札幌ボルトリペア  

エンジン等




スズキ エブリイのサーモスタットカバーのボルト折れです
修理を試みられたものでドリルの刃が2本ほど折れこんでいます


ドリルの刃が折れ込むと大変です。ドリルの刃はドリルの刃で切れません
右画像 インサートコイルで修復できる大きさを超えていましたので別の金具を使います
金具をねじ込むネジ穴を作った状態です。


ネジロック剤を塗った金具をねじ込んで修理完了です。
元々と同じM8ボルトが使えるように直しています



カローラフィールダー ヘッドカバーのボルト折れです。


折れ込んだボルトを掘り出してネジ穴を修復します。一見修理したことが分からない程度にはなります。





ハイエース、タイミングベルトテンショナーのボルトネジ穴修理です。この修理はこれまでにも数件していますが
今回は依頼人様の方で修理を試みて上手くいかなかったとのことで、
ネジ穴がすでに加工されていましたので別の方法になります
右画像、テンショナーボルトのネジ穴が曲がって加工されていましたので掘って作り直します



元々、テンショナーのボルトはM10のピッチ1.25です。これがM12のピッチ1.5に加工されていましたが
ネジ穴の垂直が狂っていて使えません、
幸い周りに余裕がありますのでさらにもう一段大きいM14のピッチ1.5でネジ穴を加工します



この穴にねじ込む特注品の金具です。外がM14、中がM10のネジになっています。
これをねじ込んでテンショナーボルトがそのまま使えるようにします。
似たような金具は市販品にもありますが、内ネジがM10のピッチ1.25っていうのは無いようです。



ロックタイトを塗って金具をねじ込みます。強度、精度とも問題なく修理できたと思います。
修理の必要に合わせて一品物で金具を作りますので様々な状態のものが修理可能です








ジムニーのシリンダー、ウォーターポンプのボルト折れ修理をしようとしたものの
逆タップが折れてしまったものだそうです


左上方向にずれてエキストラクターが折れ込んでいるのが分かります。
金属の色味が違うのでわかるかと思いますがぎっちり食い込んでいますね


エキストラクターや逆タップは硬くてドリルが効きません。ここまで掘るのにもだいぶ時間と資材がかかりました


掘り出す工程でネジ穴が広がってしまいましたのでネジ金具を挿入しています
ボルトが折れただけなら直した跡が分からないくらい綺麗にできるのですが






トヨタ アルファード タイミングベルトのテンショナーのボルトが折れてしまったものです
右の画像、ネジ穴の中に折れたボルトが残っているのが見えます。


修理後の状態です、折れたボルトを取り除いていますが、エンジン側のネジ穴には一切キズを付けません





スバル レガシィ エンジンとミッションをつなぐボルトが折れたものです

折れたボルトを掘り出し、ネジ穴を修理します









ダイハツ アトレー エキマニのスタッドボルトが折れたものです。



折れたボルトを掘り出し、ネジ穴を再生しています






ダイハツ ハイゼットのオイルパン、ネジ穴がナメたものの修理です
左画像、ネジ穴のネジ山が削れて無くなっています。
右画像 修理後の状態です。修理後も純正ボルトが使えます
当方では各社新品ボルトをご用意しています
ダイハツ ハイゼット オイルパンダイハツ ハイゼット オイルパン修理




ダイハツ アトレーのクランクプーリーボルトが折れたものの修理の事例です。
少し掘ってエキストラクター的なものを試しますが
錆か固着があるようでびくともしません。無理をしても折れるだけです。次の手に移ります
ダイハツ アトレー プーリーボルト 折れダイハツ アトレー プーリーボルト 折れ
逆タップ、エキストラクターが効かないのは想定内なので、次の方法、折れたボルトを掘り出します
クランクシャフト側のネジ穴をキズつけぬよう、皮一枚残した状態で掘り出します
ダイハツ アトレー プーリーボルト 折れダイハツ アトレー プーリーボルト 折れ
使われているプーリーボルトがこれです。首下30ミリありますので芯をとらえたまま掘るのは難しいですね
エンジンが車上のままで作業性が制限されているのでなおさらです
ダイハツ アトレー プーリーボルト 折れダイハツ アトレー プーリーボルト 折れ
折れたボルトを取り除き、元のネジ穴を掘り起こしました。やはり錆が回っていたようです
ダイハツ アトレー プーリーボルト 折れダイハツ アトレー プーリーボルト 折れ
修理完了です。
ダイハツ アトレー プーリーボルト 折れ






