松谷みよ子 あかちゃんの本
いいおかお
文 松谷 みよ子
絵 瀬川 康男
発行 (株)童心社
幼稚園に通っていた頃、お帰りの前には、先生の本の読み聞かせがありました。
その時は、まったく興味を示さなかったのです。 今でも本を読むのは滅多にありません。 せいぜい読んでも電車の写真が載っている本だけです。
小2になったとき、障害児学級の先生が、毎日本の読み聞かせをしてくださいました。 あれこれ本を変えるのではなく、同じ本を、毎日、毎日繰り返してです。 何日かたって、おさるもこの本が好きになりました。 いえ、おさるだけでなく、机を並べていた3年生の女の子も、大好きになった本です。
次に、自分で本を読むようになるのですが、先生に読んでもらっている間に、全文覚えたんだと思います。 本の字を追っていると言うより、暗唱でした。
でも、何度か経験していくうちに、音読できるようになっていました。
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