知的障害とは、知的な発達が遅れる障害です。
一般的には、知的な能力の発達に明らかに遅れがある・適応行動することに明らかに難しさがある・その障害が発達期(18歳まで)に起こっているとされています。
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@ 言葉の発達が遅れる。
話し出すのがおくれる、発音がはっきりしない、知っている言葉が少ない、言葉と言葉をうまくつなげることがむずかしい、言葉を覚えるのに時間がかかる、などです。
A 物事を理解するのに時間がかかる。
たとえば、1円玉が何枚あるか数えられても、1円玉5枚と5円玉1枚が同じ金額になる、と言うことがなかなか理解できないなどです。
B 身につけるまで時間がかかる。
シャツを一人で着る、洋服をたたむ、ヒモを結ぶなど生活に必要なことや、字を書いたり読んだりする勉強など、何かを身につけるのに時間がかかります。
C 初めてのことが苦手
ちょっとした変化にあわせて行動することは難しいです。
D 記憶する量が少ない
一度にいろいろなことを伝えても、その一部しか覚えていないことがあります。
E 集中が長続きしない
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F 自分で判断することが苦手。
「好きなことをしてもいいよ」と言われても、何をすればいいのかわからないなど、その場に応じてどうするかを決めることが苦手です。
G 順番が待てない。
年齢に応じた守るべきルールが身についていないことが多いです。 とくに順番や勝ち負けなどのルールは理解しにくいようです。
H 動作がぎこちない。
2つのことを同時にするのが苦手なため、お盆に物を乗せて、こぼさないように運ぶことがうまくできないなど。
I 手先が不器用。
J 思ったことや感じたことをそのまま言ってしまう。
人の気持ちを考えることが難しいため、相手にとって嫌なことでも平気で言ってしまいます。
K 人に頼ってしまう。
失敗するのではないか不安になって、自分で挑戦する前に人に頼ってしまうことがあります。
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