さわよう さんの旅行記


往路JL723便12:25 成田発クアラルンプール行き

9/1(水) 旅行初日




いよいよ待ちに待った旅行の日。今日は私と娘が先にKL入りする。

5:30AM 起床。目覚まし時計のミッキーマウスマーチの大音量で娘もパッチリ目を覚ます。前日はお昼寝をさせないで7時に寝かしつけた甲斐があった。

いつものようにブドウパンと牛乳で朝食。娘のウ○○が出るのをしばし待つ。どうか今出てくれますように。 親の願いが子に通じ、立派なのを出してくれて一安心。これで道中そっちの心配をせずに済む。

飛行機の時間は昼だが、スクリーン前の席を確保する為(だいままさん多謝)3時間前にはチェックインしたい。 その為には7:42日暮里発スカイライナーに乗らなくては間に合わない。身支度を整えて6:30に家を出る。 出る間際、娘に「パパンにいってきますをいっといで」と声を掛ける。娘は馬鹿でかい声で「パパーン、いってきまーす」と言うもののパパンの反応は無し。 仕方あるまい。昨夜帰ってきたのが12時近かったものな。口をポッカリ開けて眠る夫を尻目に部屋を後にした。

6:59の京浜東北線に乗車。ラッシュでは無いものの結構混んでいる車内。 ベビーカーを押しながら人を掻き分けて比較的空いている場所を見つける。日暮里に到着。駅はすいているものの、なんと京成線の切符売り場は長蛇の列ではないか。 昨日ネットで予約をしたが、この列に並んで乗車時間に間に合うのか?駅員をつかまえて聞くが、やはり列に並んでくれとのこと。 並んで待たされるのが大嫌いな娘(私も大嫌い)が早速愚図り出す。仕方が無いので携帯電話をおもちゃ代わりに与えて黙らせる。 5分ぐらい待たされて順番が来た。大人と小人1枚ずつ、予約番号を伝えて無事GET。 娘は2歳で料金がかからないが、ベビーカーの場所確保と、もう抱っこではこちらの身が持たないのであえて席を買うことにした。

成田までの1時間さあどうしよう。ここで娘に大騒ぎでもされたら幸先が悪い。スカイライナーの待合にアイスクリームの自販機を発見。 これだ! 乗車直前に抹茶最中アイスを買い乗車。車内はほぼ満席。ビジネスマンが多い。ちょっとでも娘が大きい声を出すと皆こちらに視線を集める。 まずい。最中アイスで口封じ。封じること30分。何とか半分過ぎた。残りの30分は娘のご機嫌を損ねないように彼女のおしゃべりの相手をして過ごす。 まるで酔っ払いのような前後脈略の無い彼女のマシンガントーク。これに付き合うのはかなり疲れる。が、がまんがまん。あとちょっとで成田。



娘の絶叫を聞くことなく成田に到着。よかった。よかった。改札を出てしばらく行くと、JALの自動チェックインカウンターが見えた。 そこには職員の方が2人いらしている。さっそく声をかける。

「スクリーン前の席が欲しいがここでチェックインできるか?」
「今お調べします。はい、席はございます。お客様はお荷物が手ぶらサービスのご利用ですね。こちらではチェックインできませんので、カウンターでお願いします。 席は押さえましたので大丈夫です。」

忘れてた。荷物はKLの空港受け取りの宅配にしていたのだった。カウンターチェックインのみだと言われてたのに。まあ、ここで席が確保できたので良しとしよう。 一番空いていると教えられたNカウンターを目指す。

またしても、Nカウンターは長蛇の列。しかし、他はもっと長蛇の列。愚図る娘をなだめすかしながら列が前に進むのを待つ。やっと順番が来た。 チェックインは簡単に終了。ここでベビーカーともお別れ。娘は「ベビーカー、バイバーイ」と袋詰めされていくベビーカーに手を振っていた。

