同居の親族

２．料率クラス

◆１〜９の９段階で、数字が大きい程、料率クラスが高いです。
◆スポーツカーや高級車などは料率クラスが高いです。
◆車両・対人・対物・搭傷の４つです。
◆料率クラスは、だいたい１年に１回見直されます。
◆旧車料率クラス詳細

車両クラスによる料率クラス

クラス	料率
１	１．０倍
２	１．２倍
３	１．４倍
４	１．７倍
５	２．０倍
６	２．５倍
７	３．０倍
８	３．６倍
９	４．１倍

３．任意保険種類

�@対人賠償保険：相手にケガや死亡をさせてしまった場合の保険
（例）賠償額　約１億９,６２９万円
⇒（内訳）・慰謝料　　　　約３，３５３万円
　　　　　・逸失利益（本来得られるべきなのに、得られない利益）　約７，０００万円
　　　　　・介護費関連　　約９，３１０万円
　　　　　・休業損害　　　約１９０万円
　　　　　・治療関係費　　約１，６５３万円
　　　　　・相手方過失分　約―２，１８１万円
　　　　　・その他　　　　約３０４万円
　　　　　（その他内訳例）
　　　　　　　（１）臨時費用・・・見舞い品代、香典代等
　　　　　　　　　　　　　　　　　死亡の場合：１０万円
　　　　　　　　　　　　　　　　　入院２０日以上：２万円
　　　　　　　（２）権利保全行使費用（発生した事故で、他人から損害の賠償を受けるられる場合に、その権利を保全または行使に必要な手続をするた
　　　　　　　　　めの費用）
　　　　　　　（３）緊急措置費用
　　　　　　　（４）示談交渉費用
　　　　　　　（５）訴訟費用
　　　　　　　（６）弁護士への報酬
　　　　　　　（７）仲裁・和解・調停費用

�A対物賠償保険：相手の車やガードレールなど、物をこわしてしまった場合の保険
（例）賠償額　約１億２,０３６万円
⇒（内訳）・家屋復旧費　　　　　　約１，５８１万円
　　　　　・線路・電器設備復旧費　約１，７２７万円
　　　　　・電車車両復旧費　　　　約８，７２８万円
※アクサダイレクトのサービス内容

１，０００万円	２，０００万円	無制限

　上記のような１億を超える賠償額を必要とする場合があるので、どこの保険会社も

無制限

を勧めてくる訳なんです。

�B人身傷害補償保険：ケガの治療費を全額負担してもらえる契約者自身のための保険
・契約者の車に搭乗中の事故のみ補償に限定するサービスをほとんどの保険会社が用意
※アクサダイレクトのサービス内容

３，０００万円	４，０００万円	５，０００万円	６，０００万円	７，０００万円	８，０００万円	９，０００万円	１億円	無制限

※メリットは以下２点です。
（１）自分の過失分の支払いが補償される。
（２）相手の過失分の支払いにおいても、示談交渉が終わり、相手方から賠償される前での支払いが補償される。

（例）傷害事故
　　　・補償を受けられる契約者の損害額：5,000万円
　　　・過失⇒補償を受けられる契約者：３０％、相手：７０％
　≪人身傷害補償保険あり≫
　　　5,000万円全額補償される。その上、相手の対人賠償保険による支払いよりも先に補償される。
　≪人身傷害補償保険なし≫
　　　・5,000万円×７０％＝3,500万円は、相手の対人賠償保険より負担される
　　 ・5,000万円×３０％＝1,500万円は、自己負担で支払わなければならなくなる。

※契約者の車以外の車に搭乗中の事故・歩行中や自転車搭乗中の自動車事故の補償対象
（１）記名被保険者（契約者）
（２）記名被保険者の^※家族
^※家族とは：記名被保険者の配偶者
　　　　　　　　記名被保険者もしくは記名被保険者の配偶者の同居の親族
　　　　　　　　別居の未婚の子

