江別等、札幌圏の心理療法
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このタイプの心理療法には、力動的な精神分析、つまりフロイト派であるとか、分析心理学のユング派とか、個人心理学のアドラー派等が分類されます。
まず精神分析です。古典的なやり方は、相談者が寝椅子に横たわり、分析医が相談者から見えない頭の後ろに腰かけて行います。今はこのようなかたちではなく、椅子に座って対面で行うかたちが普通です。精神分析的心理療法です。特徴は、自由連想法にあります。頭に思い浮かぶことを、包み隠さず、カウンセラーに対して口にする(自由連想する)というものです。それに対してカウンセラーは、相談者の洞察を導くような解釈を行って行きます。
次はユング派の分析心理学です。彼らは主としてイメージ療法を行うのかもしれません。夢を分析したり、能動的に想像して内的イメージと対話したり、イメージを絵や造形として表現したりします。フロイトがいわゆる個人の無意識を扱ったのに対し、ユングはそれよりも深いと言われる集合無意識を扱いました。内的な世界を、深く、深く探求する心理療法であると思います。
最後にアドラー派の個人心理学です。日本では、心理臨床系よりも、教師を含めて教育系の人たちに好まれるようです。アドラー的に心理療法を行っている臨床家は、数的に日本ではあまり居ないのかもしれません。この立場では、早期回想法等を使って、劣等感やライフスタイル等に焦点合わせます。社会のなかに生きる個人としての共同体感覚や、責任も重視します。
さて、彼らに共通することはいろいろとあるのですが、ひとつだけあげるとすれば、夢分析を行う場合があると言うことでしょうか。皆さんのなかには、自分が妙な夢ばかり見るので深層心理学に興味を持つ人もいるのかもしれません。しかし、そんなときは夢分析をする前に、眠れない、すぐ目が覚めるなどの睡眠障害があるはずですから、まずは良質な睡眠を回復させることが先決でしょう。夢分析を介した心理療法は、それから先のことかもしれません。
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