Nature 誌のボーア模型の記事を見て。

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Nature 誌の ボーア模型に関する表紙と特集を見た感想。

(Fig.1) Nature 誌 のボーア模型。

先週、トップジャーナル Nature 誌その特集で ボーア模型に関する 非常に興味深い記事を見た。
( Nature, Volume 498 Number 7452   6 June 2013 )

今年 "2013" 年 は ボーア模型が誕生した 1913 年から ちょうど 100 年目である。
Nature は この ボーア模型誕生 100 年目を祝って、かつ重要なコメントをした。
"なじみ深い 太陽系様の原子構造は 深い根拠に根ざしたものである、理論化や実験家にとって 長年 役に立ってきた。"

想像するに Nature の立場で ボーア模型に対する 直接的な賛辞を示すことは 非常に難しいと思われる。
彼らは 非常に注意深く言葉を選んでいるが、ボーア模型に関して 多くのページを割いたことは 彼らが "実在的な"科学の発展を 本当は願っていることが理解される。

[ 分子生物学 = "リアル" な世界。 vs. 量子力学 = "ファンタジー" の世界。 ]

(Fig.2) "非現実的な" 量子力学が その上の科学の発展も止めている。

Nature 誌 は 分子生物学、物理、化学など 様々な分野を扱っている。
想像するに ある分子生物学の専門家が 単なる数学と化した 場の量子論 や 非現実的な 量子力学の世界に関する テキストを見たとしたら、彼らは それらの理論と リアリティー の間に 非常に大きなギャップがあることに 愕然とすることと思われる。

しかし、彼らが 多世界、10 次元の ひも理論、超光速の 量子もつれなどを 批判しようとしても、 別の分野のために 対等に議論できるだけの知識を持ち合わせていない 可能性がある。
忙しい一般人、学生、他分野の専門家の方々が 対等に これらの分野の専門家と渡り合えるように、 このウェブサイトを 時間をかけて なるべく分かりやすく明快になるよう心がけた。

[ 非現実的で 役に立たない量子力学による "直接的"、 "間接的" な 被害が継続している。]

(Fig.3) "直接的な" 被害 = 彼らは 今現在も 間違った架空の分野を教え続けている。

致命的なパラドックスのために、QED、一般相対論、標準模型、ひも理論などの すべての相対論的な理論のリジェクトは ある意味 時間の問題である。
問題は 彼らが これらの架空の分野を 新しい学生達に 今現在も教え続けて 実質的な被害 (= "直接的な"被害 ) を拡大させていることである。

重要な点は 彼らが これらの "本当の"パラドックスや QEDスピン・軌道相互作用 などの 間違った数学などを 隠し続けている点である。
( 実際に、最初から 相対論を疑っていたにも関わらず 自分自身 4年以上もの間 これらの"本当"のパラドックスに気づかなかったぐらいである。)

また 標準模型も 相対論に反する仮想粒子や、想像上のクォークの存在に依存している。
( 分数電荷自体は 単離できない。また 物性物理学の "準粒子" というのは 本当の粒子ではない。)
また もちろんのことだが、ひも理論も ゼータ関数の間違った数学に依存している ( Fig.3 の赤線を参照のこと )
( 個人的には これらの "数学と化した"羅列が 美しい数式と感じたことはない。)

[ 量子力学の "問うことを諦めた" ことによる 間接的な被害は "無限大"である。 ]

(Fig.4) "問うことを諦めた" 量子力学による 被害は "無限大" である。

非現実的な スピン波動関数のため、量子力学 ( と量子化学 ) は 波動関数 ( とスピン ) が 実際に何なのかと問うことができない
量子力学が誕生してから 約 100 年が経とうとしているにも関わらずである。
結果的に 実際の医学や工業分野で 様々な分子間相互作用を考慮するとき、 単なる数学上のシュレディンガー方程式から逃れて もっと簡単な方法を試すことができない。

