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ミルフォード・サウンド < 2月19日:バスと船と飛行機(セスナ)の旅>
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![]() 元気一杯のバスの運転手 |
![]() 遊覧船の客室内 |
![]() 典型的なミルフォードの風景 |
2月19日の行動記録 (朝一時曇り/後 晴れ) 07時10分:ホテルでバスへ乗車 08時50分:Mossburm通過 <鹿の放牧発祥の地という> 09時30分:テアナウ(Teanau)着 <30分余トイレ休憩・買物> <ミラー湖:写真休憩> 11時20分:ノブス・フラット <最後のトイレ休憩> <リトルズ・フラット> <キャズム> 12時45分:ミルフォード船着場着 13時00分:クルーズ出発 14時45分:船着場に帰着 15時00分:飛行機離陸 15時40分:クイーンズタウン空港着 16時05分:ホテル着 17時30分:街へ出る <散歩、夕食、買物> 20時10分:ホテルに帰る |
JTBで予約した「Real Journeys」のバス(座席は後方ほど高くなっており、屋根も半分はガラス張りで眺望を優先して作られている)でミルフォード・サウンドのツアーへ出かけた。7時40分頃に空港近くのロータリーで最後の客を拾って、バスは一路ミルフォード・サウンドへ向かう。乗客は、日本人とその他(欧米系が主体、一部インド人も)が半分半分の比率か。上のバス車内の写真に写っている中年のエネルギッシュな女性運転手は100kmのスピードで走る先行のバスを追い越しながら、乗客の笑いを取ろうとジョークを言って自分自身も笑っているが誰もついていけず(隠居もその英語力では彼女の英語について行けず)。日本人向けには、ここで既に4年間働いているという専任の日本人女性のガイドも同乗しており、運転手と交互に説明が繰り返される。 道程はお決まりのコースであろうが、鹿の放牧の発祥の地であり人口は100人程度という小さな村「Mossburm」を9時前には通過して、9時半には「テアナウ」に着いた。「テアナウ」は、B&Bやロッジなどの宿泊施設は充実しているように見受けられるが、全体的な観光地としての雰囲気は「ワナカ」にははるかに及ばないという感じがする。ミルフォード・サウンドへの中継点という意味合いが強いかもと思う。 朝方から一時雲が立ち込めたが、「テアナウ」に到着したころには晴れに転じていたので、この時点でミルフォード・サウンドからの帰路は軽飛行機に乗ることを決断し予約を申し出る。また、この「テアナウ」でのトイレ休憩の間に、ミルフォード・サウンドの船内での昼食の弁当を申し込んでいなかったので、サンドウィッチや飲み物を購入。 「テアナウ」からミルフォード・サウンドまでの道中は、観光ガイドブックにあるようなポイントで停車しながら予定通りに目的地に到着。到着したら、トイレ休憩も取れないくらいに、急かされるようにして直ぐ乗船。13時には1時間40分余のクルージングに出航、出航したら直ぐに昼食、と実に慌しいスケジュールが続く。 年間降雨量が7,000ミリをはるかに上回るというミルフォード・サウンドであるが、この日は天気にも恵まれて快適なクルーズとなり、オットセイにも巡りあえたし、周囲の山並みも見ることが出来た。ただ、外海へ向かう時に、フィヨルドの水面を海側から山側へ吹き荒れた強風には些か驚かされた。観光客は競って甲板に出て写真を撮っていたが、自分は船の甲板に出るのは半分くらいにして船室内で過ごす。 船着場へ帰港したら、天候次第で年間に10%程度の日数しか飛べないという飛行機の運行がOKだとの幸運な知らせがあった。同じバスの乗客のうち、茨城から来たという母娘、15日のトランツ・アルパイン号のツアーで一緒だった日本人で元気な一人旅の初老の男性、そして我ら父娘の5人が飛行機を利用して、遊覧をかねてクイーンズタウンへ帰ることを選択した。飛行場には、他の数台のバスからの乗客も入れて、総勢で25人程度が終結。年配の日本人(しかも女性)が6割以上と見受けられる。 飛行機は、パイロットを入れても10人(横2人の席が5列。我らの飛行機の同乗者は6人が日本人)乗りの小型機。船着場の近くにある空港から15時には離陸した。