�C無保険車傷害保険：相手が対人賠償保険に入っていないなど、支払い能力がない場合の保険。運転者や同乗者が死亡または後遺障害を受けた場合に補償される。
※共栄火災海上は、人身傷害保険とのセットでの特約となっており、無保険者傷害補償特約と相手方の自賠責保険から支払われる金額の合計が、人身傷害保険より支払われる金額を超える時に２億円を限度に支払われる。
※おとなの自動車保険は、人身傷害保険をセットしていない場合に、自動セットされる基本補償
※アクサダイレクトの場合、人身障害補償特約付帯の場合は、人身障害補償特約から優先して支払われる。保険金額は２億円。契約の車に乗っていない時（歩行中等）でも補償される。

�D自損事故保険：単独事故の場合だけの保険。運転者や同乗者が死に、自賠責保険が下りない場合に補償される。
※おとなの自動車保険・アクサダイレクトは、人身傷害保険をセットしていない場合に、自動セットされる基本補償
【アクサダイレクト支払い例】
死亡時：１，５００万円
入院：６，０００円（１名１日）⇒限度は１名１００万円
通院：４，０００円（１名１日）⇒限度は１名１００万円
後遺障害：５０万から２，０００万円
介護費用：２００万円

�E搭乗者傷害保険：全ての同乗者がケガや死亡した場合に支払われる保険

�F車両保険：自分の車をぶつけてこわしたりした場合の保険。年式によっては保険をかけられない車種もある。
（契約例）一般車両保険　３５万円　　　　最大３５万円まで保険料がおりる
　　　１回目の事故（免責）０万円　　自己負担額０円
　　　２回目の事故（免責）１０万円　車修理代のうち、１０万円を自己負担

【車両保険のメリット】
（例）車対車の衝突
　　　・相手方の過失６０％、契約者の過失４０％
　　　・契約者の修理費用３０万円
　　　●相手方の自動車保険の対物賠償より、３０×６０％＝１８万円補償
　　　●契約者の車両保険より、３０万円―１８万円＝１２万円補償
　　　※もし、車両保険に入っていなければ、１２万円自己負担となる。

（保証内容）

事故例	車対車の衝突・接触	火災・爆発	盗難	台風・洪水・高潮	落書・いたずら	物の飛来・落下	二輪自動車・原付との衝突・接触	自転車との衝突	電柱・ガードレール等車意外のものに衝突	あて逃げ	墜落・転覆	※2騒擾・労働争議の暴力・破壊行為
一般	○	○	○	○	○	○	○	記載なし	○	○	○	×
一般 三井住友海上 ＡＩＵ保険 ゼネラリ 損保ジャパン 日新火災海上	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	×
一般 そんぽ２４ 共栄火災海上	○	○	○	○	○	○	記載なし	記載なし	○	○	○	×
一般 富士火災	○	○	○	○	○	○	記載なし	記載なし	○	○	○	○
一般 セゾン自動車保険	○	○	○	○	○	○	記載なし	記載なし	○	○	×	×
車対車限定Ａなど	○	○	○	○	○	○	×	×	×	×	×	×
車対車Ａ 東京海上日動 日本興亜損保 ＡＩＵ保険 ゼネラリ 損保ジャパン	○	○	○	○	○	○	※1○	×	×	×	×	×
車対車Ａ そんぽ２４ 共栄火災海上 全労済 セゾン自動車保険	○	○	○	○	○	○	記載なし	記載なし	×	×	×	×
エコノミー 日新火災海上	○	○	○	○	○	×	×	×	×	※３○	×	×
限定Ａ 東京海上日動特有	×	○	○	○	○	○	×	×	×	×	×	×
車対車 そんぽ２４ 全労済	○	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×	×
エコノミーＡ 富士火災	×	○	○	○	○	○	記載なし	記載なし	×	×	×	○

※１　車対車の限定にした場合、通常二輪自動車や原付との衝突は車両保険が効きませんが、上記のように、東京海上日動・日本興亜損保・ＡＩＵ保険は車両保険が効きます。
※２　富士火災以外の会社は、保険金としてお支払い出来ない内容としてうたっている項目になるので、特徴的サービス内容だと思います。
※３　エコノミー（限定）タイプで「あて逃げ」が補償されるのは、日新火災海上だけです。
●ＪＡは、車両保険内容が一般のみとなります。
●東北大震災で問題となりましたが、地震・噴火・津波での車両被害においては車両保険は効きません。