要するに 現在の分子生物学や医療分野では 彼らは いろんな薬草やら何かを 動物や 人体に (臨床)実験などで マクロレベルで試していくことしかできない。
問題は これらの実験は 非常に多くの時間を必要とし、彼らの才能を かなり無駄に浪費させてしまっている点である。
( また 様々な副作用が起こっても 具体的な分子メカニズムを知ることができない。)

[ 量子化学は "多電子系" の波動関数として 役に立たない。 ]

(Fig.5) 各原子ごとに 適切な基底関数系を選択することが重要である。

"ab-initio" 法は 最も成功した理論の1つと言われている。
しかし 実際の計算では この手法は複雑すぎて 様々な分野に応用できない。
さらに これらは 実際のデータに合うように あらかじめ人為的に 適切な基底関数系を 選んでいるだけにすぎない。
例えば、6-31 G では 彼らは 1s、2s、2p において 異なったサイズのペアを選んでいる。
( 水素 -- 1s, 1s'、 炭素 -- 2s, 2s', 2p, 2p' )。

これらのサイズは 実験結果に合うように あらかじめ スケーリングファクターを 人為的に 操作することによって 決定される。
そして もしこれでも良い結果が得られなければ、他のタイプの 分極関数diffuse関数を それらに付け加える
このようにして、彼らは ただ人為的に 実験結果にマッチする 最適な基底関数を選んでいるにすぎない。
もちろん、これらの基底関数は水素のエネルギ―準位に基づいており、これは ボーア・ゾンマーフェルトの水素に完全に一致したものである。

(Fig.6) これは役に立つのか?

例え (MR)CI (= 配置間相互作用 ) を用いても、 正確な結合エネルギーを 得ることが できない
彼らは MP や CC 法を それらに組み合わせることになる。
しかい MP や CC などの アブ・イニシオ法は 実験値よりも低い 間違った基底状態のエネルギーを与えてしまうこともしばしばある。

要するに "ab initio 法" は 基本的な水素原子のエネルギー状態を利用しているだけにすぎない。
ビリアル定理のために これらの基底関数の下限極限は ボーア模型のように 整数倍のドブロイ波長で決められる。 ( このページも参照のこと。 )
最も重要な違いは これらは 非現実的な多世界で ボーア模型は違うという点である。
彼らは "ab-initio 法" に関して 少し過剰に誇張しすぎであると思われる。
( このページこのページも参照のこと。 )

現在の物理に関する教科書や (ウェブ) ニュースによるマインドコントロール。

[ マインドコントロール 1 -- ボーア模型の加速する電子は電磁波放射する。 ]

(Fig.7) ボーア軌道の加速する電子の電磁波放射 ? = " マインドコントロール "の1つ。

通常の教科書は よく古典的なボーア軌道の 加速する電子 は エネルギー放射して 核に落ちていくと述べている。
しかし 残念ながら これらの説明は完全に間違いである。

この主張は ポインティングベクトル (= E × H ) を エネルギーの流れとして用いている。
この ポインティングベクトルは 真空における 電場、磁場のエネルギーの変化を表している。
この真空における電場エネルギー (= 1/2εE2 ) は ( Fig.7 左 ) に示すように 中心の導体球に マイナスもしくはプラスの無限小電荷を 集めるのに必要な ポテンシャルエネルギーを意味している。

しかし 単一電子は それより小さな電荷の集まりではない ( 単一電子は 最小の電荷である )。
これはつまり 真空の電場エネルギーは 単一電子においては エネルギーではないことになる。
すなわち ポインティングベクトルは 単一電子の場合は エネルギーの流れを意味していない。 ( このページも参照のこと。 )
つまり これらの説明は ボーア軌道に関する 一種の "マインドコントロール" のような役目を果たしていると考えられる。

[ マインドコントロール 2 -- QED は 最も精密なテストにパスした。 ]

(Fig.8) QED の人為的なトリック。

量子電磁力学 (QED) は 物理学史上 最も精密なテストにパスした理論と言われている。
しかし このページに示したように、QED は 正しい値を得るために "人為的な"間違った数学に依存している。
つまり 様々な教科書や (ウェブ)ニュース で繰り返される 上記の魅惑的なフレーズは 1種の "マインドコントロール"の1つを言える。

