ニュージランド手作り旅の記録

クライストチャーチ(1)
<2月12,13,14日:出発・到着、市中の散策、ガーデン・ツアーなど>

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エイポン川とポプラ並木

大聖堂とトラム

空港での歓迎

2月12日の行動記録
(快晴)


14時50分:家を出発

15時30分:チェックイン開始


18時10分:搭乗開始

18時45分:離陸

 
 
天気は快晴で暖か。旅行携帯品の荷作りは娘が 怠りなくなってくれたし、フライトは18時30分で時間的に余裕があったので、午前中はパソコンで時間をつぶし、午後からは長期の留守に備えて植木鉢にたっぷりと水をやったりしたが、飛行時間約11時間の長旅で少しでも疲れない席を確保出来るように早めに家を出ることにした。成田駐車場サービス」へ車を預けた後、JALのカウンターでチェックインしたのが出発の3時間前であったが、希望の席は確保できず些か辛い旅の始まりとなった。<JALとAIR NZとの共同運航とのことであるが、実態はAIR NZの運用で、JALと同じ機内サービスを期待していたら、些か期待はずれの感否めず>


2月13日の行動記録
(晴れ/時々うす曇)


10時10分:着陸


12時00分:ホテル着
<Heritage>

14時00分:ホテル・チェックイン


16時00分:町へ
 (エイポン河畔散策・買物他)


20時00分:夕食後ホテルへ



  トラム   
 <ニューリ-ジェント通り>




 無料のシャトルバス

予定通りの時刻に到着。空港の到着ロビーで、フラワーフェスティバルの開催を記念して花束を手渡す老紳士・夫人に歓迎されながらの入国はこの国ならではという印象。今の時期はサマータイムを採用しているので、日本との時間差は今はサマータイムの時期で4時間。天候は日本で見た天気予報と違い薄日のさす快適なもので暑くも寒くもない。最初の仕事は、21日のクイーズタウンからクライストチャーチまでの飛行機のチケットの購入。代金は、手数料15$を加味してもインターネット購入の半値以下の一人当たり157$、先人の旅行記に感謝したい。

3日間宿泊予定のホテル「The Heritage」は、市内の中心部にある大聖堂の隣に立地しており、トラムの駅もショッパーバス(シャトルバス)の乗場も直ぐ近くにあるので、何所に出かけるにも便利な場所にある。14時のチェックインまで間は、ホテルに荷物を預けて昼食(タイ料理で簡単に済ます)がてら市内を散策しながら、その後の行動方針を探り、チェックイン・休憩後の16時頃から本格的に町を歩いた。


先ずは、「トラム」という町の中心部を一周している路面電車の2日間乗り放題のチケットを購入して、一周しながら車内から町の様子をみて降りる場所を決めるということにした。この電車は大人が歩く程度のゆっくりしたスピードで運転されているが、一周の距離も短いので短時間に町の中心部の様相は掴めて便利である。「トラム」には翌日も含めて何回もお世話になったが、この日もエイポン川岸で降車して散策したり、Cafeの近くで降車してコーヒーを飲んだりという利用の仕方をした。






この町には、もっと広範な場所を走り回り、しかも無料で乗れる「買い物客用のシャトルバス」もあって、旅行者にとっても便利なシステムが整っており、タクシーを使うことなく大方の目的は達せられそうである。我ら父娘もスーパーへ買い物に行くのに利用させてもらった。シルバー族の長期滞在者等にとっても貴重な交通手段となるであろう。

クライストチャーチの最初に夕食は、和食の店「空海」 で「サーモン丼」



エイポン川河岸の散策


 


エイポン川は、水の清らかさは当然として、両岸の大きな柳の並木やポプラの並木が素晴らしく、また川辺にはカモやアヒルも戯れており、旅行案内書に書かれている以上に美しい川である。これがクライストチャーチの市内の中心部を蛇行しながら流れている姿がこの町の魅力を一段と高めているということであろう。日本での予定表作成時には、当然のこととして、「エイポン川での舟遊び」(パンティング<punting>と呼ばれている)を考えていたが、実際に現地に立ってみると舟遊びよりも河岸の散策のほうがもっと楽しみが大きいように思われて計画を変更し、数百メートル以上に亘ってのんびりと散策した。






2月14日の行動記録
(晴れ)


09時30分:ガーデニング・
   ツアーへ

11時40分ワイナリ-で昼食
 
 
13時30分:市内に戻る
 
 エイポン川、
    アートセンター、
   ハグレー公園、
    ボタニックガーデン
など








GotoNZのYuki Gotoさんご本人の出迎えを受けて「ワイン&ガーデン」のツアーに出かけた。この日の客は我々親子だけとのことで、運転手兼ガイドのGotoさんとの3人のミニバンでのツアーとなった。

