「元」数学者のホームページ
                                     (平成20年正月:鎌倉材木座海岸より西方を望む)




























作成日: 
  平成18年12月12日
前回更新日抜粋: 
  平成19年6月7日
  平成19年7月23日
  平成19年8月17日
  平成19年9月17日
  平成19年10月11日
  平成19年12月27日
  平成20年1月14日
  平成20年3月31日
  平成20年5月7日
  平成20年8月1日
  平成20年8月26日
  平成20年9月17日
  平成20年11月8日
  平成21年3月5日
  平成21年4月16日
  平成21年5月2日
  平成21年7月4日
  平成21年10月4日
  平成21年11月6日
  平成22年1月6日
  平成22年4月17日
  平成22年5月31日
  平成22年6月12日
  平成22年8月28日
  平成23年1月10日
  平成23年1月24日
  平成23年4月21日
  平成23年5月7日
  平成23年8月16日
  平成23年9月2日
  平成23年10月15日
  平成23年12月16日
  平成24年8月10日
  平成24年10月13日
  平成25年3月10日
  平成25年7月5日
  平成26年1月5日




今回更新日(話題6):
  平成26年3月2日
   



次回更新予定:未定
」数学者



ホームページ



開設者

吉 川  敦 

ご挨拶
ホームページを,ひとまず,ひっそりと立ち上げてみました.

方針は,

 
岡本真:これからホームページをつくる研究者のために
  (築地書館 2006. ISBN4-8067-1335-X C0040)

に準拠しているつもりではあります.

以下のページにいくつかのファイルを貼っておきます.ファイルへのリンクは,それぞれのページの話題の解説ないし概要説明の文章中に埋め込んであります
いずれも pdfファイル です.
ただし,どのpdf稿も内容自体には改良の余地が依然多々あります.


掲載ファイルに関するご意見は: 当面
スパム誤解のおそれのない適切な件名で) 
   
yoshikaw (at) math(dot)kyushu-u(dot)ac(dot)jp
まで.



なお,平成20年4月1日より近郊の進学校(中学校・高等学校)の校長職に就くことになりました.わたくしには全くの未知の世界であり,まことに不思議な縁によるものとしか言いようのないことではありますが,大変な機会でもあります.斯界の新入生ではありますが,宜しくお願い申上げます.

この学校には,大いに誇るべき,半世紀以上の長い伝統と立派な実績があります.それらを正しく継承しつつ,さらに,来るべき時代に相応しい新たな展開を図れ,ということがわたくしに課せられた役割であると理解しております.本ホームページの話題4では,教育関連の vivid な関心が薄れたなどと書いておりましたが,これからは当事者として,従前の経験を加味しつつ,違う視点から,真剣に関わっていきたいと考えております.

ちなみに,この学校の建学の理念は「国家・社会に貢献しようとする,為他の気概をもった,誠実・努力の人物の育成」(初代板垣政参校長.この文言は第四代原巳冬校長による敷衍)ですが,この最重要な句,「為他」は英語に直すと,Men for others となります.この句は,
世界のイエズス会系教育機関のモットーとなっており,さらに,この理念の背景にある思想の説明がわたくしが学んだ栄光学園の同窓会のサイト(ゲストエリア.どなたでも見られる部分)にあります.この文書との文脈の相違は否定しませんが,当校の建学の理念,特に,「為他」についても,相応しい文脈でのきちんとした解説を与えなければならないと思っています.

ところで,6ヶ月経ったところで,飯高茂教授主催の会合(話題4.4-3. b. 数学教育・他)で,やや「明後日」の感想(『新米校長6ヶ月雑感』)(リンクはそちらから.なお,少し古い版は 「数学教育の会」2009年度論文集からも.)を述べております.感想と言いつつも,この学校に直接関係あるものではありませんが,わたくしの考え方やスタンスの一端は見えるかも知れません
(平成20年9月17日).学校説明会で使用したファイルを上記『新米校長6ヶ月雑感』の少し後に貼り付けました(11月8日).

年度末を迎え,卒業式や修了式が目白押しである.高校卒業式は学校のホームページに式辞ともども記事があるが,思うところがあって,ここに式辞のpdf 版を示す.また,修了式は,3月16日の予定であるが,その際の式辞はすでに用意してあり,卒業式式辞の補遺としての意味もあるので,事前ではあるが,修了式式辞を示しておく(平成21年3月5日).