Fig.8 は QED の g因子 (= 異常磁気モーメント ) の計算における 根本的な間違い である。
Fig.8 上では、 奇関数 "k" の積分は ゼロになる。
( ローレンツ変換不変性を満足するために 積分範囲は -∞ から +∞ である。)

積分変数変換後 ( k = l - β )、 " l " の部分は 奇関数のためにゼロになる。
結果的に "" の部分のみが残り、ここには g因子の情報が 含まれている。

この数学的手法は QED の g因子を得るのに 必要不可欠なものである。
もちろん、 Fig.8 の数学は 間違いである。なぜなら "変数変換" というのは 単なる手段で それによって計算結果自体が変わることは あり得ないからである。

(Fig.9) 正しい数学。

もし 正しい数学を用いれば、もちろん "-β" の項もゼロになることはいうまでもない。
なぜなら、それらを積分すると、 " l2 " の項が " βl " の項の部分よりも はるかに早く発散するからである。
結果的に 積分計算後、" l2 " の項のみ残り、この結果はゼロになる。
( 正しい数学によれば、 "β" の部分は "l" の項に吸収されてなくなってしまう。 )
つまり Fig.8 の QED の数学的手法は 数学の基本を破っているのである。

[ マインドコントロール 3 -- "クォーク" や "ブラックホール" は "実際に" 見つかった。 ]

(Fig.10) 分数電荷のクォークや ブラックホールは実際に見つかった?

あなた方は よくニュースか何かで "クォークやブラックホールが 実際に見つかった。" というフレーズを見聞きすることがあるかもしれない。
これらの表現もまた かなりの 誇張表現である。
なぜなら 分数電荷のクォーク ( と グルーオン ) は 実際に 分離することが できないからである。
また すべてを吸収する ブラックホールは 直接的に観測することができず、それらの周囲から 放射されたであろう x 線などから その存在を推定しているだけにすぎない。

私達は ”ホログラフィック宇宙”や "ブラックホールの情報パラドックス" などではなく 本当のパラドックス と "リアリティー" に向き合う必要があると言える。

[ マインドコントロール 4 -- ”古典的な”世界が通用しない。 ]

(Fig.11) "名前" が 変わった ?

古典力学な世界は ミクロの世界では成り立たないと よく言われる。
しかし 彼らが これらのことを主張するときは、"古典力学" の意味が 非常に狭まったものになっているケースが多い。
例えば、このページでは、シュレディンガー方程式 ボーア・ゾンマーフェルト模型のように 整数倍のドブロイ波長の条件を満たすことを証明した。

問題は 量子力学は "ドブロイ波" の名前を 問題だらけの "不確定性原理" というものに置き換えてしまったことである。
この非常に 曖昧な不確定性原理のために、いろんな科学分野の発展が阻害されている。
実際に 分子生物学や 工業分野で 量子力学の波動関数なんてものは 使用されていない

また 量子トンネル効果は ドブロイ波によって生じるため、彼らが "古典的" というワードを使用するときは、ボーア模型や "実在的な"ドブロイ波も考慮すべきである。

(Fig.12) ドブロイ波の干渉によって "1s" の波動関数が消失してしまう?

シュレディンガーの波動関数は 必ず 無限大まで 広がっている。
そのため 規格化で 有限の値を得るには 動径方向の波動関数は 必ず "波の山" を含む必要がある。
結果的に n=1 のエネルギー準位では 角運動量がゼロの 非現実的な "1s" の波動関数が 必ず 量子力学の水素原子には存在しなければならない。

しかし あなた方も感じられたように、この 1s の波動関数は ダビッソン・ガーマーの実験に 矛盾している。
なぜなら もし 電子が 1次元の線状を振動しているとしたら、自身の波との干渉によって 波動関数そのものが 消失してしまうからである。

さらに、もし ヘリウム原子の2つの電子が 原子核に 頻繁に 衝突しているとしたら (= 角運動量がゼロだから )、それは 非常に不安定な カオス状態のヘリウム原子になってしまう。

