おさるは、月4回感覚統合訓練を受けています。
感覚統合訓練とは、いったい何なのか? 何回かに分けて書いてみたいと思います。
感覚とは何か?
一般に知られているのは、視覚(見ること)・聴覚(聞くこと)・触覚(さわること)・味覚(味わうこと)・嗅覚(におい)・痛覚(痛み)ですね。
感覚統合訓練の考え方では、以下の3つの感覚を、主に使います。
・前庭覚(重力と運動に関する感覚)
・固有覚(筋肉と関節に関する感覚)
・触覚(皮膚に関する感覚)
たとえば、ブランコや滑り台は前庭覚、
ジャンプ、キックなどは固有覚、くすぐりっこは触覚を取り入れることを目的としています。
感覚統合とは、どういうことか?
今目の前に、リンゴ・・・例えば」フジがあると思ってください。 ぱっと見て、それがリンゴだってわかりますよね。 それはなぜしょう?
リンゴは甘い、赤い、ツルツルしているなど、いろいろな感覚刺激が、リンゴからでいています。 それらは脳の中に入って、過去にリンゴという言葉を知っている、食べたことがあるという経験などと、一緒になります。 そして、目の前にある物体は、リンゴ、食べられるものなので食べよう、という行動になります。
この一連の流れが、感覚統合だと考えられています。
感覚統合に問題があるとは?
情報が脳の中に入っていく段階は、一般的には誰でも同じなんですが、脳の中でうまく整理されないため、言葉や運動の出方がおかしいことを、指しています。
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