約40分間のフライト中は、ガラス越しの景観に全く飽きることなく、あっと言う間にクイーンズタウンに着いてしまった。勉強不足で名前の分からない氷河湖や山並みが見事であった。数多く撮影した写真の一部を下に掲載した。機中では、皆さんが元気にカメラを手に撮影に熱中の様子。一時の旅の同乗者たちとは、クイーンズタウンの空港で別れの挨拶。 バスで帰る場合の予定時間よりも3時間半(19時半に帰着したバスに街で遭遇)も早く帰着できたので、時間的な余裕がたっぷりと出来た。今日も夕食がてら街へ出た。18時を過ぎても、湖畔では水着姿の人が多く、泳いでいる子供達もいる。この時期は、日没も9時半頃なので、仕事が終ってからでも遊ぶ時間は十分にあるということだ。歴史のある 湖畔の小さなレストランである「バス・ハウス(Bath House)」で夕食を食べようと思ったが、月曜日は休みで閉店していた。 やむなく、モール内を散策しながら目に留まったオープンエアーの席がある店(名前は「チコス」というニュージランド料理店)で、自分はラム肉の料理を、娘はサーモンの料理を食べた。味は十分満足!この店は、偶然に入った店であったが、後で見たガイドブックによると「ボリュームたっぷりのニュージランド料理を出す店」として評判の老舗レストランとのことである。 |
![]() テアナウの湖畔 |
泳いだり、舟遊びをしている人も見られず、水辺はひっそりとしている。湖畔には数多くのB&Bやロッジが並んでいた宿泊客は多そうに見える。朝早い時間帯か、昼3時過ぎてからの時間帯にミルフォード・サウンドの遊覧船を利用する観光客はここに宿泊するようである。ここに長逗留する人はすくないのかも? | ||||
![]() 山並みを映すミラー湖 |
その名のごとく、鏡のように山並みをきれいに映しているミラー湖。天気にも恵まれたので、写真も鮮明。 | ||||
![]() リトルズフラット |
何所までも透き通った水が流れるこの美しい小川で乾いた喉を潤したり、ペット・ボトルに補充したり。写真の奥の谷間をさらに進んでミルフォード・サウンドへ。 | ||||
![]() 名物のシダ類 |
キャズムで撮影したもの。この種の植物は、日本では鹿児島県の大隈半島の山間部の一部に自生している「ヘゴ」の一種が北限のはずで、「寒いこの地に何故?」という思いが強い。テアナウ湖を離れて国立公園に入ってくると、「ブナの一種」の原生林も続くようになり、植物の生態に関してはまか不思議な国である。 | ||||
![]() キャズムの岩の侵食の説明書き |
写真が鮮明ではないが、水の浸食作用でこの奇岩が出来ることが、下のように書かれている。日本でも、よく言われる格言の如し。 「The finest workers in stone are not copper or steel tools,but the gentle touches of air and water working at their leisure with a liberal allowance of time」 |
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![]() 出向前の遊覧船 |
到着したら休むまもなく乗船、出航する慌しいスケジュール。昼食時の観察では、幾つかのバスから降りた乗客で、ほぼ9割の席が埋まっているように見受けられた。鏡のように静かなフィヨルドの水面を想像して乗船したが、外海に向かう時の船の甲板上では、何かに掴まらなくては直立しておれないほどの強風が山側へ吹いていて驚かされた。 |
![]() 昼寝中のオットセイ |
![]() 典型的なミルフォードの風景 |
![]() この滝も名所のひとつ |
軽飛行機の旅 <写真集> |
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![]() 登場前の空港風景 |
![]() 眼下に望むミルフォード・サウンド |
![]() この谷と湖はどこか? |
![]() レスキン湖か? |
![]() クリスティーナ山の氷河? |
![]() ワカチプ湖も近づいて! |
![]() ワカチプ湖の西北部分 |
![]() クイーンズタウンGC(奥は街) |
![]() パイロットの安全飛行に感謝! |