ニュージランド手作り旅の記録

マウント・クック
2月17日、18日>

■旅人のプロフィール ■旅の準備 ■旅程の概要 ■クライストチャーチ1
■クライストチャーチ2 ■クライストチャーチ3 ■テカポ湖へ ■マウントクック
■クイーズタウンへ ■ミルフォードサウンド ■クイーンズタウン2 ■オークランドへ
■帰路・あとがき NZの旅のトップへ戻る


クック山の遠景

プカキ湖越のクック山

山麓に到着

2月17日の行動記録
(終日晴れ)


08時30分:テカポ発
<プカキ湖畔で頻繁に写真>



10時05分:マウント・クック着
<アランの4WDツアー仮予約>


10時40分:フッカー川の吊橋へ
<吊橋袂で昼の弁当>


12時30分:ホテル帰着
<千葉の母娘と再会・情報収集>


  
13時20分:タスマン湖方面へ
<隠居はシェルターの場所まで>


14時30分:千葉の母娘見送り
<その後チェックイン>


16時10分:カフェでコーヒ
<Old Mountaineers Cafe>
<日本へのEメールも>


17時00分:部屋でシャワー・ 休息


19時00分:Hermitageで夕食
<ビュッフェ、日本で予約>


21時00分:インターネット
<夕方利用したカフェで>
  



本日の総走行距離≒150km
朝から晴天。昨日はテカポ湖は堪能したので8時半にはテカポを発ってマウント・クックへ向かった。プカキ湖に近づくにつれてクックの山並みも見えてきて、晴天の幸運に感謝しながら、頻繁に停車しては写真を撮った。さらに、プカキ湖に沿ってクックに向かう道すがらでも、随所に写真ポイントがあり些か興奮気味に撮影した写真は数え切れないほど。

10時過ぎにHermitage ホテル前に到着。丁度、「アランの4WDツアー」の出発のところに出くわしたので、急遽同乗させるように当人と交渉したが、既に出発時刻も過ぎていたためか、手続きに手間取っているうちに断りもなく出発してしまった。やむなく14時のツアーを仮予約し、ホテルでコーヒーを飲んでから、昼食用のサンドウィッチなどを手配して、「フッカー川の吊橋」へ向かうこととした。

駐車場兼キャンプ場となっている地点(ここではキャンピング・カーやテントが散見できる)までは当然ながらレンタカーで、そこから吊橋までは何とか歩く覚悟は出来ていたので予定通りに進んだ。大部分の観光客は
ガイドつきの第二の吊橋までの半日ハイキング・コース(*)に挑戦するようであるが、隠居は最初からここを限度と決め込んでいた。氷河から流れ落ちた水を蓄えた「ミューラー湖」は白濁しており、その水は激流となって「フッカー川」へと流れ出している。この川のスタート地点にかかる吊橋の近くで昼食。

注記(*):Hermitageには日本人ツアー客を案内する若い日本人ガイドが沢山働いており、その一人と話したところ約半年間の契約でここに来ているとのことである。

ホテルに引き返したら、アランの4WDツアーから帰ってきた
「千葉の母娘」に遭遇。ツアーの評価を聞くと、”「アランは日本語が少し出来るし、日本語のテープによる案内もある」というふれこみで参加したのに、日本語は全く駄目でしかもテープも無かった”とのことで、母親は怒り心頭の様子で、ホテルにクレームすると言う。また、行った先のタスマン湖の氷河も見るべきものが無かったようで評価は散々。アランと出会ったので、問いただしてみると日本語は全く駄目だと言うし、何故かオロオロした態度で、本当のアランではなく代打(ツアーの案内書にある写真のアランとも多少違うように見える)であったように思う。アランは一人ではないというのが実態のようである。

このことを知って、ツアーの仮予約を早速キャンセルした。時間の余裕も出来たので車で「タスマン湖」方面に出かけた。自分は駐車場のあるところの「ブルー・レイク・シェルター」が限界、娘は一人でその先の「氷河展望地」まで上った。1時間足らずでホテルへ引き返した。

14時半ごろチェックインのためにホテルに向かうと、玄関先にクイーンズタウン行きの観光バスが停車していて乗客が乗込みの最中であったが、その中に「千葉の母娘」とトランツ・アルパイン号で席を同じくした神戸のご夫妻(この日10時過ぎにも偶然に会った)の姿があり、運よく見送りが出来た。

チェックイン後は、19時予約の夕食まで、早めにシャワーを浴びたり、カフェに出かけたりとのんびりした時間を過ごした。この日は、到着も早かったがハイキングも遠出していないので、時間的にかなりの余裕があり、また終日晴天が続いたのでクック山の雄姿を心行くまで堪能できた。何よりも天気に感謝!



フッカー川の吊橋付近

ここまでは苦も無く来られるが、これから先に行くには多少の覚悟が必要と思うのは自分だけか?後ろに見えるのは「マウント・セフトン」の氷河。幸運にも、この山で大きな雪崩が発生したのに遭遇。ここで長年働いているガイドも初めて経験する大きな規模であったと言っていた。

ブルー・レイク・シェルター
隠居は、自らに些か情けなさを覚えながら、この看板の奥に見えるシェルターの中で、一人で「氷河展望地」まで上った娘の帰りを待つ。ここまでのアクセスが遠いためか、フッカー方面と比較するとハイキング客は極端に少ない。

宿泊したシャーレ街
ホテル棟の予約が取れず、宿泊することとなったシャレー群の入り口。室内は、1ダブル・ベッド+2シングル・ベッドで当然ながらキッチン付き。スペースも広く、また眺望も素晴らしくて、結果としてはここに泊ることが出来て幸運であったと思う。宿泊料金もホテルに比較してかなり安く、位置的にも、食事に出かけるホテル棟まで徒歩でも2,3分で不便は全く無い。家族向けにはお勧めの施設!

シャレーの部屋内から
シャレーの室内からの眺望。マウント・クックそのものもくっきりと眺めることが出来る。この山の直ぐ右にクック山が見える。この記録のトップページに掲げた写真「朝日に映えるアオラキ/ウント・クック」はこの部屋から18日の朝に撮影したものである。

Old Mountaineers Cafe
我々が宿泊したシャレーの直ぐ前にあったカフェで、ここでコーヒーを飲んだり、インターネットを利用したりした。日本人客は皆無で静かな雰囲気がいい。ただ、ここのパソコンにはローマ字を日本語に変換する機能がインストールされていないようで、苦心してローマ字のままのEメールの発信となったので受け取った人達は解読に苦労したかも。申し訳ない!

Hermitageの食堂で夕食
この時期には夜9時ごろまで明るいので、レストランから大きなガラス窓越しにマウント・クックが望めて素晴らしい。ここのビュッフェ形式の夕食は値段的には高めであるが、内容は充実している。当日の客は日本人とその他が半々くらいの割合。夕食時には、昼のTシャツ、短パン姿と違い、おしゃれな服に着替えて食事を楽しむ人々も多く見られた。

18日出発前のクック山系
名残惜しく、出発の直前に!