言語訓練を行うのは、資格を持った言語聴覚士です。
言語聴覚士
(Speech-language-hearing-therapist)
言語聴覚士(略してST)とは、言語聴覚士法に基づき、言語聴覚療法(音声機能、言語機能、摂食・嚥下機能、又は聴覚に障害のある者に対し、その機能の維持向上を図ることと言語訓練その他の訓練、これに必要な検査及び助言、指導その他の援助)を行う人を言います。
言語訓練も、1人1人違うメニューですので、「言語訓練はこんなことです!」って言えないんですけど、おさるが受けてきた言語訓練の一部を紹介します。
一番最初に言語訓練を受けたのは、幼稚園年中の8月です。 初日は、まず訓練士との関係づくりから始まりました。 訓練室の中では、まったく自由に過ごしたおさる。「なんか知らないけれど、楽しいところ」と思ったようです。 2回目以降、しばらくは3週間に1回のペースで通いました。
本格的な訓練開始の2回目にやったメニューです。
@ ミニカーを少し坂をつくって、滑りおろす遊び。
初めは1人で好き勝手に遊んでいたそうですが、途中から訓練士と「よ〜いどん!」と競争をしました。
A パチンコ遊び。
アンパンマンのキャラクターのおもちゃのパチンコです。 玉をはじかなくても模様が変わるやり方を見つけて、途中から玉をはじかず、遊んでいました。(ただ、そう言った使い方が出来ることが出来るのは、すごい!と言っていただきました。)
B はめるパズル、組み合わせるブ
ロック遊び。
C マグネット付きのカードを貼る。
キャビネットに貼り付けていきました。
でも、キャビネットに付くけど、ガラスには付かないのが不思議らしく裏を見て、左右にずらしたりしていました。
Dビニールシートを体に当てたり、巻いたり、布団のように体にかけて喜んでいた。
E同じ部屋にもう1組、訓練士とお友達がいたので、一緒に遊びました。
これは、幼稚園の担任の先生に渡した手紙の控えです。 どこからどう見ても、遊んでいるとしか思えませんし、これで本当に言葉の発達につながるの?と、その時は思っていました。 でも訓練士との関係づくり、色々な刺激を与えてもらっていました。
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