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5.過去の講義ノート
5.1 九州大学理学部数学科 解析学C (平成13年度後期)
偏微分方程式入門 [pdf]
数学科学部3年生のための偏微分方程式の入門講義である.必修2単位.
この年度しか担当しなかったので,内容や題材を含め,いろいろと不満が残った.
ノートは講義をしながら作り,一段落したところで配布した.
全体像は見通してはあったつもりだが,細部まで行き届いた準備ができていたわけではない.
形式的な偏微分の計算の実行や,一部の境界値問題の解の画像を数学ソフトを利用して示した.
後二三回は担当したかったところである.
5.2 九州大学工学部共通講義 ルベーグ積分入門 [pdf]
工学府(研究科)と工学部4年生を対象とした前期の講義である(2単位).受講者はそう多くはなかった.
何年か担当した.ノートはかなり丁寧に作り,配布したが,常に改訂していたので,やや混乱はあったろう.
実解析に近い立場で講義をしたが,数学的には立ち入ったことは特にない.
ボレル測度や一般の抽象測度を扱えなかったのは心残りである.
5.3 九州大学大学院数理学府・同工学府 応用数学 II & B
数理学府・工学府(およびシステム情報科学府)で名称は違うが,同じ講義(2単位).
内容は講義者の裁量に任されている.
最近何年かは保存則のエントロピー解を Dafermos のアイデアに数式処理を適用する話をした.
保存系(少なくとも2成分系)への類比を示したかったが,何もできないうちに定年になった.
この意味では,これも放置状態の数学的課題ではある.
リンク先のpdfファイルは最後の平成17年度のものである.ソフトはMaple を使っている.