[ マインドコントロール 5 -- アインシュタインは EPR のパラドックスで 否定された。 ]

(Fig.13) ベルの不等式の破れは この現実的な世界では 不可能である。

あなた方は ベルの不等式の破れによって アインシュタインが提唱した 隠れた局所変数理論が 否定された という フレーズを見聞きするかもしれない。
実は これらの量子もつれの実験のトリックは 架空の存在である "光子" を仮定している点にある。
もし この光子を 普通の古典的な電磁波 と見なせば、これらの超光速の不気味なリンクを 局所的 かつ 現実的な視点で説明することが可能である。 ( このページも参照のこと。 )

このページに示したように、 アインシュタインは ひも理論学者、量子もつれの研究者、様々なメディアによって 彼自身の意志とかけ離れて いいように利用され続けていると言える。

このウェブサイトは 少し過激な表現や 目をひく キャラクターを使用しているため 少し不快に思われた方もいるかもしれないが、無数の 教科書や ウェブニュースの " マインドコントロール" や "洗脳" 記事 に うち勝つためには 少しくらい目をひくキャラを使用することが避けられなかった。

"問わない" ではなく → 100年前のボーア模型に戻らない限り "問えない"。

[ どうして "問うこと" を諦めなければならないのか? ]

(Fig.14) 2つの "Shut up and calculate !" の姿勢が 科学の発展を阻害している。

スピンエレクトロニクスや 量子化学などの分野では 無数の 学術論文が存在するにも関わらず、今だに スピンや 波動関数が "実際に何なのか" という点に関しては 何も分かっていない
このページに示したように、スピンが いったい何なのかと 問おうとした瞬間に、私達は ボーア軌道まで 戻らなければならないことに気づく。
( 実際に "ボーア磁子" という概念が 今でさえ 電子スピンにおいて使用されている。 )

同じことが 波動関数の収縮における解釈問題についても言える。
多世界解釈 (= ファンタジー) や ガイド波理論 (= クーロン力に従わない ) は どれも 致命的な欠陥を持つ。
そのため 彼らは 問うこと自体を 諦める以外方法がなく、このことが 新しい科学の発展を阻害していると言える。

お気づきかも知れないが 私達が 量子力学的な世界が 本当は何なのかと 問おうとした瞬間に 100年前のボーア模型に戻らなければ それができないことに気づく。

[ 反粒子は 特殊相対論の "最後の砦" である。 ]

(Fig.15) "どこで" エネルギーが 放射されるのか?

Nature の Bohr's extreme atom のセクションで "反粒子" のことに触れられている。
彼らが指摘したとおり、かれこれ 70 年ほど立つにも関わらず 反粒子に関しては 不明なことだらけである。

このページに示したように、反粒子は ディラック方程式によって 予言された。
そして mc2 の質量エネルギーは 相対論が正しいことを示していると 彼らは主張している。

しかし このページに示したように、ベータプラス崩壊と 電子捕獲の間には エネルギーが放射される 場所に関して 根本的な 矛盾がある。
( βプラス崩壊では そのエネルギーの一部が いつのまにか 外部の電子に "テレポート" してしまっている。これは変である。)
つまり、これら2つの概念は 共存し得ないのである。

(Fig.16) 正のポテンシャルエネルギー (= mc2 ) は 非常に不安定な電子。

ご存じとおり、電子は 最も安定な素粒子の1つである。
しかし 単一電子のエネルギーが mc2 のように だとすると、電子は 非常に不安定になって 簡単に壊れてしまうことになる。
なぜなら 安定な状態は そのポテンシャルエネルギーが であることが自然だからである。

たとえ、この大きな”正の”質量エネルギーが 電子内に蓄えられていると仮定したとしても、その正のエネルギーの放出をストップさせるのに それ以上の "負"のエネルギーが必要になる。
結果的に 安定な電子の 全エネルギーは 負になる必要があると言える。

そのため 大きな のポテンシャルエネルギー mc2 は 非常に不自然なのである。

(Fig.17) 陽電子 は 実在の粒子もしくは "空孔" なのか ??
hole?