【おとなの自動車保険】（他社と少し違う所があるので別枠にしています）

免責金額【自己負担額】

≪注意点≫
カーナビを後付した場合は、必ずご契約の保険会社に申告しましょう。車両保険補償額を上げることができます。但し、工具を使わないと取り外しが出来ないカーナビに限ります。従いまして、ＧＯＬＩＬＬＡなどのカーナビで１部車両保険対象外のものもあります。
（例）従来の車両保険補償額　５５万円＋カーナビ代　１０万円＝車両保険補償額　６５万円に変更

保険金を補償する年齢を限定する特約です。「年齢を問わす補償」「２１歳以上補償」「２６歳以上補償」「３０歳以上補償」「３５歳以上補償」の５種類があり、年齢が大きい方が保険料は安くなります。

※会社によっては、補償が廃止になっている年齢がある場合がございますので、よくお調べ下さい。各保険会社により年齢保証の廃止が違いますが、社会情勢に対応するための、サービスの調整のようなもので、良い悪いとは直接関係ありません。

◎特約とは、契約者自身の補償内容を充実させるものです。
◆保険各社により、特約内容や金額が違う場合があります。

１．保険各社どこにでもある特約

�@運転者限定特約：運転者の限定度合いで割引率が違います。
（例）運転者家族限定特約⇒約３％割引（ＳＢＩ）　３％割引（ＡＩＵ）　３％割引（共栄火災海上）
　　　運転者本人・配偶者限定特約⇒約７％割引（ＳＢＩ）　７％割引（ＡＩＵ）　７％割引（共栄火災海上）
　　　運転者本人限定特約⇒約８％割引（ＳＢＩ） なし（ＡＩＵ）　なし（共栄火災海上）

�A家族外運転者特約：家族以外の人が自分の車で事故を起こした時に支払われる特約

�B他車運転危険補償特約：^※他の人の車を借りて事故を起こした時に支払われる特約。補償は、対人賠償・対物賠償・車両事故が契約車での契約条件と同じ条件にしてくれるもの。
^※だいたい自家用８車種に限られる。
自家用８車種：自家用普通自動車、自家用小型乗用車、自家用軽四輪乗用車、自家用小型貨物車
　　　　　　　　　自家用軽四輪貨物車、自家用普通貨物車（０．５t以下）、自家用普通貨物車（０．５t超から２t以下）、特殊用途自動車（キャンピング車）

�C対物超過修理費用特約（対物差額修理費用担保特約【ＳＢＩ損保】）：相手自動車の修理費が時価額（車などを再購入するために必要な金額（再調達価額）から使用による消耗分を差し引いた金額）を上回った場合、修理費と時価額の差額に過失割合を乗じた額か50万円の内で、低い方の金額を支払われる特約。保険会社によっては、車対車の場合、車両保険の免責金額分を免除出来たりもする。
●６ヶ月以内に相手自動車を修理することが条件【共栄火災海上・アクサダイレクト】

（例）・契約者の過失が７０％、相手方の過失が３０％
　　　・相手方の車の時価額が６０万円
　　　・相手方の修理費が１００万円
　　＜相手に＞　対物賠償保険で、６０万円×７０％＝４２万円補償
　　　　　　　　　　対物超過修理費用特約より、４０万円（１００万円―６０万円）×７０％＝２８万円補償
　　　　　　　　　　　　　⇒対物超過修理費用特約に入っていなければ、契約者が負担しなければならない。

�D自損事故特約：単独で起きた事故や、相手に過失がない場合に支払われるものだが、人身傷害でカバーしている保険会社が多い。

�E弁護士費用等補償特約：損害賠償請求をしたりされたりする場合、弁護士費用等を300万円、法律相談費用１０万円を限度に支払われる特約
※契約者に過失がない場合、保険会社が示談交渉することが法律で認められていません。

�F全損時諸費用保険金特約：損害が全損の場合、車両保険とは別に保険金が支払われる特約で、例えば車両保険の１０％に相当する額を２０万円を限度に支払われる。車両保険をつけている場合だけ、契約出来る特約。

�G自宅・車庫等修理費用補償特約：自宅や車庫などを傷つけてしまった場合に支払われる特約。例えば、保険契約期間中１回の支払いで、３０万円限度など、条件がある。対物賠償保険は、自宅や車庫は支払いの対象にならないので、こういった特約がある。車両保険をつけている場合だけ、契約出来る特約。

