万葉集カレンダー
令和4年2月
畝傍山、二上山を望む梅の花咲く明日香村小原
そちろう うたげ
天平2年(730年)正月の13日に、師老の家に集まりて宴会す。梅花の歌32首
春さればまづ咲くやどの梅の花ひとり見つつや春日暮らさむ
巻5 818 山上憶良
春が来ると真っ先に咲く庭の梅の花、この花をただ私一人で見て長い春の一日を
過ごすのであろうか。(いや、そんなわけがない。どうしてそんなことができようか。)
※「や」は反語で「春日暮らさむや」の倒置的表現。
中国では「漢詩」を詠み合う文化があり、それが日本では「短歌」になった。
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