少々飛んで、10回目の言語訓練。
5〜9回目の記録を見ていると、大体同じような内容なので、省略して年中最後となる第10回目の訓練の様子を書いてみます。
受付で、「自分の名前を言うんだよ」と行っておいたところ、何度目かで、「おさるです。」と言えました。
前のお友達が終わるのを、廊下でじっと待つのは難しかったのですが、ドアを開けることはしませんでした。
その頃はまっていた曲「パンダ・ウサギ・コアラ」。訓練士の先生の顔を見るなり、「パンダ・ウサギ・コアラする」と言いながら、」部屋の中に入っていきました。 カセットデッキにテープを入れるのはやるのですが、スイッチを押すのは、まず先生の手を持って押す。
先生から自分でするように言われると、テープの角で押していました。 そのうち慣れてくると、指で押せるようになり、きちんと操作できていました。
次に大豆を使って遊びました。
初めは料理のマネ、次に容器の移し替えをしました。
最初のうちは、先生が集めたマメをだまって取っていたのが、「これ、先生のだよ」と言われると、「いい?」「いい?」とか、「入れる?」「入れる?」と2回繰り返して聞き、確認している様子でした。 聞いてオッケーをもらうと、やってもいいと理解できたのでしょう。 その後は、「いい?」「入れる?」と1回だけの問いかけに変わったそうです。
途中で「アンパンマンマーチ」が流れると、アンパンマンのパチンコを持ってきました。 先生はこれで遊ぶのかな?と思ったそうですが、おさるは同じメロディーかどうか、聞き比べていました。
最後に食べ物カード(主に料理や野菜の写真、裏に字が書いてある絵カード)を使いました。
うどん、やきそばとか好きなメニューは、きちんと答えていましたので、家でも裏を見せてひらがなに慣れていくようにすすめられました。
これ以外に、笛やラッパを長く吹き続ける練習を教えて貰いました。 長く音を出すことは、息を出し続けることを練習することにより、単語だけの会話から、文章になった会話になる可能性もあるそうです。
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