事前作業
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➀アンテナの部材がすべてそろっているかチックします。稀にネジなどが不足していることがあるので面倒がらずに確認しておきます。
以下は取扱説明書に従って行いました。
➁マストに取り付けるマウントサポーターの組み立て
➂エレメント組み立て(エレメント組み立ての際は接続部に電導グリスを必ず付ける)
➃テナコートの塗布
アンテナの角度はルーフタワー高さが4mなので120度にしました。
水平設置の場合は地上で全て組み立て一気にルーフタワーに設置することも可能ですが角度があると引き上げ時逆向きになり一人作業の場合一気に上げることは難しくなります。
➄そこで物干し台などを利用してルーフタワーと同じ条件を作ってTV−416jを設置するシュミレーションを行いました。
・マウントサポータ部に50MHzエレメントを取り付けマストに見立てたポールに設置しました。
・次にHFエレメントの設置です。この場合エレメントインシュレーターの給電部から遠い方のボルトは抜けない程度にねじ込んでおきます。
まずエレメントを垂直に立てエレメントを給電部にボルトでネジ止めします。(取説では後から取り付になっているバラン接続線も一緒に取り付けます。)
・取り付けたエレメントをゆっくりと倒していきます。遠方のインシュレーターにねじ込んであるボルトがストパーとなり止まります。
・給電部のボルトをさらにドライバーでねじ込みます。
・遠方のインシュレーターのボルトを外しエレメントをこのインシュレーターに取り付けます。
・給電部ボルトをしっかりとねじ込めばエレメントの取り付けは完了です。
このようにすれば一人でも安全に設置が可能であることを確認しました。
なを、取り付ける際ボルトに電導グリスを塗布しておくとねじ込みが大変スムース行うことができます。
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1日目 マウントサポーターを取り付けました。(この写真はタワー解体前に撮ったので解体前のタワーが写っています。
ルーフタワーはアルインコの4mタワーです。ステーは中間と最上部に2段に張っています。
このルーフタワーはアルミパイプ式で既に40年超く使用していますが外見上は腐食などは見られませんでした。
マスト上部、ローテーター部台は鉄製ですが塗装を施していたので錆もほとんど見られません。また、自作の作業台が取り付けれあるのでアンテナ取り付け作業は比較的容易で安全にできたと思います。
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2日目
片方のエレメントを取り付けました。
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3日目
もう片方のエレメントを取り付けました。
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4日目
バランと同軸ケーブルを取り付けました。
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同軸ケーブルは12m程度なのでロスはそれほどではなく5D2Vで充分です。
現在FBケーブルは銅線部分がアルミ素材に銅メッキとなり名称もFBライトで販売されているようです。
価格も以前の2〜3倍でしょうか。
耐久性も考え今回は5D2Vにしました。
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使用感ほか |
タワーに設置する前日、2階屋根にマウントサポーター、HFエレメントを上げておきました。
一気に設置するには一人作業の場合何度(最低4回)かルーフタワーの上り下りを繰り返す必要があります。
この場合でも取り付け作業は2〜3時間程度で完了すると思います。
ルーフタワーの上り下りを繰り返すと筋肉痛になりそうです。作業後筋肉痛になってもしょうがないので少しずつ組み立てることにしました。
分割作業時の実際の取り付けは毎日30分程度だったでしょうか。
@エレメント長はSSBに合わせた長さにしました。
A144、430、1200MHz3段GPが設置されているマスト中間に設置したことで7、14MHzではCWバンド付近でSWRが最小値になっています。
取説では中間設置の場合SWRが下がらないことがあると記載されています。
B21、28MHzはSWRは少し高めです。
C50MHzは50.200MHzに合わせたのですが51MHzでSWRが最小となりました。
➄7MHzは以前15mタワー設置した逆V型のダイポールを使用していました。
以前使用の逆Vと比べ空ノイズは2〜3程度下がっています。
E逆に14、21MHは2〜3程度増ています。
設置環境の違いだと思います。また、アンテナ自体帯域幅が大変狭いのでSWRはあまり気にせずアンアテチューナを活用するのが良いと思います。アンテナチューナ使用で各バンド帯SWRは1.1以下に調整ができました。
7MHz以外のバンドはコンデションの関係でQSOはできていませんが、7MHzSSB50W送信でも国内QSOは十分楽しめそうです。
なお、アンテナチューナはダイワCNW−419を使用しています。これで50MHzもバンドスイッチHでSWR調整が可能です。
50MHzはアンテアンテナチューナを利用しなくとも50〜51MHzまでSWRが1.5の範囲に収まっています。
CNW−419は1.9〜28MHz以外にA〜Hのハムバンド以外のタップが選択できるようになっています。
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