●機甲猟兵メロウリンク・キャラクターファイル●

主要キャラクター


メロウリンク・アリティー

敵前逃亡・物資強奪事件に関わる無実の罪を着せられ、死んでいった仲間たちの名誉を守るため、旧式の対ATライフル1丁を武器に、偽証した元機甲大隊の将校たちを捜索・復讐する旅を続けている。階級は伍長だった。過酷な戦場においても決して弱音を吐かない精神的な強さと、重さ30キロ以上の対ATライフルを片手で楽々と取りまわす強靭な肉体を持っている。男っ気ばかりの中で長いこと過ごしていたこともあり女性の相手はあまり得意ではない。


ルルシー・ラモン

流れ者のカードディーラー。本名はフルレル・C・ヘルメシオンといい、メルキアのカビア貴族出身のお嬢さま。しかし父は銃の暴発による事故死、母はあとを追うように自殺し、以来天涯孤独の身。叔父であるヘルメシオン准将を、私欲のために父を陥れ財産や家名まで取り上げた首謀者とにらみ毛嫌いしている。


キーク・キャラダイン

メルキア軍情報部中尉。プランバンドール・スキャンダルにまつわる謎を追っている。たびたびメロウリンクの前に現れては協力しているような素振りを見せているが、実はバッテンタイン中将直属の暗殺者で“死神”と呼ばれている。メロウリンクを利用してスキャンダルの証拠を処分し、さらに真実を話そうとしたヘルメシオン准将を暗殺した。最後はメロウリンクと対決して敗北する。


メロウリンクが仇として追うキャラクター


ウィーラード・A・ドックマン

階級は大尉。惑星ミヨイテの辺境にあるザキ基地の司令官。頭に血が上りやすく、戦況もろくに見ず無茶な命令を下すことが多かったことから元々部下からの人望は薄かった。メロウリンクの挑発に乗せられた結果、自らスコープドッグで出撃する羽目に陥る。


ギャルビン・フォックス

元中尉。港町タ・ビングでバトリングのスター選手“メルキアの銀狐”としてその名を馳せている。試合に勝利した際には対戦相手をATの腕で握りつぶすパフォーマンスを行う。性格はキザで典型的なナルシスト。メロウリンクに人間対ATの変則リアルバトルを仕掛けられ、迎え撃つ。


バルトロメオ・スヌーク

元少佐。過去の自分を消してスタブロスという偽名を使い、クメン王国の一大荘園主として君臨していた。かつての部下を従えてのATによるゲリラ狩りを趣味としている。


レカルド・ゴルフィ

元軍曹で、メロウリンクにとってはゲリラ戦の教官でもあった。メロウリンクの復讐行を知り、墜落破棄された宇宙船に罠を仕掛けてメロウリンクを誘導、逆に先手を取って抹殺しようとした。


トマス・トルケマダ・バンス

階級は少佐。孤島に建つドッパー軍刑務所の所長。真性のサディストで、囚人の脱獄をわざと容認し自らライフルで狙撃したり、メロウリンクの裏には黒幕が存在すると考えて拷問し致死量ギリギリまで自白剤を投与したりした。


デニス・ガナード

元少尉。バンディットと呼ばれる山賊のリーダー。大陸横断鉄道の貨物物資を狙い襲撃してくる。死の間際、自分たちの背後に黒幕が存在することをメロウリンクに示唆した。機体の各所にロールバーを装着した赤いスコープドッグを愛機としている。


ガルボネール・J・ボイル

階級は少佐で、現在は第2師団特殊機甲部隊隊長。武人としての誇りを持った軍屈指のタフなボトムズ乗りであり、部下からの信頼も厚い。無骨で潔い性格。最後は命を救われた借りを返すため、メロウリンクとルルシーを庇ってキークに射殺される。


カストロポ・ヌメリコフ

階級は大尉で、メロウリンクの復讐のきっかけとなった軍事法廷では検事を務めた。ヘルメシオンの腰巾着。性格は陰湿で居丈高だが実際は根性無し。ルルシーの父を事故に見せかけ殺害した実行犯だった。


オスカー・フォン・ヘルメシオン

階級は准将。元プランバンドール機甲大隊の作戦参謀であったが、事実上大隊そのものを私兵化していた。狡猾な野心家で、自分の地位向上のためには手段を選ばず、用済みになったら味方でさえ容赦なく切り捨てる。ヘルメシオン家の資産を狙って実の兄であるフルレル(ルルシー)の父をヌメリコフを使って殺害した。


その他のキャラクター


パトロック・ボルフ

タ・ビングの街を根城にする中堅闇屋。莫大な借金をしており、メロウリンクをダシにして、一儲けを企む。


ゴメス・ペレス

ブランバンドール機甲大隊出身者で、スタブロス配下のリーダー格。豪放な性格のように見えるが、メロウリンクに追い詰められ、狼狽する。


ジェガード・ギルマン

コーザ基地司令官で、階級は大佐。基地に来たヘルメシオンとキークを疎んじていたが、上層部からの命令ゆえに渋々従っていた。第四次銀河大戦開戦時のバララント軍の奇襲に際し、空爆を受けたコーザ基地と運命を共にする。


無防備都市のキャラクター


ペードロ・ベラック

元メルキア軍大尉。“パルミスの黒い狼”という異名を持つタフなボトムズ乗りで、戦時中に上官を殺害した犯罪者である。戦犯としてドッパー軍刑務所に収監されていたが、当時の捜査官であったキークの殺害を目論み脱獄。暴走族からATを奪い、無差別な破壊活動を実行する。


ソミリア・ベラック

ベラック大尉の妹。狂気に陥り殺人鬼と化した兄の殺害を、その執着の対象であるキークに依頼する。


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