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 年間降水量は多いが水源に乏しい沖縄では、昔から各家々いろいろな方法で水を集めてきた。屋敷の木に藁を巻き雨水を抱かせて桶に誘い込み、これを水瓶(とぅーじ)に保存した。後には屋根から流れる雨水を樋に集め、水瓶(とぅーじ)に誘導して溜めたりした。
 台風は人災をはじめ、農作物への被害など多くの被害をもたらすが、恩恵としては、大量の雨をもたらすので水資源が確保できるいうこと。沖縄は今でこそ、貯水タンクの普及やダムの建設により幾分水事情が緩和された感があるが昔は断水も多かった。
 自然環境の循環という観点から言えば、台風はその強風によって海水をかきまぜ海を浄化し自然の生態系を維持するのに一役かっているとも言われる。今沖縄のサンゴの白化現象が話題になっている。これは温暖化による海温の上昇によるものだが、台風が海底の冷たい海水と海面近くの暖かい海水とを混ぜてくれるおかげでサンゴが生息する適温をつくりだす。台風も自然の一部と考えれば、これにより自然のバランスが保たれていると言えるかもしれない。

 沖縄では大気中の塩分濃度が本土の約10倍、これが台風ともなれば数十倍から百数十倍にもなるといわれる。よって金属類は腐食しやすい。台風の後は大切な車は洗車し、住宅もサッシ窓など簡単でよいから水で洗うとよい。