トヨタ サクシードだったかプロボックスのディーゼルエンジンです。一番左側、
グロープラグとインジェクター抑えの部品のボルトが折れています
残りの3本のグロープラグも固着していて、緩めようとすると折れる状態で.す

グロープラグのほうはご依頼者様のほうで修理を試みられた感じですね。
隣に折れたボルトの断面も見えますね。
グロープラグ 折れ修理グロープラグ 折れ修理

折れたグロープラグ、ボルト、を掘り出し、完全に除去してネジ穴を再建しています。
グロープラグ 折れ修理


固着しているグロープラグはもう折ってしまったほうが修理が早いですね。
折れた断面がこのようにキレイな状態からの作業だと
ヘッド側のネジを傷つけることなく、かなりきれいに治せます
グロープラグ 折れ修理グロープラグ 折れ修理

グロープラグ 折れ修理グロープラグ 折れ修理

グロープラグ、新品と、掘り出したものです。ネジ部分は切削して切粉になってしまいます。
先端部分のテーパーが圧を保つのに重要ですので刃物はあてていません。
グロープラグ 折れ修理




エスティマ、ディーゼルのグロープラグ折れ修理です。毎度のことながら神経を使うので、
禿げそうになりながら修理やってます。
グロープラグ 折れ修理グロープラグ 折れ修理

折れ残ったグロープラグを除去し、残ったネジ山部分をはがしていきます
グロープラグ 折れ修理グロープラグ 折れ修理

ヘッド側に傷をつけずに折れたグロープラグを掘り出しました
シリンダーヘッドのネジ穴をそのまま生かした修理が可能です。

グロープラグ 折れ修理グロープラグ 折れ修理

グロープラグ 折れ修理




トヨタ ランドクルーザー タイミングベルトプーリー、テンショナーのネジ穴ナメの修理です
ネジ穴、ネジ山がはがれているのがわかります


ネジ穴修理後の状態です









トヨタ 3Sエンジン、シリンダーヘッド、排気マニホールドのスタッドボルト折れ込み修理です。
固着している場合が多く
溶接で折れたボルトを抜いたとしても、ヘッド側のネジ穴がなめてしまいますね
スタッドボルト 折れ修理スタッドボルト 折れ修理

スタッドボルト 折れ修理スタッドボルト 折れ修理




スズキ ワゴンR シリンダーヘッド エキゾーストマニホールド部分のスタッドボルトのネジ穴修理です
下側中央の2か所です


修理後の状態です。







これはマツダ、ユーノスロードスターのB6エンジン、シリンダーヘッドです
クーラント出口の蓋のボルトが折れていますね。
折れたボルトを掘り出して、ネジ穴を直しました。
スタッドボルト 折れ修理スタッドボルト 折れ修理

スタッドボルト 折れ修理スタッドボルト 折れ修理




日産 バネットのインジェクターを固定している部品のボルトが折れたものの修理です。


折れたボルトのみ切削して掘り出します、ヘッド側のネジ穴には傷をつけません。
この修理、ほかの業者だとヘッドを下ろさないとできないと言われるそうです。





こちらはマツダのボンゴです。同じようにインジェクター固定部品のボルトが折れています。
当然、シリンダーヘッドは車載状態のまま折れたボルトだけ除去しています。







ホンダ、フリード、ウオーターポンプのボルト折れです。
水回りのボルトは固着していることが多くよく折れますね。
こういう類の修理の正攻法はやはりボルトを掘って除去し、
元のネジ穴を掘り起こすことだと思っています。
そのうえでネジ穴の傷み具合によってインサートコイルを入れるかどうか決めます。









これはスバルのレガシィだったかインプレッサだったか失念しましたが、
ヘッドボルトがなめて緩まないので外してほしいというご依頼
ご依頼者様のほうでボルト頭に穴をあけて、
逆タップ、エキストラクターで外そうとしたようですね。