なお,上の修了式式辞中では,わたくしは,本来の校訓は「君子たれ」ではないか,と述べている.しかし,最近,わたくしには,「論語」で展開される「君子」とは,果たして,一個の独立した人格を指すのか,むしろ,「優良なる臣下」を意味するのではないか,つまり,「天子」のもとでの「君子」であり,「小人」と対比されて意味が現われるものではないか,という風に思われて来た.考えてみれば,孔子は(焚書坑儒によっても,なお,信頼できる史資料が残っていたとしての話だが)およそ現代どころか後世に通ずる世界や社会で生きていたわけではなく,また,ソクラテス流にものごとの本質を追求しようとする哲学を展開してきたわけではないのだから,孔子の思想(があったとして,それ)が,有効であると考えられてきたことが謎ではあるまいか.もちろん,「君子=優良なる臣下」は(かれらの時代の社会の構成員としての)人間でもあり,しかも,「優良なる臣下」であるためには,人間としての資質の高さが不可欠ではある.だが,今,われわれが生きている世界で理想とされる,自由な人間としての独立した人格を有するか,というと,それはあやしい.論語は簡潔な文章で綴られており,古来から,日本では,尊重されてきた.多くの人に感情的な強い思い入れがある所以ではある.しかし,今述べたような事情を考えると,わたくしとしては,少なくとも,今日の世界において,論語はもとより,孔子を持ち上げることに対しては,根本的な疑念を覚えている(平成24年8月10日).


           
主要話題 (pdfファイルへは,さらに跳んだ先から)
ただし,1,2,5,6 の内容は,基本的に数学です.

.数学解析・計算可能解析,そして(多分)数値解析を
  めぐる省察
 (最終講義・平成18年3月於九州大学.
  6月段階で,講義原稿第4章に関する釈明的注釈付記追加.)
  平成21年11月,九大伊都キャンパスでの講演(祝賀挨拶)を追加.

2.ガンマ関数と計算機 ― ヘルダーの論文をめぐって ―
フーリエの熱理論に関する報告記事: 関連ファイルとして追加(7月).フーリエの「熱の解析的理論」序章のコメントつき翻訳稿を追加(平成23年9月2日)
同書第2章第1節円環体の熱伝導方程式の扱いについてのノートを追加(平成24年10月13日).


3.画家デューラーの「幾何学世界」について
(一応,高校1年生向けの)講演記録を添付(平成20年8月)
(学園祭用に準備するつもりで気が変わったノートの公開(平成21年4月16日). 学園祭(第39回男く祭)イベントの体験授業のファイルを公開(平成21年5月2日).
                  

4.その他(著書・雑稿・数学教育・入学試験学・他)
入学試験学にもささやかな補遺を付けました.飯高茂氏の数学教育の会2008年冬の集会についてのコメント(12月)

 10月に,ソボレフ数学研究所(ノボシビリスク)訪問記を追加.
 12月に,数学戯評の稿追加.
 なお,平成20年3月段階で数学戯評の稿追加

「入学試験学」関連の記事を追加・整備した(平成20年5月).
第20回医学教育ワークショップ(久留米大学)用ファイル(平成20年8月)
「数学教育の会」2008年秋の会における報告追加(平成20年追加)
入学試験学の項の末尾(ただし,「以前の追記の書き換え」の前)に追記として,九大数理の会報の記事を貼付.校長赴任後の1年を報告(平成21年7月4日).
 現在の勤務校での活動関連:図書館報記事(平成21年10月4日).その後,最新の図書館報記事(平成23年6月11日刊・平成23年8月16日アップ).主たる内容は「ワンピース」.
 「数学教育の会」2010年冬の会における報告「校長歴2年近くの感想」追加(平成22年1月)
日本テスト学会編の書物の紹介の追加(平成22年4月)

 学校年の開始時期の移行についてのファイル公開(平成22年6月)
 「熟議カケアイ宣言」の分析を行なった
ファイル公開(平成22年8月)
 「数学教育の会2011年冬の会」を欠席しながら,先方に送ったファイル公開(平成23年1月10日).内容は,中等教育の繁忙感とその解消についての提言.会主催者は困惑するかも.
 中学受験情報誌の取材依頼に関連して,最近の校長としての想いを公開(平成23年4月21日).
 小学校同期会の会食(10月12日)時の現況報告の
スピーチを公開(平成23年10月15日).内容は中学高校長としての心がけの話.「想い」の後に置いてあるが,表紙からは敢えてリンクさせない.
 勤務先学園祭協賛イベントとして微積分の理念の解説として用意したファイルの公開(平成23年5月7日:講演時配布資料の訂正あり).  
 勤務先東京同窓会懇親会挨拶.実際は,会場の都合で,pptでは出来なかったが,ppt稿の
pdf版を掲げる.11月のものを一箇月以上遅れたのは,内容が過激であったからだが,改訂はしていない(平成23年12月16日)
 話題4の末尾に,昨年末までのブログ記事を
まとめて TeX化したものを貼り付けた.アクサン記号などは補正したが,特別に整理を施したわけではない(平成26年1月5日).なお,リンクは,話題4の末尾からのみ.



5.過去の講義ノート

6.放置状態の数学的問題 未解決とは敢えて言いません.
 6月段階で,問題とは言えないかも知れない稿追加.なお,8月に改訂.12月に,作用素のガンマ関数のファイルを追加

思い立ったことがあって,Legendre 多項式の導出についてのファイルを追加(平成22年5月31日).
初等的なことだが,微分積分学の基本定理について一言(平成25年3月10日).
同じく,超初等的なことだが,2次方程式の解の公式について一言(平成26年3月2日).


(右の写真:ノボシビリスクの公園の噴水・平成19年9月)

                       


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