�H車内外身の回り品補償特約：車の中にあった品物が、火事で燃えたり、盗難にあった場合に支払われる特約。例えば、実際の損害額から自己負担額（3,000円）を引いた額（30万円限度）など、支払額が決まっている。

�Iファミリーバイク特約：契約者本人やその家族の人が原付バイクで事故を起こした時に、保険金が支払われる特約。但し、１２５ＣＣ以下の原付バイクに限られる。

２．保険各社特有の特約

（１）人身傷害の交通事故危険補償特約（ＳＢＩ損保）
日常生活で、車乗車中意外に起きた事故などで補償される特約

（例）◎階段から転んでケガをした。
　　　◎スーパーで買い物中、火事が起こりケガをした。など

　（比較）日常生活賠償責任補償特約（日新火災海上）
日常生活の偶然な事故で、相手をケガさせたり、相手のものを壊してしまった場合に２億円を限度に補償される特約
（例）◎買い物中にお店の商品を壊してしまった。
　　　◎飼い犬が通行人を噛んでケガをさせてしまった。など

　　　　　個人賠償責任特約（おとなの自動車保険）
自動車事故以外の日常生活中の事故により、お客様とご家族の方が他人にケガをさせたり、他人の財物に損害を与えた場合に保険金が支払われる。

（２）対人への臨時費用保険金（アメリカンホームダイレクト）
対人賠償保険とは別に、被害者の方が亡くなられたり入院された場合に別途保険金が支払われる。

（例）◎被害者が亡くなられた：１名につき１０万円
　　　◎被害者が２０日以上入院：１名につき２万円

（３）地震・噴火・津波車両全損時一時金特約（東京海上日動・損保ジャパン・日本興亜損保・共栄火災海上・日新火災）
地震・噴火・津波により、契約者の車が全損した時に、５０万円を限度に保険金が支払われる。

※日新火災の場合、車両保険にオプションとしてセットするかを決められる。
＜セット出来る用途車種＞
自家用８車種、自家用普通貨物車（最大積載量２t超）、営業用乗用車、営業用普通貨物車、営業用小型貨物車、営業用軽四輪貨物車、自家用バス、営業用バス、ダンプカー、砂利運送普通貨物車

（４）対歩行者等傷害特約（あいおいニッセイ同和損保）
歩行者や自転車（原付除く）に乗っている方を死亡させたり、ケガをさせたりした場合、対人賠償責任保険で補償されない相手の方の過失部分を含んだ損害の額を補償

（例）契約者と自転車との衝突
◎入院３ヶ月のケガ
◎契約者過失９０％、自転車乗車中の方の過失１０％
＜相手に＞損害額２０００万円×９０％―１２０万円（自賠責保険からの支払額）＝１６８０万円支払い（対人賠償責任保険より）
＜自転車乗車の方より支払ってもらうべき額＞損害額２０００万円×１０％＝２００万円：自転車に乗るのに任意保険に入る人などいないので、相手に負担してもらうわけにもいかない。
⇒対歩行者等傷害特約より２００万円の保険が下りる

（５）ハートフルリサイクル【リサイクル部品使用特約】（あいおいニッセイ同和損保）
契約の車で事故をした時に、リサイクル部品を使用して修理することを契約時に決めることで、車両保険料が５％割引になる特約
（注）１．修理時に部品の交換が必要になった場合、リサイクル部品の使用した修理費に基づいて車両保険金が支払われる。
　　　２．対象となる車は、初年度登録より３年以内の国産自家用乗用車及び国産自家用貨物車
（比較）アサンテ【リサイクル部品使用特約】（日新火災海上）
指定修理工場でリサイクルパーツを使用して修理すれば、車両保険料が１０％割引になる。
（条件）１．自家用５車種（普通乗用車・小型乗用車・軽四輪乗用車・小型貨物車・軽四輪貨物車）であること。
　　　　２．保険期間の初日の月が契約者の発売年月の翌月より２年以上経っていること。
　　　　３．保険期間の末日の月が、契約者の初度登録年月の翌月より１３年以内であること。
（注）１．指定修理工場以外での修理ならば、保険金を１０％減額
　　　２．新品パーツで修理した場合でも、リサイクルパーツ部品価格での支払い。但し、７日以内にリサイクルパーツが見つからなければ、新品パーツ部品価格での支払い。

