叱ってばかりの訓練では、犬は萎縮してしまいます。 人間だって嫌ですよね?
そこで、オペラント技法と言われている、エサ(ごほうび)を使った訓練方法があります。 このエサ(ごほうび)は、犬が好んで食べるものです。 そのエサを与えることにより、自主的に犬の服従行動を起こさせます。 まあ当然と言えば当然のお話ですね。 誰だって嫌なモノ、苦手なモノほしさには、なにもやらないですもの。
では、このエサをどう使うか?
1 手に持ったエサを犬に見せ、匂いをかがせる。
2 好きなモノなので、犬はエサをほしがります。 非常にほしがった時点で、少しだけ与える。
3 犬がもっと欲しがったところで、犬の注意力を人に集中させ、訓練を開始。
手の中のエサを見せ、手を頭の上に近づけます。 犬が座ろうとする瞬間に、座れ!と声をかけます。
4 犬が座ったら、ほめながらエサを与えます。
5 何度か繰り返し座ったら、エサを与えるタイミングを遅らせていきます。
一番のポイントは、「人に従ったらいいことがある」と理解させ、積極的によい行動を取らせることなんです。 でも、これって人間が声をかけるタイミング、ほめるタイミングを外さないことが、重要なんですよねぇ。
|