夢の通勤スイム?
通勤スイム?離島に住んでいたとしても、こりゃ出来ませんね(笑)
出勤前の僅かな時間を使って泳ぐのが私流です。朝5:40に起床し、身支度と食事を済ませて6:20自宅出発。
自転車と電車を経て7:23に会社のある最寄駅に到着。スポーツクラブに移動してプールに入っているのが
だいたい7:40~8:00の20分間。トップシーズンで長くても30分です。この限られた時間では、あれこれ出来ませんから結果的にメニューはワンパターンです。しかし、このメニューだけで皆生大会のスイムパートを100位以内で上がっていますから、練習効率は高いと考えています。
さて、そのメニューですが『250mをレースペースで泳ぐ』だけです(笑)。
私の場合、タイムを細かく設定しても、心臓バクバクで酸欠状態の頭ではうまく計算できません。そこで、タイマーを見易い5分(50mを1分ペースで250m)を1つの単位として距離を決めました。
練習効率について、もう少し触れておきたいと思います。2008年のシーズン中の練習とレース結果から練習効率を振り返ってみます。
■練習効率の高かったスイムとラン
努力と成果の相関関係を練習効率とすれば最も良かったのはスイム。週4日、250mを4分半サークルで回すだけ。シーズン序盤は4本からはじめ追い込み期でも7本まで。サークルが破綻する事もありましたが、ほぼイーブン。あがり1本を4分を切って泳いだりもしましたが、基本的にバリエーションもドリルもなし(250mにしたのはタイマーが見易いというだけの理由です)。アップからいつもこれだけのメニューしかしなかったが、結果は思いのほか良かったです。
次に良かったのがラン。LSDは殆どやらず、フットポッドを利用してアップが終わったらレースペースを維持する事だけ注意して走っていました。追い込み期でも25kmまでのキロ5分ペース。結果は後半もバテることなく練習通りのペースで走りきれました。
■解決の糸口を見つけたバイク
最も奮わなかったのがバイク。5時間ライドなど、量への意識が強かったかもしれません。練習時に心拍数は意識していましたが、ペースに対する意識が希薄で、心拍も抑え目でした。基礎作りに有効なLSDも、レベルアップするには物足りない内容だったのかもしれません。結果はアクシデントがあったにせよ、自己ワースト。
名伯楽ブレッド・サットン氏曰く、アイアンマンハワイの女子チャンピオンはハワイ大会前でもバイク練習は4時間までだそうで、長時間走ることに特別な価値はないようです。要するに練習効率を高めるためにはレースペースより少し速いペースが良いと理解しました。一般にATやらLTやらVTやら類義の言葉が氾濫していますが、シーズン中にどれだけこの心拍ゾーンで練習できたかが成功への鍵になるのだと思います。目新しくない練習理論ですが、今回の経験から腹に落ちた感じがします。これからのコーチングに活用したいと思います。