（６）特定修理工場入庫特約（ＡＩＵ保険）
事故の結果車両保険金が支払われることになった場合、契約者の車の修理をＡＩＵドライブインサービスセンターや協力工場で行った場合、５万円を限度に車両保険金の５％が支払われる。

（７）車上ねらい被害費用補償特約（ＡＩＵ保険）
契約者の車の窓ガラスやキーシリンダーが車上ねらいで損害を受け、修理が必要な場合に、契約期間中（基本１年）に１回、３万が支払われる。

（８）生活用動産補償特約（ＡＩＵ保険）
衝突や接触、または歩行中の転倒により日常生活に使用するもの（ゴルフバック・カメラなど）がこわれた場合は、保険金が支払われる。但し、契約プランが以下の２種類ある。
�@被保険自動車積載中プラン：車に積載中の荷物がこわれた場合のみ⇒支払い額は契約金額（例：２０万円など）
�A一般プラン：日常生活での転倒などにより荷物がこわれた場合⇒支払額は契約金額（例：２０万円など）但し、契約金額が高額のものであっても、５０万円が限度。
（注）�@�A共、契約金額が荷物の新価を超える場合でも、新価が限度。
※保険金の支払いが出来ないケースもかなり多そうなので、事前に確認されることをお勧め致します。
（比較）積載動産損害保険金（日本興亜損保）：契約の車に積んでいるゴルフバッグやキャンプ用品などがこわれた場合や盗難にあった場合は、３０万円が限度に支払われる。
　　　　身の回り品補償特約（そんぽ２４）：契約の車に積んでいるゴルフバッグやキャンプ用品などがこわれた場合や盗難にあった場合は、２０万円が限度に支払われる。
　　　　車両積載動産特約（おとなの自動車保険）：衝突、接触、火災、盗難等の事故で車の中の積載動産（衣類、カメラ、ゴルフ道具等）に生じた損害を補償。車上あらしは対象外

（９）ｉセキュア【支払用カード・個人情報不正使用被害等補償特約】（ＡＩＵ保険）

（１０）入通院一時金２倍支払特約（日本興亜損保）：治療日数やケガに対する支払いが通常の２倍になる。

（１１）交通乗用具危険補償特約（日本興亜損保）：人身傷害保険対象の乗り物を、契約の車だけでなく、他の車に搭乗中や自転車の事故にも拡大した特約

（１２）車両新価保険特約（共栄火災海上）：契約の車において、保険契約の満期日が初年度登録より３７ヶ月以内ならセットできる特約。

　契約時に^注１新車保険金額を設定し、全損または新車保険金額の５０％以上の車両損害が起こった場合に、違う車への買い替え費用や修理費用を、新車保険金額を限度に支払われる。違う車に買い替えた場合は、プラスαで^注２再取得諸費用保険金が支払われる。
※対象車種は、^＊自家用６車種
　^＊自家用６車種：自家用普通乗用車、自家用小型乗用車、自家用軽四輪乗用車、
　　　　　　　　　　　自家用小型貨物車、自家用軽四輪貨物車、自家用普通貨物車（０．５t以下）
^注１：新車保険金額は、初年度登録後１年未満の市場販売価格相当額とする。
^注２：新車保険金額が１００万円以下なら１０万円、１００万円超なら、新車保険金額の１０％（３０万円限度）に支払われる。

（１３）等級プロテクト特約（東京海上日動）：事故をしても、事故の種類によっては等級が下がらず据え置きになる特約。
　　　車両無過失事故に関する特約（おとなの自動車保険）基本補償
＜この特約が役に立つケース＞
相手方過失１００％、契約者の過失０％のもらい事故。相手は自動車保険に入っていない。契約者は弁護士費用特約には入っていない。車の修理代を直接相手に請求するが、相手は「払えない！！」の一点張り。しぶしぶ自分の車両保険を使って修理することに。
⇒通常なら、自分の車両保険を使うと等級がダウンするので、等級プロテクト特約に入っておけば、等級を据え置きに出来るわけです。

