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16   幼稚園児の頃のおさる その1
更新日時:
H19年3月14日(水)
おさるが通っていた幼稚園は、家からゆっくり歩いても5分あれば着くところにあった私立の幼稚園です。 3年保育+2歳児のクラスがありました。おさるは、4歳児・・・年中から、幼稚園に通わせようと思っていました。
 入園の申込みをしたときは、まだおさるに発達の偏りがあると断定していなかったので、特に障害児の受け入れをしているのか、等の事前の相談はまったくしていなかったし、受け入れているのかどうかすら知りませんでした。 ただ、障害があるとわかっても、なんの問題もなく受け入れてもられたことは、とてもありがたいことでした。
 おまけに、入園前にADHDだと診断されたと伝えたところ、入園式までの1週間で色々なことを配慮してくださいました。
 ・全部の先生が、おさるのことを知っていてくれたこと。
 ・おさるが集団の中に入れないときに、一緒に過ごしてくれる先生をつけてくれること。
それと、後で笑い話として聞いたのですが、もし入園式の間に、おさるがウロウロし出したら、担任の先生と主任の先生の間で、どっちが動くか相談していたそうです。 先生の予想に反して、おさるは、ずっと座っていたんですよ。 こんなジッとしているおさるを見たのは、私たちも初めてでした。
 
 こんな配慮をしてもらいながら、おさるの楽しい幼稚園生活はスタートしたんですが、園の方は大変だったんです。
おさる以外にも、配慮がいる子どもたちが、他に3人いたんです。 でもどの子にも手厚いサポートがありました。 「入園式から約1ヶ月・・・どう過ごしたか覚えていない、こんなに疲れたのは初めてだわ」と主任の先生は、思ったそうです。
そうだろうなぁ〜。私だったらとても出来ない・・・ひたすら感謝するのでした。
 とにかく後になって、笑い話として語ってくださることはありましたが、「もう大変なんですよ!」「何とかしてください!」などは、一度も言われたことはありませんでした。