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  •  東北大震災はかなりの被害をもたらしましたが、被害者の多くは津波によるものでした。先日、NHKアーカイブのドキュメンタリーであの悲惨な災害の映像を見ました。堤防自体が決壊していました。津波があれほどのパワーを持つ事を知りませんでした。堤防に対して過大な期待をしていました。再び堤防を作る作業は始まっていますが、別の視点が必要でないかと思いました。私が思うに”津波のあのパワーを堤防で完全に防ぐのは不可能ではないか”と思います。

     津波が来たらとにかく一目散に高台を目指す事です。だとすれば堤防の役割は避難する時間を稼ぐ事だと思います。
     その視点で考えると、現在の堤防のように完全に海の力を受ける作りだと、津波自体のエネルギーを諸に受け、しかも堤防の外側に膨大な海水が溜まり、瞬間に蓄積されるエネルギー量が膨大になります。決壊時には膨大なエネルギーを持った海水が一気に陸地に押し寄せてしまいます。また堤防には船が通るための道があります。そこに膨大なエネルギーを持った海水は流れ込みます。

     このエネルギーを分散する方法を考えれば良いと思います。方法はいくつもあると思います。津波の勢いを止めるための防波堤の設置なども良いかと思います。下図みたいに小型の堤防(背丈は高い)を設置して海水の逃げ道をあえて作りとにかく押し寄せた海水の勢いを減衰させます。勢いが止まった海水なら現状の防波堤でも受け止めれると思います。その場合でも船道からの進入は防げませんが、逃げるための時間稼ぎにはなるのではないかと思います。





     津波は巨大な海面上昇を伴います。そのため立体的に海の力を分散させる工夫も必要です。津波の高低差自体も大きなエネルギーとなります。これらの高低差を減らせれるようにすれば良い気がします。例えば津波を3段で受ける堤防のシステムなどで1段目、2段目、3段目の間で海水の高低差をつければ3段目の堤防を通り抜けた海水のエネルギーはある程度減らせるでしょう。

     このような形で堤防に対する工夫だけでも5分でも10分でも時間を稼いで避難時間を増やせれば、津波災害時の生存確率は相当あがるでしょう。どの程度の効果が出るかは研究機関などで実験してみて欲しいと思います。
    (2012/10/23 記)

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