訪問先は、
「SANITARIUM」という健康食品工場、新興住宅街とWells邸、そしてガーデニング展の1位を1年おきに交互に受賞しているBriggs邸とDick邸である。それぞれに個性のある庭と成っており、日本では考えられない素晴らしい初秋(晩夏?)のガーデンが出来上がっていた。これらは、標準のツアーコースのようで、健康食品工場では欧米系の団体客の大型バスと入れ違いとなり、Briggs邸では日本の「花好きの集まり」(とメンバーの一人が話してくれた)の10名弱の女性達と、Dick邸ではアメリカから来たという10名程度の集団と入れ違うという賑わいを見せていた。

このガーデンツアーは13時半には終るので、午後はたっぷりと時間があり、市中(アートセンター/エイポン河岸他)とハグレー公園(ゴルフ場/ボタニック・ガーデン含む)などの散策に十分な余裕が出来た。

夕食は、オックスフォード・テラスの「ボラバード(Boulevard)」でラム肉の料理。これが気に入って、旅行中に幾度かラム肉を食べることとなる。

ガーデン訪問先


     食品工場


健康食品工場の庭は、工場という広さを十分に活かし、花物だけでなく、小川沿いに大木を上手く配したり、芝生も多く活用してゆったりとした雰囲気をかもし出していた。また、専任の作業者による咲き終わった花カスの摘み取りや、雑草抜き、芝刈り、水遣りなどの手入れが行き届いていて、いつも美しさをキープしているということが感じられる庭である。

    Wells邸
Wells邸は、新興住宅街の中にあり、今年度の前庭の部門での優勝者だという。さほど広くない庭で、何所にでもありそうな庭であるが、ゆったりとした佇まいとなっている。芝のグリーンが眩しいほど美しく、高低差や色のバランスなど考え抜かれた技が見事である。

    Briggs邸
Briggs邸は、日本のテレビ番組でも紹介(また、少し前にも撮影に来て近日中に放映予定だというBriggs婦人の話)されたり、観光案内のガイドブックでも紹介されているので、既に多くの日本人にも知られているようだ。建物の周囲4面を隙間なく花で覆い尽くしているという造りの庭(若者や女性に好まれるタイプか?)である。我々が到着時に慌しく出かけていったご主人はゴルフに出かけたとのことで、ご婦人は「主人は家のことよりもゴルフが大事そう!」と不満げな表情を浮かべていたのは、何所ででも見られる光景か!

    Dick邸



Dick邸は、Briggs邸とは全く趣が違っていた。日本庭園好きの隠居にとってはこちらが馴染みやすい。日本で見られる桜、藤、石楠花なども多く使っていて、いまは初秋のニュージランドでは花は少ない(ガイドのGotoさんも曰く、「春は特に素晴らしいのでまた見に来てください」と) が、手入れが行き届いていて見とれるような美しさである。ガーデニング歴もBriggsさんよりも古くて、50年以上であるらしい。ガーデニングでは土造り、肥料が最も大事との話もあり、自分の庭の模様替えや手入れの参考にしたい部分も多くあって、写真も5枚買い込んだ。玄関先で行き違ったアメリカ人が感嘆の表情で曰く、「庭も、奥さんの案内も素晴らしい!」。


ワイナリ-訪問


   昼食を食べた食堂





このツアーは「ワイン&ガーデン」と称してワイナリーを訪問して昼食を食べるというコースも含まれていてクライストチャーチの郊外のワイナリーらしき所を訪問した。ただ、食事が中心でブドウ畑(道路向かいに小規模の畑はあったが)の見学も、ワインセラーの見学もなく些か期待はずれ。食堂はきれいで、味もよくて、その点では満足できた。このツアーを案内してくれたGotoさんには心から感謝しているが、このワイナリー訪問だけは期待はずれというよりも予想外といったところ!
GotoさんのWEB<www.gotonz.co.nz>

その他の訪問地


アートセンター


複数の建物から構成されており、木工芸、絵画、毛糸工芸などなどの展示販売もやっている。歩きつかれたら一服できるように随所にカフェがあってコーヒーを飲みながらのんびり出来る。隠居は、趣味の「木工芸の小箱」を購入。また、ここにインターネットのサービスコーナーの設置されていたのでウェブメールをトライしたが、パソコンに日本語の翻訳ソフトがインストールされていないようで目的は達成できず。


ハグレー公園

クライストチャーチの町の西側に位置し、エイポン川の上流側を囲むように展開している広大な公園。北ハグレー公園と南ハグレー公園に分かれている。北ハグレー公園の大木の中を通り抜けると左の写真に示したビクトリア湖につながり、この湖の左奥はハグレーゴルフクラブに繋がっている。


ゴルフ場

北ハグレー公園内にある「ハグレー・ゴルフ・クラブ」。
これについては、クライストチャーチ(3)の項でRussley ゴルフクラブと一緒にもっと詳しく紹介しよう!


ボタニック・ガーデン

ハグレー公園内の中央部分のエイポン川添いにある広大な植物園。初秋の今でも多くの花が咲き乱れている。ここにはバラの花だけの写真(写真を取り替えたら?)を掲載したが、ガーデン内の種々の大木が素晴らしい。当地を訪れたら、せめて1時間くらいでも時間を割いて散策すべきであろう。写真は、特別展示の「球根ベゴニア展」の様子です。