焼売について

コース料理で提供するお料理の説明:【焼売】編

焼売=【シュウマイ

言わずと知れた海員閣の焼売にあえて説明を入れるのも難しいなと頭を悩ませました。書こうとすると色々と出てくるネタの宝庫なので、それを簡潔に纏めなくてはと考えるとなかなか頭の痛い題材だと改めて思い知らされました。

まずは、海員閣の焼売に使われている材料をご紹介します。
豚挽き肉、小エビ、グリンピース、干し貝柱、長ネギ、調味料(塩、砂糖、コショウ、旨味調味料、ごま油)、片栗粉、焼売の皮
これらの材料を手作業で餡作りから包み、蒸し上げまで行っています。蒸し上げて冷ました物が焼売土産に使われますので、海員閣の焼売土産は加熱済みとなります。焼売作りの最中はこの作業に専念しなくてはならないので、他の作業を並行して出来ず、時間効率の悪い商材なのです。(手間暇のかかっている商品だと思っていただけるとありがたいです。)

ここからは焼売の雑学です。焼売=「シュウマイ」と発音しますが、これは広東語での発音です。北京語(標準語)では「サオマイ」と発音するので、中国で「シュウマイ」と発音して料理を注文しても伝わらないかもしれません。(実際に実験していないので的外れだったらご勘弁)

また、何かの都市伝説で「海員閣が崎陽軒の焼売の生みの親」的な話を耳にしたことがありますが、これは誤解です。海員閣の斜向かいにある「順海閣」の創業者一族に崎陽軒が冷めても美味しいシュウマイを作ってもらえないかと依頼し、誕生したのが「崎陽軒のシュウマイ」という話しらしいです。(依頼されt当人から直接聞いた話ではないので裏付けはありませんが…)

長くなりすぎたので、海員閣の焼売についての追記は別紙に記します。
お土産焼売の召し上がり方と保存方法について
旧ツイッターに届いた質問(焼売に使う香辛料と練り具合は三代目のオリジナルなのか。)

 

2025年12月17日