（１４）事故時宿泊・帰宅・移動費用補償特約（日新火災海上）
契約者の車が走らなくなったり、契約者がけがをしたりすることにより、帰宅や移動、宿泊にかかる費用が補償される特約
●宿泊費用：１名あたり１万円限度
●帰宅・移動費用：１名あたり２万円限度

（１５）人身家族おもいやり特約（おとなの自動車保険）
重度の後遺障害により、要介護状態になった場合に介護支援保険金が支払われる。扶養者が死傷し、１９歳未満の被扶養者がいる場合には、子育て支援保険金が支払われる。

（１６）事故時代車費用特約（おとなの自動車保険）オプション
車両保険の対象となる事故で、修理中に借りたレンタカー費用（１日５，０００円まで）を補償

�@ゴールド免許割引

年令	ＡＩＵ保険	損保ジャパン	日新火災海上
年令を問わず補償 ２１才以上補償	６％割引	７％割引	１０％割引
２６才以上補償 ３０才以上補償	１６％割引	１０％割引

�A契約距離区分申告
簡単に言えば、走行距離が少ない程安くなる制度

ソニー損保	3,000km以下 5,000km以下 7,000km以下 9,000km以下 11,000km以下 16,000km以下 無制限
そんぽ２４	4,000km未満 4,000km以上8,000km未満 8,000km以上12,000km未満 12,000km以上16,000km未満 16,000km以上

�B各種割引
（１）各保険会社よくある割引

各保険会社	ＡＩＵ	東京海上	全労済	あいおいニッセイ同和損保	日本興亜損保	そんぽ２４	共栄火災海上	日新火災海上
ＥＣＯカー割引 （初年度登録より１３ヶ月以内のハイブリッド車・電気自動車・ＣＮＧ車（圧縮天然ガス自動車））	―	―	―	３％				―
新車割引 （購入時より25ヶ月以内）	賠償・傷害保険料９％ 車両保険料５％	３％	９％	【自家用普通乗用車・自家用小型乗用車】 対人賠償・対物賠償・人身傷害・傷害一時金給付⇒１１％　車両保険⇒７％ 【自家用軽四輪乗用車】 対人賠償⇒８％　対物賠償⇒２％　人身傷害・傷害一時金給付⇒２１％　車両保険⇒１％	３％		自家用乗用車：対人・対物・人身・搭乗者傷害⇒９％、車両⇒５％ 自家用軽乗用車：人身傷害⇒１６％、対物⇒１０％	自家用乗用車：対人・対物・人身⇒９％、車両⇒５％ 自家用軽乗用車：対人⇒５％、人身傷害⇒１６％
福祉車両割引	―	―	―	３％				―
長期優良契約割引 （２０等級２年目以上で、等級すえおき事故またはノーカウント事故以外の保険事故がないこと）	１０％	３％	―	３％
ノンフリート多数契約割引	３から５台：５％ ６台以上：７％	３から５台：３％ ６台以上：５％	―	３から５台：３％ ６台以上：５％			２台：１％ ３から５台：３％ ６台以上：５％

（２）特色ある割引
�@耐損傷性・修理性割引（あいおいニッセイ同和損保）⇒車両保険１２％
自家用の自動車で且つ初年度登録より１３ヶ月以内で、衝突実験により耐損傷性・修理性の改善度における基準を満たしている場合。

�Aイモビライザー割引（あいおいニッセイ同和損保）⇒車両保険３％
イモビライザーが装着されている車の割引

�B障害者割引（ＡＩＵ保険）⇒契約者・契約者の配偶者またはそれらの同居の家族に身体障害者手帳・療育手帳をお持ちの方がいる場合の割引

�C前年度事故特別割引（そんぽ２４）⇒新契約が７等級以上で、前契約の保険期間中に保険事故が発生しなかった場合の割引

�Dリサイクル部品使用割引（共栄火災海上・日新火災海上）⇒車両保険を契約していることが条件で、損傷した部分を修理する場合、リサイクル部品を使うのなら、車両保険料を４％割引（共栄火災海上）・約１０％割引（日新火災海上）される。

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