アクティブ・フィルタ
2次LPFのステップ応答
VCVS LPFの伝達関数
簡単のため
ステップ応答
伝達関数
H(s)
に単位ステップ
1 / s
をかけラプラス逆変換します。
(1)
Q = 0.5 ( ζ ( = 1 / 2Q ) = 1 )
のとき
とおくと
ラプラス変換表より
,
,
(2)
Q < 0.5 ( ζ ( = 1 / 2Q ) > 1 )
のとき
とおくと
ラプラス変換表より
,
(3)
Q > 0.5 ( ζ ( = 1 / 2Q ) < 1 )
のとき
とおくと
Q Factor = 0.710
Time Scale
尖鋭度(Q) |
減衰係数(ζ) |
Overshoot & Ringing |
備考 |
Q > 0.5 |
0 < ζ < 1 |
あり |
減衰振動(dumping oscillation) |
Q = 0.5 |
ζ = 1 |
なし |
臨界減衰(critical dumping) |
Q < 0.5 |
ζ > 1 |
なし |
過減衰(Over dumping) |
ステップ応答と位相余裕
減衰振動(dumping oscillation)の応答をf(t)
とおき時間:t
で微分してステップ応答のピークの時間を求めます。
ゲイン無限大で利得帯域幅積:GBW
の積分特性に一次の2ndポール:ωC
を加えた伝達関数:G(s)
を評価モデルとします。
このOP-Ampに100%フィードバックを掛けてボルテージ・フォロアにしたときの閉ループ伝達関数:H(s)
は
これに減衰振動(Q > 0.5)する2次系伝達関数にあてはめると
オープンループの周波数特性は
オープンループ・ゲインを 1とおいて
2次方程式の解の公式から
位相余裕は