陽電子などの 非常にわずかな反粒子が生成されるとき、 無数の電子、陽子、他のイオンも生成されることになる。
霧箱内では ある粒子が衝突したことによってできた イオンを見ている。
つまり 無数の電子や陽子の一部は 容易に 非常にわずかな陽電子と見間違えることもある。

プレートの下では 無数の エネルギーの低い電子が飛び交い、プレートの上では 無数の高エネルギーの電子が飛び交っている。
つまり ”偶然”これらのうちの2つの電子像の端が重なる可能性もあるわけである。
もしくは 電子が 衝突によって 単純に曲がっただけかもしれない。

また 加速器内の 高速粒子の状態では、陽子と陽電子の区別は 容易ではない
彼らは 2次的にできる 生成粒子のシャワーパターンが それらでは違うから区別できるとしている。
しかし わずかな反粒子の周りには 無数の電子や陽子が飛び交っているわけである。
つまり これらの陽イオンに引きつけられた電子が 同じような生成パターンを引き起こした可能性もあるわけである。

陽電子は正の電荷をもつため、陽子のように価電子をひきつけるので 電子ではなく 陽子と同じようなパターンになっても不思議ではない。
いずれにしろ 特殊相対論の 致命的なパラドックスのために 私達が 反粒子の正体を”問う”ことをやめず、その概念を修正する必要があることは言うまでもない。

[ 他の考察 ]

(Fig.18) 炭素の電子に作用する力の比較。

Nature 誌が 指摘したとおり、私たちは 今だに 各原子の本当の大きさや 各分子結合長の意味などについて 分かってないことだらけである。
実際に 電子対 (= spin up, down ) という非常に曖昧な概念は まったく役に立たない
( そもそも 電子スピンの磁気モーメントは弱すぎて 様々な結合の性質を決定するだけの力はない。)

このページこのページに示したように、古典的な軌道 (+ ドブロイ波 ) を用いて 立体障害 vs. 共有結合の本当の性質を 容易に説明することができた。

[ どうして 量子力学 (= 波動関数 ) は タンパク質相互作用計算において 使い物にならないのか? ]

(Fig.19) どうして 量子力学は 使えないのか?

上で述べたとおり、多原子の波動関数 ( シュレディンガー方程式 ) を解くことは 難しすぎて 実際のタンパク質相互作用計算においては 使い物にならない
シュレディンガー方程式を用いて マクロの分子を計算するには、人為的に ある有限な数の基底関数を選択する必要がある。
もちろん 小さい基底関数では 正確なエネルギー状態を得ることは不可能であり、異なった基底関数の選択ごとに 様々な異なった誤差が 発生する。

タンパク質相互作用を決定する 水素結合や ファンデルワールス力のエネルギーは 共有結合の 10分の1 以下である。
例えば、単一の酸素原子の 1-6 の全イオン化エネルギーは 433.11 eV で、これは 共有結合 (= 約 3.0 eV ) や 水素結合 (= 約 0.1 eV ) に比べて 非常に大きい
そのため 異なった基底関数の選択による タンパク質全体におけるエネルギー誤差が これらの小さな結合エネルギーよりも はるかに大きくなってしまう。

密度汎関数法 (= DFT ) は "ab-initio" ではなく、また "LDA" などの かなり粗い近似に頼っているため、様々なタンパク質相互作用に使えない。
私達は 数学上の量子力学的波動関数を諦めて、もっと実在的な 各価電子や原子核に作用する 実際のクーロン力などを考慮する必要がある。

[ 私達は 電磁場、重力、ドブロイ波、電荷などの "本当の性質"を解明すべきである。]

(Fig.20) 電磁場の本当の性質?

