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現用アンテナ(ナガラTV−416j)と15mタワー解体はこここをクリックして下さい。

直前まで使用していたアンテナシステム

アンテナ整備での上げ下ろしが大変になったため、ハムショップさんのご協力を得てそれまで使用していたアンテナを降ろし144、430、
1200MhzのGPに変えました。飛びはイマイチとなりましたが、DXや衛星通信、SHF通信は移動運用でカバーしたいと思います。

旧アンテナシステム

以前使用していたアンテナ(平成14年11月撮影)

@

クリエートデザイン製6エレ八木
 輻射器はフォールデットタイプのものです。このタイプに替えてからサイドの切れがシャープになったように思います。

A

14、21、28用トライバンド3エレ八木アンテナ
 モズレーのTA33Jを使用。購入後40年近く経っていますが、今だ現役です。さすが米国製は丈夫です。3エレと言っても14、21Mhzはフルサイズの2エレと言ったところ。28Mhzはそれなりの性能です。東北地方は冬場雪が多いのですが、雪が付着し重みで垂れ下がっても、その復元力には脱帽です。

B

3.5、7Mhz用ダブレット
 3.5Mhzはローディングコイルが入っています。全長25mで自作しました。
 タワーのステージから逆V字型に設置しています。給電部にジャンク市で手に入れたバランを入れております。アンテナ線は2mm縒り銅線を使用しています。SWRは7Mhzはバンド内で1.3以下、3.5Mhzは3.15Mhz±10Khzで1.5以下で、これから離れるほど急激にSWR値が大きくなります。

C

1200、2400Mhz用1.3mパラボラ
 以前はループ八木アンテナを使用していました。
 ループ八木とパラボラの違いは、パラボラはゲインよりもSNが優れています。八木の場合は、地表ノイズを拾うがパラボラは大分軽減されます。SSTVの画像受信例では、同じ信号強度でも、遥かに鮮明な画像が受信できます。
 ちなみにアマチュア衛星AO40の受信でノイズレベルが5から2〜3と少なくなりました。 

D

 430Mhzクロス八木
 オスカーハンターの430Mhz用です。もう大分前に製造が中止されてしまいました。偏波切換ができ、アマチュア衛星AO10、AO13で安定したQSOができていました。ブームとマストの取り付けは、別に購入したマウントで取り付けました。付属の取付金具でマストに取付すると、ブームが直ぐにガタガタになってしまいます。144Mhzのブームが少し、しなって来たため144は現役を引退しました。給電ボックスとブームのしなりを修理すれば、まだまだ使えると思います。

E

144,430Mhz用GP
 もっぱら144MhzFMに使用しています。

F

ルーフタワー
 アルインコの4m物です。40年近くになると思います。上下2段にビニール被服の付いたワイヤーでステーを張りました。ワイヤーは既に10年近く経っていますが、錆はまだ見られません。ワイヤークリップ、ターンバックルはステンレス製です。初期費用は嵩みますが、後のメンテナンスが大変楽です。このルーフタワーには作業用ステージがなかったのですが、自作して取り付けました。アンテナ工事が大変楽です。

G

自立タワー
 コンクリート基礎不要のクリエートデザインKT7N、地上高15mです。1.8mの穴を掘り埋め戻しました。作業用ステージを付けました。このステージのある無しで、作業時の疲労度合いが全然違います。安全にアンテナ工事をするために是非備えたい設備です。タワーの上に登ると大分揺れます。

 

衛星通信用アンテナです。
 2階の屋根の4mルーフタワーに上げました。
自作の1200、2400Mhz用1.3mパラボラとオスカーハンターの430Mhzクロス八木です。
 AO40にQRVしております。アップリンクは主に1200Mhzから行っており、430Mhzは他の衛星のワッチ用となっています。

