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閃輝暗点・片頭痛の対処方法〈イラストをクリックすると拡大します)


このような「ギザギザ」が
目の前に現われます


「ギザギザ」は初め小さく
段々大きく膨らんで
そして消えて行きす。  


またかやだな〜


あれ〜見えない!


ズキズキズキーン


うーんいで〜

閃輝暗点(片頭痛の前兆現象)とは
 私には閃輝暗点(せんきあんてん)という持病があります。偏頭痛のとき現われる前兆現象一種で、特効薬もない、結構辛い病気です。
 私の場合には20代前半に発病し、今も続いております。まず視覚障害が起きます。ちょっと中心部が見づらくなり、視野の一部がかげろうを通して見るようにゆらゆら動きだし、突然頭の中に閃光が光って、稲妻のようにギザギザした光の波が四方に広がり、その内部が真っ暗になります。 そしてこの閃光と暗点は、2、30分で消えて行きます。この後に偏頭痛が3〜4時間続き、はきけ・嘔吐などを伴うことがあります。視野が極端に狭くなることもあります。例えばパソコン画面の左半分が全然見えないなどです。
 物を見る中枢は脳の後ろの部分にあるのですが、この中枢に行っている血管の一時的な痙攣によって、血液が不足して起こるのではないかといわれています。
 それが収まると頭痛が起き、ひどい時は嘔吐してしまうこともあります。
 まず、目に出る症状というのは何の前触れもなしに突然起こり、発症間隔も不定期ならば、場所も時間も選びません。それが収束してから次に現れる頭痛というのも、頭が割れてしまいそうな、そんな激痛です。吐き気もひどく、胃の中にあるものを全て戻してしまうし、胃の中に何も入っていなければ、胃液を戻すことも以前ありました。

原因は
 原因が良く分からないとされてきましたが、近年そのメカニズムが大分解明されつつあります。生理的活性アミンの一種セロトニンの増減によって脳に行く血管が痙攣すると、前兆現象が現われる片頭痛特有の症状と言われております。何かがトリガーとなりセロトニン量が減少すると脳の血流量が減少し、それによって視覚付近の血管が痙攣することにより閃輝暗点の症状が出ます。血流が減少すると、「大変だ」と脳が判断し「血流量を増やすためにセロトニンの量を増やせと」体に指令を出します。セロトニンは毛細血管を拡張する働きがありますので、セロトニンが増えると脳の毛細血管が膨張し、その周りの神経を刺激、炎症を起こすことによって絶え難い頭痛に繋がると考えられるようになってきました。

発作の頻度
 このような発作をときどき繰り返します。発作回数は週1回〜月に数回発生します。

経過(これまでに試したこと)
@この症状にもうかれこれ40年近く悩まされております。
Aまず最初に発症したとき眼科を受診し、血管拡張剤を1年近く飲みました。この結果10年近く症状が出ませんでした。
Bその後再発し脳神経外科でMRIなどによる精密検査を受け、片頭痛と診断され、頭痛薬と吐き気止めを処方されました。
 この薬は、前兆現象が起きたとき飲むと、その後起きる頭痛が緩和されます。
 しかし、副作用(胃が痛くなったり、体がだるくなったり)があり、飲むのは辞めました。
C近くの漢方薬局で粉末状の漢方薬を処方してもらい服用した所、暫くは症状が治まっておりましたが、やがて、4〜5年すると効果が薄れてきました。
D漢方薬(聯珠飲加鈞藤レンジュインカキントウ)を処方してもらいました。効果は抜群で発作は年に3〜4回に激減しました。
 この漢方薬は毎日煎じて、日に3回最近まで10年近くお世話になりました。
 しかし、漢方薬は価格が高く、懐に響きます。入院を機会に、これも辞めてしまいました。
E漢方薬を中止したのには、訳があります。
 前兆現象の発生は防げないとしても、あの耐えがたい頭痛をほぼ完全に防止する、方法を見つけたからです。
 しかも、お金は全く掛かりません。以下にその防止解消方法を説明します。





その効果のほど
 
なにも難しいことはありません。ただ、後頭部を丁寧にマッサージするだけです。
 コツも何も有りません。しいて言えば、前兆現象が現われたら直ぐに、後頭部を強く10分程度、力を入れ丁寧に揉むことだけです。前兆現象消失後に揉み始めると効果がが薄れるようです。不幸にして頭痛が始まってしまった場合でも、マッサージをすれば、頭痛が和らぎます。これを実施してからは、頭痛が治まるまで何もすることができなかった、絶え難い頭痛と吐き気からは開放されました。
閃輝暗点の前兆現象が現われている間だけの2、30分の辛抱で通常の活動ができるようになりました。

私の頭痛の解消方法を説明します。
@前兆現象が現われたら、左図の玉枕を強く押します。押方は下図の女性のようにすると良いでしょう。
 マッサージの仕方が目立って困る場合(商談中etc)は片方づづ交互に押しても効果は変わりません。
A玉枕から耳に向かって揉み解します。押す力はかなり強めです。
 表現し辛いのですが、
 次の日に何気なく、マッサージ個所を触ったときに表面が「アレ!少し痛いな、何したっけ!」ってな感じです。
 実際は、痛くならない程度が良いと思います。
Bさらに玉枕から天柱に向かって同じように揉み解します。

 これで、ほぼ前兆現象の後に起こる頭痛からは解消されました。私の場合は、全く頭痛を感じないときとと軽い頭痛や頭が重い感じが半日程度残る場合がありますが、以前の絶え難い頭痛とは天と地の違いがあります。
 同じ症状でお悩みの方があれば、全く副作用の無いこの方法を是非一度お試し下さい。
 この方法は、緊張型頭痛など他の頭痛にも効果があるようです。しかし、2日酔いの頭痛には、何故か全くと言ってよいほど効果はありませんでした。