数学上の QED によれば、電磁場は 非現実的な仮想光子によって生じるとされている。
驚くことに、これらの仮想光子は 超光速のタキオンなのである。
( だから "仮想" と呼ばれるわけである。 )

もし 非現実的な 場の量子論を捨てされば、私達は 電磁場、ドブロイ波、電荷、重力などの 本当の性質を探究することができ、 かつ これらを 日々の生活に役立たせられることが可能になるだろう。

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ボーア模型に関する記事や特集に込められた Nature 誌 の意志は 評価されるべきものである。
彼らは 様々な物理学者を刺激しないように 非常に注意深く言葉を選んでいるようである。
Nature の立場を考慮すれば、今すぐに 彼らの物理に関する方針の抜本的な転換は難しいことは 理解できる。

そのため "マルチバース"、超光速の量子もつれ、"問うことをしない" スピン、一般相対論などの非現実性を称賛する記事などが出た場合は、おのずと批判の対象になることをあらかじめ断っておく。

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様々な批評など。

[ どうして トップジャーナルは "Shut up and calculate !" (= 準粒子 ) が 好きなのか? ]

(Fig.21) 運動する電子が オービトン、スピノン (= スピン )、 ホロン (= 電荷 ) に分離する ??

非現実的な 量子力学の波動関数や スピンのために 現在の研究者やトップジャーナルは "Shut up and calculate !"、いわゆる 「 問うことをせず 数式のみの世界で満足する 」 奇妙な状態を 永遠に続けている状態である。
その 困った姿勢の典型例が "準粒子" と呼ばれるものである。

現在の物性物理学によれば、運動している1電子は 何と オービトン (= 軌道運動を運ぶもの )、スピノン (= スピンを運ぶもの )、ホロン (= 電荷を運ぶもの ) という 3つの粒子に分離できることになっているのである。
( 一言でいって ”あり得ない”ことである。)

しまいには、スピンアイスなるものには 想像上の 磁気モノポール (= 磁荷 ) まで登場する始末である。
私たちが 最も知りたいのは スピンそのものの 具体的な姿やメカニズムであり、架空の準粒子ではない

[ どうして トップジャーナルは 単なる実験室内の現象を 架空の”ビッグバン”に安易に結び付けようとするのか? ]

(Fig.21') 背景放射 ( CMB ) = "ビッグ"バン による "ビッグ"な光子??

マイクロ波背景放射 ( CMB ) は、初期宇宙の光子の波長が 宇宙の膨張によって 引き伸ばされた結果であると言われている。
これはつまり 点状粒子である 単一光子が インフレーションによって 引き伸ばされ、”ビッグ”になってしまったということだろうか?
他の粒子である電子などは 点状粒子のままなのに、奇妙としか言いようがない。

私たちは 相対論に反する 無数の 仮想粒子 (= 量子ゆらぎ ) の具体的な姿を よく知らない
それなのに 彼らは なぜ 単なる セシウムを用いた実験室内の多体効果架空のビッグバンに結び付けようとするのだろうか?
相対論の 致命的なパラドックスを考慮すれば、この マイクロ波背景放射は 現在の宇宙に満たされた エーテル様の物質から 一様に 放たれたものであると考えると 非常に 納得がいく。

[ どうして 彼らは "アリス"、 "ボブ"、 "イヴ" (= 量子情報うんぬん ) が そんなに好きなのか? ]

(Fig.22) 量子鍵配送 (QKD) は "古典力学的な"現象である。

見てのとおり、量子もつれ と 量子コンピューターは 幻想であり、実際 私達の生活に 全然役に立っていない ( 永久に )。
同じことが 量子鍵配送などの 現在の量子情報関連に関しても言える。

"アリス" が ある弱い光 (= 光子 ) を "ボブ" に送る。その偏光状態 ( もしくは 位相 ) が 光の情報となる。
もし その途中で "イヴ" が その光子の情報を 盗聴しようとすると、その光子の状態が変化してしまう ( 当たり前の話である )。
そのため 彼らは この光子情報が途中で変化したことを基に "イヴ" が 盗聴をしたことを判断できる と主張している。

このことを さも量子力学の重ね合わせが関係しているかのごとく 主張しようとしているが はっきり言って 途中で イヴが観測しようとすれば 光子情報に何らかの変化がでるのは 当たり前の話である。
つまり 量子力学とは 全く関係なく、単なる古典力学的な現象である。

