Road to KERAMA title
これは’98年10月にダイビングに行った慶良間諸島までの一部始終とその滞在記です
 
 
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▼10月28日
 
〜ダイビングログ#8 屋嘉比東〜
天候:晴れ 風:南3m 波:1m
気温30度・水温28.5度 透明度30m
イシガキカエルウオ カンザシヤドカリ ダンゴオコゼ
あなたは何を考えているのですか?
NEXUS F4 105mm
SB105+W YS30 TTL
ここはカンザシヤドカリのマンションでした
NEXUS F4 105mm
SB105+W YS30 TTL
こんなの撮りたかったんです!!!
NEXUS F4 105mm
SB105+W YS30 TTL
昨日もなんだかんだいって2時すぎに就寝。朝は7時半ごろ起床。ログはその日中に終わらせるようにはしているため、毎日寝るのが遅くなる。しかし、朝はきちんと起きれるから不思議だ。今日はよく晴れている。暑くなりそうだ。予報はあまりあてにならないようだ。ピックアップはいつも通りの8:40。昨日鼻が詰まっていた森さんだが、点滴を打ったおかげか鼻声にはなっていなかった。船に乗りこみ、ポイント名を聞かずについたところは屋嘉比島だった。今日はここから久米島や渡名喜島がよくみえた。ポイントは屋嘉比島の東にあり、最近開発したところのようでポイント名を募集中だそうだ。地形はほとんどすべてがサンゴで足の踏み場に困るくらいだ。アンカーのところで水深12m。沖に向かってだらだらと深くなってゆく。一番下で水深38mくらい。そこから沖はサンゴのガレ場が広がっていた。サンゴの種類はすごいかもしれない。浅場には細い水路があちこちにある。まずは深場のほうへ行く。ニセモチノウオがいるそうだが深いようだ。だらだらとサンゴの斜面を降りてゆく。流れがかなり強くあり、思うように進まない。深いせいもあってだんだん疲れてきた。森さんが深場で呼んでいるのだったが正直行きたくなかった。いちおう下までいって浅場に行こうと勧めた。浅場では水路になっているところにハタタテハゼがたくさんいるところがあった。ヘラジカハナヤサイサンゴがあちこちにあり、ダンゴオコゼなども見られる。シート状サンゴが白化しているところにはたくさんのカンザシヤドカリがついていた。2匹一緒に撮れるところが結構あった。エアーがなくなってしまったので全部撮りきれずにエグジットした。深かったためか頭が痛くなった。
 


