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美濃国(慶長年間)

●慶長5年(1600)
8月11日－石田三成、大垣城に入る。
8月22日－東軍、織田秀信の居城岐阜城を攻撃、1日で落城。
8月23日－宇喜田秀家、大谷吉継、吉川広家ら西軍諸将、大垣に集結。
9月13日－徳川家康、岐阜城に着陣。
9月15日－関が原の戦い。全国から終結した総勢158,000人の将兵が東西に分かれ激戦の末、家康率いる東軍の勝利で天下の帰趨が決した。
金森長近は関が原の軍功により、家康から飛騨国と美濃国の上有知(こうずち)･関および河内国金田で６万1,000石余を与えられる。

●慶長6年(1601)
奥平信正は10万石の加納藩主に、石川康道は大垣藩主(５万石)に、松平家乗 (いえのり)は岩村藩主(２万石)となる。

●慶長7年(1602)
中山道の御嵩宿と岐阜に伝馬朱印状が出される。

●慶長13年(1608)
木曽川大洪水。伊奈忠次(尾張国側)、岡田善同(よしあつ･美濃国側)により大堤防(御囲堤･尾張国側、見立て堤･美濃国側)が築かれる。

●慶長14年(1609)
大久保長安によって美濃国の検地がおこなわれる(石見検地)。

●慶長15年(1610)
黒野藩主加藤貞泰が伯耆国米子城、今尾藩主市橋長勝が伯耆国天橋城へ転封となる。

●慶長17年(1612)
尾張藩主徳川義直、美濃に領地を与えられる。木曽川を美濃･尾張両国の堺とする。

●慶長19年(1614)
長良川大洪水。長良の崇福寺前から新川<長良古々(ふるふる)川>ができる。
家康が、大阪冬の陣に美濃･飛騨の諸藩に出陣を命じる。高山藩主金森可重(ありしげ) ･重近父子、徳川秀忠に従い出陣する。