[ "架空の" 単一光子は 私達の生活に 役に立たない。 ]

(Fig.23) 単一光子 (= 電磁波 ) は 弱すぎて 役に立たない。

彼らは 量子鍵配送において 光の位相の違いを 情報として用いようとしている。
そもそも "位相" を利用する時点で この光子は 単なる古典的な電磁波 ( 単一光子でなく ) であることを認めていることと等価である。

彼らは この 架空の光子 (= 非常に弱い光 ) に あまりにも頼りすぎである。
そのため この非常に弱い光は 簡単に消失してしまい、決して 私たちの生活に役に立たない

アリスが 0 もしくは π の位相の光 (光子) を 送り、ボブが それらの光の位相を ( 0, π ) の検出器で 検出しようとするとき、 ボブは それらの位相を確定的に 検出することができる。
しかし ボブが ( 1/2π, 3/2π ) 検出器 で それらの位相を検出しようとすると、検出位相結果が ランダムになってしまう。なぜなら 1/2 や 3/2 は 0 や π の 中間だからである。

イヴは アリスが (0,π) か (1/2π, 3/2π ) 位相のどちらの光 を送ったか知らない。
つまり イヴは 盗聴後に そこで検出した光の位相結果のみから 元の光を再現することができない、と彼らは主張している。
光子の存在というのは 単一光子検出器で 光の強さが ある閾値を越えて 検出できて初めて知ることができる。
実際の実験では 様々なノイズや盗聴行為が もとの光情報に 何らかの変化をもたらすのは 古典力学的に当たり前の話である。

[ どうして 現在の素粒子物理学の実験は 同じパターンを繰り返しているだけなのか? ]

(Fig.24) クオーク ( ミューオン ) って何? → "Shut up and calculate !"

最近の B_s 中間子の2つのミューオンへの崩壊が 標準模型の予測と一致したと言われている。
しかし そもそも標準模型には 18 ( MSSM では 100 以上 ! ) にもわたる自由なパラメーターがあり、これらは実験値に合うように人為的に決められたものである。( 標準模型の予測ではない。)
これらのパラメーターは 様々な質量や相互作用定数が含まれている。

残念ながら、現在の素粒子物理学は 単に同じような実験パターンを繰り返しているだけで、何の進展もないと言っていい。
例えば 見て分かるとおり、 ”ある崩壊モードが見つかった” だとか "4 もしくは 5つのクオークが見つかった" だとかのパターンばかりである。
残念ながら、例え 無限のノイズ ( 上記の崩壊は 3/1000000000 以下らしい ) の中での ある崩壊パターンや、想像上のクオーク複合体を見つけたと主張しても これらが 私たちの生活に永遠に役に立たないことは明らかである。

(Fig.25) 従来の実験などに合うように 新たな粒子が作られた。

これらの崩壊実験には 必ず 相対論に反する仮想粒子というものが絡んでおり、それらとの相互作用定数が 実験の計算に使われている。
このような 奇妙な仮想粒子に依存した実験結果で 彼らは 本当に ( 相対論的な ) 標準模型に一致したと主張することができるのだろうか?

超対称性などの新しい理論は 今回の実験結果とは合わなかったと言われている。
しかし 例えば たくさんある新クオークなどは 従来の標準模型と合わない実験結果を説明するために 作られたものである。
つまり 今回の結果が 従来の標準模型と合わなければ また 新たな新粒子をこしらえて 標準模型を改定し、この新しい標準模型が正確だ! と主張すればいいだけの話である。

残念ながら 従来の量子力学と相対論が受け入れられている状況では 彼らが 超対称性理論を諦めることは絶対にないと言っていい。
なぜなら 10( もしくは 11 )次元の超ひも理論 (= 超対称性を含む ) が 現在 唯一の統一理論だからである ( 万物の理論の失敗 も参照。 )

そのため いつの日か、彼らが建設しようとしている 新しい加速器かなにかで ( 想像上の )超対称性粒子が 無限のノイズの中から 見つかったというニュースが聞かれるのではと 心配である。

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2013/6/19 updated This site is link free.