万葉集カレンダー

 NHK文化センター郡山教室「万葉集を読む」講座(講師;梅田秀男)では、毎年カレンダーを作っています。
背景の写真は奈良県在住のアマチュアカメラマン「鴻上 修」さんから提供していただいております。万葉集
にゆかりのある行事や土地の風景を撮影するため奈良や京都周辺に何度も赴かれて撮られた貴重な写真
の数々です。
 万葉集は、紫式部の「源氏物語」や清少納言の「枕草子」と違い一人の作家が書いた本ではありません。7
世紀後半から8世紀にかけて編纂された我が国に現存する「最古の歌集」です。原本は存在せず写本がいく
つかあり、私達がテキストに使っているのは「完本」としては最古で、鎌倉時代後期のものとされる「西本願寺
本萬葉集」を底本としたもの(※)です。(最古の写本は11世紀半ばに書写された「桂本万葉集で江戸時代に
前田家から桂宮家に献上されました。巻の四の一部のみが現存しています)
 ※ 「新版 万葉集 現代語訳付き 伊藤 博 訳注」(角川文庫) 一~四
 全20巻で4,536首もの歌が載せられていますが、この数も一つの歌を1首と数えるか2首と数えるか等の
考え方の違いで変わります。「万葉」の意味も定かではなく「葉」が「言の葉」の意味なのか「時代」の意味なの
か定説はありません。歌を「木の葉」にたとえたとする説もあります。
 庶民から天皇まで様々な階層の人々の歌が載せられています。原本は、漢字(有名な「万葉仮名」など)で
書かれており我々には読めません。伊藤 博先生の「漢字仮名交じり書き下し文」の訳注と講座の講師の梅田
先生の講義に頼っています。
 私の使っているテキストでは「形式で分けると、短歌4,207、長歌265、旋頭歌62、仏足石体歌1、連歌体1。
内容で分けると相聞1,750、雑歌1,560、挽歌267、東歌230、防人歌98になります。」
万葉集で年代のわかっている最後の歌は759年(天平宝字3年)の正月一日に大伴家持が詠んだ次の歌です。

  
  新しき年の初めの初春の今日降る雪のいやけし吉事(よごと)

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 7~12月
写真集
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写真集
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写真集 
その3
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(2,019) 
平成30年 
(2,018)
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(2,017)
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(2,016)
 写真集  写真
(歌木簡)
 写真

                                 「写真集」と下の写真は「カレンダー」から。
                                  (鴻上 修さん撮影) 
                  
                  万葉集終焉の地「印旛国庁跡」

          

   

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