さらに頭痛を和らげる方法
 
閃輝暗点の前兆現象が消えてから30〜60以内に氷などでひたいを冷やすとより効果的です。偏頭痛の発作は脳の血管が急激に拡張し神経を刺激することにより頭痛を起こすことが分かっています。したがって冷やすことにより血管の膨張や血管膨張による炎症を防ぐと考えられます。私の場合はひたい用のアイスノンを使用しております。1〜2時間ほどひたいを冷やしその間に10〜30分位寝ることができるとその後は楽に過ごすことができます。


嬉しい耳寄りな話

閃輝暗点発作の消失 
 頭痛が起こって頭を冷やして横になっていたとき、再び閃輝暗点の発作が起こったことがあります。そのときに何気なくひたいに当てていたアイスノンをまぶたにずらして眼を冷やした所、あのギザギザが拡大途中ですーっと消えてしまいました。
 その後、閃輝暗点が起こった直後(ギザギザが点の状況でまだ広がらない、「あれ!なんとなく物が見づらいな」といったときに、まぶたの上から眼の部分を5〜10分冷やすと、閃輝暗点の症状進まず、症状が消えて頭痛に至らないことがあります。閃輝暗点の発作が前兆現象として起こる偏頭痛の方は一度試してみると良いかもしれません。
 ただ、時には閃輝暗点の発作が消えても、時間がたつとまた閃輝暗点の発作が起こることもあるようです。



片頭痛の誘引物質

片頭痛の引き金になる食べ物があります。片頭痛の発作が起こった時に、1週間程どんな食べ物を食べていたかをメモにして残し、発作都度共通して口にした食べ物が無いか根気強く調べてみると、発作の引き金になる誘引物質がある程度分かってきます。
私の場合は
@チョコレートAピーナッツなどのナッツ類です。そのほかに紅茶、チーズ、ワインなどが誘引物質と一般に言われております。
 お菓子類には結構チョコレートやナッツが使用されているようです。チョコレートはココアから作られており、知らず知らずに口に入っていることが以前は多かったみたいです。子共と一緒に食べたお菓子に含まれてることがあるかも知れません。酒類も、出来るだけ控えるようにしました。(今は付き合いで少々飲む程度です)できるだけ肉類を控え魚を多くするようにしました。(肉類をまったく取ってないということではありません)
 以前は、1日に2度3度起きたり3日連続で起こったり、発作頻度が多く、大変でしたが、自分で意識して誘引物質を控えるようにしてから、発作頻度が少なくなってきました。
 その他寝不足、寝すぎも発作の引き金になるようです。以前は良く土日に発作が起きたものです。

その後

 私は、最近(平成18年1月頃から)特に思い当たることは無いのですが、どういう訳か発作の頻度が5日に一度と多くなり、参っておりました。従来、服用していた漢方薬(聯株飲加鈞藤)の服用を再開したものの予防効果はどうゆう訳か有りませんでした。
たまたま、インターネットで見つけた仙台の頭痛外来内科を受診してみました。そこで処方された予防薬を服用した所思った以上の予防効果がありました。
処方された薬は
 予防薬     ミグシス錠5mg(朝、晩服用)、ツムラ呉茱萸湯顆粒(ツムラ31)(朝、昼、晩服用) 
 発作時頓服  イミグラン錠50(トリプタン製剤)
です。
 イミグラン錠50は発作時に頭痛を軽くするトリプタン系頓服薬ですが予防薬を飲み始めてからは発作が起こっていないので使用しておりません。(従来のエルゴタミン系頓服薬は服用すると血圧が上昇するようです)それぞれの薬の説明については、インターネットで検索できますので、そちらの方でご覧になると良いと思います。
朗報(2013年1月)
 こめかみにの両方にピップエレキバンやプチシグマなどの磁気治療具を貼っておくことにより発作の回数をかなり減らすことができます。是非試してみては如何でしょうか。私の場合月5〜6回の発作が1回以下に激減しております。
 でも、こめかみの両側に茶色の丸い絆創膏が付いているのは結構格好が悪いかも!私の場合はメガネの耳架け部分が太いものを使用して隠しています。肌の色によってはあまり目立たないかも知れません。

予防薬の効果

 私の場合、予防薬の効果は約2カ月程でした。その後、予防効果があまり感じられなくなりました。暫く、休んで、服用すると多少効いているかなという程度です。例えば半月休んで半月服用といった感じです。
 医師の話によると、肝臓の酵素の働きにより効果が持続する人と、効果が薄れまた効果が無くなる人があるようです。酵素の感受性の問題らしいですね。
 今は、発作発生時、後頭部のマッサージとイミグラン錠を1錠服用で、ほとんど頭痛を感じることなく、過ごすことができます。
 以前の発作は夕方近くが多かったのですが、最近は早朝、3時〜6時の間に起こることが多くなっております。3時ごろの発作は発作後2〜3時間眠ることができるので、目覚めたときはほとんど頭痛を感じないで過ごせます。

季節の変わり目
季節の変わり目に発作が多発
 閃輝暗点(片頭痛の前兆現象)の発作の頻度は大分季節と関係がありそうです。私の場合は、4〜5月に発作が集中します。3月は3回、4月5回、5月5回、6月4回7月1回と言った具合です。特に4月後半から5月前半は1日おきや3日連続などかなりきつい日が続きました。
 毎年、このようね傾向があるようです。9、10月にも若干発作の回数が増加傾向になり、その後月に1〜2回のペースに落ち着きます。
 1カ月近く発作が起きないと、このまま治ってもう発作は起きないのではないかと、期待させますが毎年見事に裏切られてしましますね。

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