さ、一仕事終わった。ここからはお嬢さんにいっぱい運動してぐったりして頂きましょう。 本屋で幼児雑誌、シンガポールで会う予定のWさんに頼まれた雑誌等を買い込んだ後、プレイルームを目指す。


プレイルームは日本航空の第2ターミナルにある。移動時間のロスが少なくていい。

あったあった。結構広いではないか。 これなら搭乗までの約2時間充分遊べそうだ。早速入りましょう。ん? 受付がある。しかもおねえさんがつまらそうな顔をして座っている。 ほんとにつまらなそうだ。なんで私がここにいなくちゃいけないのよと顔全面に書いてある。この人がここにいる意味は何なのだろうと思いながらもプレイルームに足を踏み入れる。 お姉さんがこちらを牽制して見ている。しかし、何も言わない。受付で何かするのか?でも何も言われないのでズカズカ入ろうとしたところで声をかけられる。 「名前、フライトナンバー、フライト時間」。受付に置いてある紙を指でコツコツ叩きながら。どうやらここに書けと言っているらしい。 ちょっとムッとしたが、ここは娘をぐったりさせることの方が最優先。 無駄なことにエネルギーを使っている暇は無い。言われるまま、適当に(実はフライトNo.も時間も正確に覚えていなかった)書いて遣り過ごす。

プレイルームは滑り台の下がやわらかいマット敷きになっていて、娘も大喜び。他のお子様達とでんぐり返しの競争をしたり、滑り台を順番に滑ったりしてご機嫌に過ごした。 お人形もいっぱい置いてあったので、彼女お得意のお人形さんを全部横に一列に並べる作業もできてゴキゲン。思う存分遊んだ様子。 1時間ほどして「もう出る」と言い出した娘。自分で靴を履いてとっとと出て行こうとしている。 またあのつまらなそうな受付嬢に何か言われるのも癪なので、今度はこちらから何か書くのかと聞いてみた。 すると、「何もありません」といいながら置いてあった紙をスッとカウンター下に引っ込めるではないか。感じ悪っ! 公団ももうちょっと人選考えろよなあと思った一幕でした。

まだ搭乗まで1時間ある。とりあえず、KL滞在中に世話になる友人に人形焼でも買おうかとプレイルーム並びの免税店に行く。 娘がなにやら目をキラキラさせながら何かを発見したらしい。 「ナナチャン、コレ買う〜」なに? あ、キティちゃんのお医者さんセットだ。あちゃー。今彼女がハマッてるのがお医者さんごっこ。 子供の目線にちょうどいい場所に置いてあるではないか。 ま、これで機内で少しは時間稼ぎができるでしょう。680円。安いもんです。これと人形焼をもって会計へ。 お金を払って品物を受け取ると店員から「Thank you」。どこの国の人だと思われたのだろうか。聞くのも酷なので無言で店を後にする。


成田空港 プレイルーム

先ほどのプレイルームの前から向こうの端まで4基動く歩道があった。「ナナチャン、これのる〜」 ああ、乗ってくれ、乗ってくれ。4つの平らなエスカレーターに乗って歩いて戻ってまた乗って、を4回繰り返したところで搭乗時間が近づいてきた。

そろそろ飛行機に乗る時間だよ、と言って娘と共に搭乗口の前で待つ。が、清掃が遅れているので搭乗時間が遅れるとの放送が入った。 仕方が無いので、また歩かせるかと思ったら娘が愚図りだした。どうやら本格的に疲れてきたらしい。キティちゃんのお医者さんセットで遊ぶんだと泣き出した。 じゃあ、ちょっとだけだよと言って、隅の方の椅子へ行って遊ぶ。そうこうしている内にやっと時間となる。お子様連れのお客様はお先にと言われるより先に歩み出て機内へと向かった。