パラボラの拡大写真です。
 給電部が現在(平成16年1月)ヘリカルを使用しています。近々この給電部をパッチフィードに換えたいと思います。防水ケースは98円の味噌用の入れ物を活用しました。
 パラボラの後方には、2400Mhz用バンドパスフィルターとプリアンプを入れた防水ケース、1200Mhzアンテンの10Wパワーブースターです。これらはパラボラのバランサーとしても働いております。同軸ケーブルの5D2Vはセンターのアルミパイプの中を通しパラボラ後方に引き出しました。パラボラの金網は0.4mmのものを使いました。金網の線が細いと曲面が綺麗にならずゴワゴワの状態になります。

タワーに沿って張ってあるケーブルは昇降時の落下防止に安全金具をセットし使用するために設置しました。
 藤井電工の墜落防止装置ワイヤーグリップ昇降装置です。これでアンテナの昇降時は基より、作業中は必ず何らかの安全ベルトがタワーのどっかに付いている形になります。でもやっぱり怖い〜!
 途中の金具は、風は吹いてケーブルが共振するのを防ぐために取り付けております。


以前の衛星用アンテナ

@2400Mhz56エレループスタック
A1200mhz36エループレシングル
Bオスカーハンター430Mhz20エレクロス八木
Cオスカーハンター144Mhz12エレクロス八木
D144、430Mhzプリアンプ、1200Mhzパワーブースター
E2400Mhzバンドパスフィルタープリアンプ

ルーフタワーのターンバックルの緩み防止策
 ルーフタワーは通常ワーヤーとターンバックルを使用して屋根に固定します。ターンバックルは鉄製とステンレス製があります。鉄製はネジ表面がざらついているので、多少の振動でターンバックルが緩むことはまずありません。一方ステンレス製の場合はネジ面がツルツルしているので、ワイヤーなどの振動によりターンバックルが緩む恐れがあります。最悪の場合、ターンバックルが外れルーフタワーは倒壊する可能性もあります。他方、鉄製のターンバックルは外れにくい反面錆びにより数年おきに取り替える煩わしさがあります。そこで、ステンレス製ターンバックルを安心して使用出来るように緩み防止策を施しました。

 ターンバックルの上部ネジにワッシャーとナットで写真のように締め付けました。これでターンバックルが振動などで緩むことはなくなります。

 ターンバックルの下部にはワッシャーナットが付いておりません。これはターンバックルの下部のネジが通常のネジ山の切り方が逆で市売のナットーでは入手できなかったからです。なお、ターンバックルからワイヤーが外れないようにするために?部分を何らかの方法で(ビニルテープや針金)でクローズすると良いと思います。

パラボラ給電部のケーブルの処理
 パラボラ給電部の同軸ケーブルの処理は意外とやっかいなものです。通常は中心部のポールに這わせパラボラ金網の中心に近い所に穴を開けて引き込んだり、パラボラの円周の下から引き込んだりしております。パラボラは比較的高い周波数で使用されます。この場合の同軸ケーブルロスも気になるところです。ロスを少なくするために太い同軸をを使用することも考えられますが、当局では下の写真のように、給電部を取り付けるためにパラボラ中心部に差し込んだアルミパイプの中を1.2G、2.4G用の同軸ケーブル(いずれも5DFB)を通しました。

 給電部から1.2G、2.4G用の同軸ケーブルを差し込んでいます。アルミパイプと給電部の接続は3本のアルミ板を加工し3箇所で固定しております。
 パラボラ中心部の円形アルミ板はパイプ固定用ネジが電蝕で駄目になったためパイプ固定用のストッパーとして使用してます。給電部に巻いたビニールテープは紫外線対策用です。

 パラボラ後部から引き出した同軸ケーブルは上記のパラボラ写真を拡大すると分かるように、パラボラに差し込んだパイプに取り付けたプリアンプ、パワーブースターに接続されます。

パラボラ焦点距離の調整方法
 パラボラの設計上の焦点距離は55cmとなっておりますが、金網の張り方た部材のバラツキなどにより実際は若干のズレが生じます。特に給電部をヘイカルとした場合反射板までの距離を焦点距離とすればよいのか、ヘリカルの何ターン目にすればよいのか悩むところです。ここはパイロット信号の一番強い所に調整するのが一番です。以下に当局が行った焦点距離調整方法を紹介します。

