キルヒホッフの第一法則による連立方程式
多重帰還型(MFB)LPFを例に周波数特性の求め方を説明します。
(ただしここでは
OPアンプは理想OPアンプとします。)
上図のように電流
i1,
i2,
i3
を定めると、オームの法則と静電容量の定義式
Q ( = ∫ I dt ) = CV
およびキルヒホッフの第一法則から、以下の連立方程式が得られます。
上の連立方程式をラプラス変換すると、ラプラス変換の演算子
s
により積分記号が消え、以下のように未知数
i1(s),
i2(s),
i3(s),
y(s)
の連立一次方程式になります。
この連立一次方程式を解けば伝達関数が得られます。