席は窓側の最前列横2列。娘を窓側に座らせる。前が広いと本当に楽だ。子連れだと何かと手持ちの荷物が増えるので、それを置くスペースを確保できるだけでもありがたい。 飛行機が動き出した。娘は神妙な顔をしている。思ったよりもおとなしい。 もう何度か飛行機は体験しているので慣れたのかと思いきや、なんと、水平飛行に入る前に眠ってしまっているではないか。 バンザーイ。作戦大成功。これからが私の時間だと思うとうれしくてついニンマリしてしまう。 景気づけにビールでも一杯やりたいところだが、それがもとで眠ってしまっては元も子も無い。 ビールはあきらめてリンゴジュースを頂く。機内食はビーフをオーダー。これが結構おいしい。ワインでも思うが、ここでも心を鬼にして断る。 食事の後は、空港で買った雑誌を一気に読む。ここで読んでしまわないともう読む時間が無い。猛烈に眠気が襲ってくるのを必死にこらえて雑誌6冊を速読。 まだ娘が起きないので、マレー語学習MDなどを聞きながら再度雑誌に目を落としていると娘が起き出した。目的地到着まであと2時間半強。

眠る我が子

乗務員を呼んで娘のチャイルドミールを持ってきてもらう。見た目はおいしそうだが味見をしてみると見た目とは正反対のお味でした。 娘の食いつきも悪し。イチゴのケーキ全部とチョコレートのパン、スコッチエッグの周りを少しずつ食べて終了。半分残してしまった。 空港に引き続き、お医者さんごっこをして時間を潰す。 しかし、動き回れないのが不満らしく愚図り出す。そのうちもう降りると言い出す始末。首を絞めたいのをがまんして、ご機嫌取りに努める。

(機内食)チャイルドミール

何とかKLに到着。入管まですんなり辿り着く。が、またまたここが長蛇の列。しかも、職員がダラッダラッ仕事をしているのでなかなか列が進まない。 案の定、娘が愚図りだした。なだめすかすも聞く訳が無い。もう彼女の疲労もピークなのだ。そのうち床にゴロゴロ転がりだして、ピーピー泣き出した。 後ろの方に並んでいる白人どもが、ゲラゲラ笑いながら我が娘を見ている。こっちがジタバタして泣きたい気分。すぐ前に並んでいた関西のご家族が、娘をあやしてくださる。 5歳の男の子も娘を笑わしてくれたりと大変気遣っていただいた。ありがとうございました。

1時間近くかかってやっと順番が来た。またまたハラワタが煮えくり返るのを我慢して入管終了。さ、荷物荷物と思いきや、これがまた分かりづらいことこの上ない。 どこに何便の荷物があるのかさっぱりわからない。とりあえず、ターンテーブルが回っている所をチェックしていくが、どこにも無さそうだ。 仕方が無いので近くにいた関係者と思しき人に聞いて荷物まで辿り着く。なんと、私の荷物は床に置かれているでは無いか。 ということは他の乗客の皆さんはとっくに荷物を受け取っていることになる。あの入管をどうやってパスしたのか今もって謎。

税関をノーチェックで通り抜け、自動ドアの向こう側に出た所で友人を探す。あまりにも遅すぎて帰ってしまったか? 一抹の不安がよぎる。 キョロキョロしているところへ友人登場。よかったよかった。感動の再会を果たし、一路彼女の家へ向かう。

夕飯は、彼女手作りのチキンカレーとイドゥリ。彼女はインド系マレーシア人と結婚している。カレーがとてもおいしい。 イドゥリはちょっとすっぱい蒸しパン。娘にはこれを食べさせて夕飯にしようと思っていたが、一口食べた後はいらないの連発。 何が食べたいのか聞くと帰ってきた答えが「ナシプティ(白飯)」。友人が娘の為に米を炊いてくれる。 それを食べているうちに娘が眠くて愚図りだした。 2階に用意してくれた寝室に娘を連れて行き寝かしつける。娘が寝たのを確認して、下の階におりて飲みなおし。 積もる話を色々して12時ごろに就寝した。


  初日 2日め 3日め 4日め 5日め 6日め 7日め 8日め 9日め 10日め 帰国  


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