 パラボラは2階のベランダにある物干しに設置しました。モニターはFT736、パイロット信号発生器は1.2Gハンディーをお菓子の空き缶に入れパラボラから3〜40メートルのところに置きました。

 パラボラ中心部に差し込んだアルミパイプの滑りを良くするためにアルミパイプにペナトロックス(伝導性コンパウンド)を縫っておきました。これでアルミパイプの移動がスムースになります。中心部にある円形アルミ板はストッパーなのですが、調整ではこれが悪さをしました。

 調整はFT736のSメーターを見ながら、アルミパイプを出し入れし、Sメータのピークを見つけます。普通は簡単に見つけることができます。当初、円形ストパーを固定しなかったためピークが変化して現れてしまいました。

 円形ストッパーをビニールテープで固定し調整します。固定しないとパイプの出し入れ都度スットパーも移動し信号ピークが変ります。今回も、ストッパーの位置により、焦点距離が58から50cmと変化しました。最終的に焦点距離は、設計上とほぼ同じ55.1cmとなりました。

パラボラ作成時の留意点
 
初めてパラボラに挑戦すると、分かってしまえば何のことは無いことで時間を取られたり、意外と苦労することが多いと思います。参考に作成時の留意点を上げてみました。

リムの本数

リムの数は多ければ多いほど曲面特性がよくなります。
曲面特性が良くなると、使用する金網は網戸用のアルミやステンレス金網を使用してもそれなりの曲面特性を維持できます。網戸用金網は安価です。従って、パラボラ作成費用を抑えることが可能です。
1.2mのパラボラの場合は16本前後で、直径が10センチ大きくなるごとにリム1本追加が目安。

金網の厚さ リムの数が少ない場合、使用する金網は、一定の厚さの金網(金網の線の太さ4〜5mm)を使用します。網戸用金網など厚さの薄い金網の場合きれいな曲面を維持することは難しくなります。
金網の張り方 中心部から円周方向に、さらに真ん中を止めてから左右方向に止めて行くときれいに貼れます。
円周部分もリムと同じようにネジで止めると円周周りの金網処理が楽です。
金網の外回り処理

上の写真で分かるように、円周の金網処理は、アルミパイプの裏側に折り曲げ針金で固定するだけです。この場合折り曲げる金網は、表の金網にギリギリ届く幅を残して切り取り、アルミパイプに絡みつくように丸め込み針金で固定します。手で触れて突き出ているところは丁寧に押し込むと、パラボラ設置工事で、金網で怪我をすることはなくなります。

焦点距離の調整

調整はパラボラを実際に使用する状態で調整します。給電部はパラボラを実際に使用するのと同じ状態で調整します。
同軸ケーブルを仮止めで引き回した状態と実際に使用する状態では若干信号強度のピーク位置(焦点距離)に相違が出ます。給電部の同軸ケーブル状況や仮止めした針金などがあると思いのほか調整に影響することがあります。
実測焦点距離は設計上の焦点距離と大きく違うことはありません。2〜3cm以内の範囲だと思います。

焦点距離の調整用信号 調整にローカル局電波が利用できる場合はローカル局に協力をお願いします。
適当な安定した信号が無い場合は、信号発生器やハンディー機を利用します。
当局の場合は、3〜40m離れた所にハンディー機を最小出力にし、さらに金属ケースに入れ信号強度を弱めて調整しました。
調整に使用する受信機はアナロクSメータが付いている受信機がベターです。デジタルのSメータでは信号のピークがなかなか分かりません。(最近のリグはほとんどデジタルです!HiHi!)
給電部ケースの劣化対策

給電部の防水ケースは、太陽光に強い材質のケースを使用するか、紫外線対策を施します。
特にポリプロピレン系は紫外線に弱い。1〜2年でボロボロになります。黒のビニールテープを巻き、その上にグレーのビニールテープで紫外線対策を施します。


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