ホンダのヘッドです。こちらもヘッドボルトがなめて外れないというご依頼でした。





ターボ本体のオイルライン、バンジョーボルトのネジ穴がなめたものの修理です。
ネジ穴修理の際は必ずジグを使って座面との垂直を出しています。







スズキ ワゴンR、クランクプーリーボルトが折れ、先端が残ってしまったものです。
クランクシャフトを傷めず除去できます。







ダイハツ軽自動車のヘッドです。プラグのネジ穴がなめてしまったものの修理です。
画像は修理後の状態です。





ジムニーのタービンボルト折れです。ご依頼者様のほうで穴をあけて逆タップを試したものです。
スタッドボルトも抜けないとのこと。開けられていた穴は曲がって裏側のずれたところに貫通していましたのでインサートコイルにて修理しました、固着していたスタッドボルトも抜けました
ジムニー タービン ボルト 折れ修理ジムニー タービン ボルト 折れ修理

ジムニー タービン ボルト 折れ修理ジムニー タービン ボルト 折れ修理




これもジムニーのタービンです。フランジの部分にボルトが折れこんでいます。
ご依頼者様のほうで穴をあけてエキストラクターで抜こうとしたものの抜けなかったとの事
スズキのこういうボルトは硬くて粘りがあるので穴あけも大変だったと思います。
熱のかかる部分なので焼きついたようになっていて、緩んで回ることはありません。
ボルトの中心を探りながら穴を大きくしていき、ネジ穴に残ったボルトのネジ山をはがすのが
最も確実な折れたボルトの外し方だと考えています
ジムニー タービン ボルト 折れ修理ジムニー タービン ボルト 折れ修理

ジムニー タービン ボルト 折れ修理




確かダイナだったと思うのですがシリンダーヘッド、エキマニのスタッドボルトが
折れたものの修理です。
手前に補器類がついたままでも作業可能なよう様々な機材を用意しています。
手を付けられていない状態であればきれいに確実に直せます。
スタッドボルト 折れ修理スタッドボルト 折れ修理

スタッドボルト 折れ修理スタッドボルト 折れ修理




バスのエキマニスタッドボルト折れ修理です
スタッドボルトのネジ穴が冷却水の通路とつながっているので、折れこんだボルトだけを慎重に削り落として
ヘッド側のネジ穴を傷つけずに生かす修理方法になります


スタッドボルト 折れ修理スタッドボルト 折れ修理

スタッドボルト 折れ修理




BMWのエンジン、ヘッドカバーのボルトが2本折れこんでいるものの修理です。
このボルト、面白いのは材質がアルミでサイズがM7のピッチ1.0なんですね
国産車だとスチールのボルトでM6、ピッチ1.0が普通ですね
軽量化なんでしょうね。









こちらはホンダ車のヘッドカバーボルト折れです








ホンダのフィット、エアウェイブ、ストリームなどのシリンダーヘッド、イグニッションコイルの固定ボルト折れです
3台とも同じような折れ方ですね、



作業箇所はシリンダーヘッドとバルクヘッドの間ですのでまあまあやりにくいです。
折れこんだボルトに穴をあけて除去していきます。見えにくいところは鏡なども使って作業しています。





修理後はこのようになります。もちろん元のサイズのボルトが使えます。




マツダ RX-7 のエキマニのスタッドボルトのネジ穴が舐めたものです。熱でボルトと焼きついたんでしょう、ネジ山が傷んでいます

修理後の状態です、




ダイハツ テリオスキッド オルタネーターの固定ボルトの折れこみです
折れたボルトの破断面が見えていますね

折れこんでいたボルト先端を取り出しました。

これはダイハツのミラだったと思うのですが、同じくオルタネーターのボルト折れです
切削工具の入るスペースがありません。
他の業者さんの修理事例でも、メンバーごと下に降ろしたとかエンジンを下ろして修理したなど見受けられますが
工具や方法を工夫しまして、何とかこの状態でも修理可能です


スズキ ワゴンRのエキマニについているO2センサーが折れた物です




折れ残ったO2センサー先端を取り除きました。
やはりネジ部にかじり、荒れがありますね。高熱になる場所なのでどうしても融着してしまいますね