 
〜ダイビングログ#9 シル〜
天候:晴れ 風:南3m 波:1m
気温32度・水温28.5度 透明度18m
コブシメ ロボコンエビ ユカタハタ
コブシメの時期はもう少し先だそうだ
NEXUS F4 105mm
SB105+W YS120 TTL
ニコノスでは撮れなかったロボコンエビ
NEXUS F4 105mm
SB105+W YS120 TTL
ここはユカタハタが本当に多い
NEXUS F4 105mm
SB105+W YS120 TTL
午後は13:20にピックアップ。海況がいいのか午後は儀名、阿護の浦、シル、アダン下と4つの候補があった。アダン下は今日でないと行けないということはないのでシルというところにすることにした。また阿護の浦はシルの帰りに残りのタンクでトウアカクマノミだけを狙うようにした。シルは白という意味だそうだ。安室島の北に位置する。すぐそこは座間味島で阿護の浦もここから船で5分くらいだ。地形は浅場の水深が5−9mで砂地に根が点在している。砂はやや砂泥状になっている。沖に向かっていくと砂地の斜面になり、ロープが見える。ロープにそって下に行くと大きな根があり、あちこちに大小の根が点在するようになる。ニコノス20mmも持っていこうとしたがエントリー直後に電池切れに気づきやめた。なぜか透明度が悪い。といっても18mくらいだ。浅場では体長30cmくらいのコブシメがいた。この時期にこんな浅場にいるのは珍しいようだ。60mmで全体を撮ったり、目だけをアップで撮ったりした。その後深場へ。森さんはカゼのせいか耳が抜けないらしく、下の根までの行き方を教えて自分だけで行った。森さんは行けそうだったらゆっくりくるようだ。指示通りの場所に大きな根が見えてきた。根のところで24,5m。周りでは大きいユカタハタがゆうゆうと泳いでおり、まるでニシハマのようだ。ハナダイ系ではフタイロハナゴイ、ケラマハナダイ、カシワハナダイがいる。ハタはユカタハタが多い。スカシテンジクダイやキンメモドキの群れはすごい。オーバーハングの中ではオトヒメエビやアカスジモエビがいた。フタイロハナゴイはオーバーハングの中から出てこないのでうまく撮れなかった。そのうち森さんがゆっくりと降りてきた。森さんがオーバーハングの中でソリハシコモンエビを教えてくれた。また、その近くにクレナイニセスズメがいたので105mmで撮ってみた。キンメの群れているところではロボコンのようなエビを森さんが教えてくれた。しかし、臆病で引っ込んでしまったりして撮りにくかった。この後に阿護の浦へ行くため、エアーを残さなければならないのとNDTが残り少なくなってきたので浅場にあがる。途中の斜面では森さんがツバメガイの仲間2匹を見つけてくれたが体色が真っ黒だったので撮らなかった。浅場ではアカメハゼの場所を教えてくれた。エアーを取っておかなければならないので3,4枚だけ撮ってエグジットした。
 
 


 
 
〜ダイビングログ#10 阿護の浦〜
天候:晴れ 風:南西2m 波:なし
気温31度・水温28.5度 透明度10m
ただいま準備中 ただいま準備中 ただいま準備中
ニコノスはこれが最初で最後だった
ニコノスV 20mm
YS30
はじめてのフィシュアイ
NEXUS F4 16mm
SB105+W(1/4) YS120 1/2
おもしろいなぁー、フィッシュアイ
NEXUS F4 16mm
SB105+W(1/4) YS120 1/2
シルでのダイビングの後、阿護の浦へ直行する。阿護の浦は座間味島にある湾で水深が3mくらいと浅く、通常のダイビングスポットではない。砂泥地なので中性浮力のとれないダイバーが入ると煙幕となり、透明度が落ちる。ケラマで2個所あるトウアカクマノミのポイントのうちのひとつ。シルで残ったタンクを使って潜る。森さんはスキンでトウアカクマノミの場所を探すのに時間がかかったが、その間にFisheyeのレンズやポートをかえることができた。はじめてのフィシュアイだ。タンクの残圧が30しかないので浅いとはいえそれほど長くはいられない。一応ニコノス20mmももって入る。透明度は内湾のためかそれほどよくない。砂泥地の底にイボハタゴイソギンチャクがあり、そこにトウアカクマノミがいる。今回は2匹の成魚は卵を持っていないため、ふらふらとイソギンチャクからはなれて泳いでいたので撮りずらかった。フィッシュアイでは真上にある太陽から真下にあるイソギンチャクまで入るのでとても面白い構図になる。また、フィッシュアイ特有のゆがみは水中ではあまり目立たなくなるので水中向きである。ここのイソギンチャクには未成魚が多く、5,6匹いや7,8匹くらいいた。F4のほうのフィルムは12枚くらいしか残っていなかったのでエアーはもつだろう。ただ、太陽が出てくれないといい雰囲気にならないので太陽が出てくるのを待った。太陽はときどき出てくるが、そのときに限ってクマノミが遠くに行っていたりするのでなかなかうまく撮れない。なんとか撮りきったところで残圧をみるともうほとんどない。ニコノス20mmでも10枚くらいパパッと撮ってエグジットした。帰りの船では南風とウネリが一緒になってすごいゆれた。港につくと西の空が真っ黒な雲に覆われていた。その後夕方突然雷まじりの夕立が降った。後で台風11号のなれのはてだったということがわかった。
 
つづく

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