☆ 糖尿病と歯周病の悪循環を断ち切ろう!

 

糖尿病人口は予備軍も含めると平成24年の統計では、全国で2050万人と報告され、国民の5人に1人の割合になります。

 

糖尿病と歯周病は共に代表的な生活習慣病で、 歯周病は、糖尿病の3大合併症と言われる腎症、網膜症、神経症と共に糖尿病合併症でもあり、両者は綿密な相互関係にあります。
ですから慢性炎症としての歯周病をコントロールすることで、糖尿病のコントロール状態を改善することが可能です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

糖尿病は血管に悪影響を及ぼす病気なので、血液中の血糖値が高いと
 @、血管がもろくなる
 A、血液のめぐりが悪くなる
 B、身体の抵抗力が弱くなる
 C、歯周病に感染しやすくなる
などの理由で歯周病が重症化しやすくなります。

 

一方歯周病になると、歯周病菌が出す内毒素や、炎症を起こす物質の増加に反応して、TNF−αという物質が血中に増えて来ます。
TNF−αは糖尿病の治療に使われるインシュリンの働きを阻害するので、効き目が悪くなり 糖尿病が悪化するという悪循環が生じます。

 

  当院では来院する方に歯周病治療の重要性を分かっていただき治療を行っていますが、治療中に糖尿病の薬の量が減ったり、血糖値が下がったという方が少なくありません。

 

糖尿病予備群の方も、歯周病治療を行えば予備軍から脱出も可能です。
歯を失くすどころではない歯周病! 歯周病治療を受けて全身の健康を取り戻してください。