バイオディーゼル
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大気中の二酸化炭素が増え続けると、どんどん地球が温暖化します。 将来的には、大気中の二酸化炭素量を少し減らしたい。 今は、その前の段階で、とりあえず、二酸化炭素の排出量をゼロにしよう!・・・という状況です。 ![]() 「ディーゼルエンジン用燃料」として、現在は、「軽油」が主流ですが、 生物由来の油から作られる「バイオディーゼル」に置き換えよう!・・・という動きがあります。 この「バイオディーゼル」、物質としては、「脂肪酸メチル」なので、燃やすと二酸化炭素が出ます。 ・・・にも関わらず、“カーボンニュートラルな燃料”ということになっています。・・・なぜ? 今まで吸収してきた分を排出するだけだから、実質ゼロだよね〜♪・・・という発想です。 さて、「脂肪酸メチル」は、 「カルボン酸」である「脂肪酸」と、「アルコール」である「メタノール」からなる「エステル」です。 ここで、高校化学に出てくる用語が、ズラズラッと出てきました。 高校化学を、もう少しだけ深く掘り下げて、有機化学の勉強をしましょうかね♪ ●アルコール・・・分類の基準が2つあるので、混同しないようにしましょう! ●メタノール・・・「C1化学」で、スタートにしたい物質です。 ●ホルムアルデヒド・・・アルコールは、クロム酸化により、アルデヒドになります。 ●ギ酸・・・アルデヒドが、さらに酸化されると、カルボン酸になります。 ●尿素・・・C1化学に登場する、窒素原子を含む有機化合物も見ておきましょう! ●アセトアルデヒド・・・水銀触媒を使った製造方法から、パラジウム触媒を使った製造方法に改良! ●酢酸・・・旧製造法は公害問題を引き起こしました。 今は、メタノールから製造しています。 ●酢酸エチル・・・中国からの輸入が難しくなってきました。 何とか自前で製造していけないでしょうか。 ●脂肪酸・・・(健康)と(物価の安さ)、どちらを選びますか? |
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