痛み回復の記録
 大腿骨頭壊死症と診断され、不安な気持ちのまま加圧リハビリを始め、
痛みがなくなるまで、毎日、書いていた日記を読み返し、主要な部分だけ抽出してみた。
 平成17年1月に初めて股関節が痛み出したとき、IONとは知らずに生活
していた頃から、痛みが強くなり壊死発覚→加圧→痛みがない生活に至るまでの記録。
 
 加圧は150から始め、330まではスムーズに伸びたが、
    340
    360
    390
のところがトニーの場合、分岐点のようで次の圧に上げるまでに時間がかかった。
 現在は、400の圧で30回×3セットが難なく出来るようになったため、足に1キロのウェイトをつけ、レップ数を30回、20回、10回に戻した。
 H21.8.12現在
 圧400は変わらず、足首1キロウエイトを巻き、
   1セット目・・・40回
   2セット目・・・40回
   3セット目・・・30回
を各種目、休憩なしで実施中。
大まかな病歴
●25歳〜39歳までの間にギックリ腰を4〜5回経験する。うち3回は、あまり
  に痛みがひどく、歩けないためブロック注射をする。
●平成14年7月・・・・5月から続いた腰痛が爆発し、救急車で地元の◆◆病院へ。
  ◆◆病院でブロック注射を2度受けるが一向に動けないため、1週間後、再度
  救急車で★★整形外科病院へ運ばれる。
  ここで硬膜外カテーテル留置ステーションという治療を受ける。
  このときは、人生で一番痛い時間を過ごしたと感じた。尾てい骨をハンマーで
  ガンガン叩かれるような痛みだった。心臓の鼓動に遭わせた痛みで夜も眠れ
  ず、この世にこんな痛みはないと思ったが、結石の痛みの方が更にその上を
  行くと翌年知った。
●平成15年7月・・・・・深夜、尿管結石で七転八倒の痛みで入院。熱が38度を
  下らず3日間入院するが、4日目仕事が忙しく無理やり退院する。
  
平成18年1月30日(月)   ヒンズースクワット
 スクワット50レップ
 この周辺は、仕事が忙しく、ジムに週1くらい車で通っている程度。スクワットと書いてあるが、50レップということは、自宅でヒンズースクワットをしている。
 ちょうど痛みが軽減しているころ。
平成18年3月18日(土)   ジムでのトレーニング
●ベンチプレス 1セット目 50キロ×30回
         2セット目 70キロ×20回
         3セット目 90キロ×10回
         4セット目 110キロ×5回
         5セット目 120キロ×2回
         6セット目 120キロ×3回
           固定100キロ×10回×3セット
●スクワット 50キロ×10回×4セット
 ジムまでは車で行っている。スクワットでバーベルを担ぎ始めているので、 この日は痛みがなかったのだと思う。   
    
平成18年6月25日(日)   走る
夕方、ウォーキングと1.5キロとジョギング1.5キロ
 この頃の日記を見ると頻繁にウォーキングをしているが、記憶では、右股関節に引っかかるようなチクチクした変な違和感がいつもあり、股関節が脱臼でもしているのかと思った。
 実は、この日に走りながら、直感で思ったことを日記には書いていないが、今でも覚えている。
 股関節のチクチクする感じにイライラし、ジョギング中、全速力で400メートルくらいをダッシュしながら、「何だろう、この足」と思った次の瞬間、「もう二度と走れなくなったりして・・・・」と一瞬思った。
 当時、『 自分には絶対に在り得ないこと 』と思っていたので、「俺は何変なこと考えているんだろう。」とそのときは思ったが、結局、それが現実となった。
平成18年7月23日(日)   ウォーキング
朝30分歩く。
 ジムまで歩く、片道35分。
平成18年7月28日(金)   歩けなくなる【初めての激痛】
昼間、股関節痛が強い
 この日のことは、今でもよく覚えている。股関節痛は、これまでもあったが、ひっかかるような感じや、階段を登るときに骨頭がチクチクとする程度だった。
 それが、この日は仕事先で痛みが段々とひどくなり、遂には同僚の歩きについていけなくなり、仕事先で座ったところ、ソファから立ち上がれなくなったのである。
 この頃は、車を運転すると尾てい骨付近に鈍痛があり、落ち着いて運転が出来なかったのも覚えている。
 この日、初めて歩けなくなったため、整形外科で有名な★★整形外科病院に行くことに決めた。
平成18年7月29日(土)   ★★整形外科病院
★★整形外科病院で女医さんに、「運転中、尾てい骨から鈍痛があり、股関節が痛くて歩けない」と話すが、以前、腰で入院しているため、腰ではないかということで腰周辺のレントゲンを撮るが異常なし。
 そこで8月9日に腰のMRIを撮る予約をして帰る。
 
平成18年8月6日(日)   2泊3日の家族旅行
夏恒例の家族旅行。この年は、婆さん、妻、次男坊と4人で「出雲大社」周辺を巡るツアーに参加した。
 写真で判るように右股関節が痛くて上半身が自然と右に傾いているのが判る。
 新幹線に乗っていてトイレに立つのも、左右の座席をつかまりながらでないと痛くて歩けなかった。

平成18年8月9日(水)   宣告日
旅行に行く前に予約していたMRIの撮影に★★整形外科病院に行く。撮影後、直ぐに診察となったが、このときは、前回の女医さんではなく、男医だった。
 MRIは腰部分のため、異常なしとの診察。男医は俺がかなり痛そうな状態なので首をかしげながら具体的にどの辺が痛いのか聞くので
  「パンツを履くとき、痛くて右足1本で立てない。」
  「右の股関節がずっと痛かった。」
と説明すると、
  「じゃ、念のため、股関節のレントゲンを撮りましょう。」
と言われ、また、レントゲンを撮ることになる。
 レントゲンを眺めている男医のところに呼ばれて行くと、男医から
  「毎晩、大酒飲んでる?」
  「ステロイド治療受けたことない?」
と聞かれるが、どちらかも記憶にないので
  「ありません。」
と答えると、急に白紙にボールペンで
       大腿骨頭壊死症
という訳の判らない病名を書きながら、
  「素人が見ても判らないけど、明らかに骨頭が異常ですよ。」
  「ドクター★★に回すから、早く手術の段取り取った方がいいよ。」
  「これは難病だから、元には戻らない」
ときっぱり言われた。
 
 そして、俺の歩きが相当痛そうだったので男医から「松葉杖貸すから使いなさい。」と言われるが、ショックと難病を認めたくない俺は、それを断った。
 この日は、★★整形外科の待合室で椅子に座っていると立ち上がっても直ぐには痛くて動けなかった。
 名前を呼ばれ、ゆっくり立ち上がり、その場で、数秒待ってから、やっと歩き出す状態だった。
 次回、8/15にドクター★★のところにCT検査に行く予約を取り帰宅したが、ショックのあまり翌日から仕事を休んだ。
平成18年8月15日(火)   CT検査
ドクター★★のところでCTを撮り、十中八九大腿骨頭壊死症と言われる。
 手術を勧められる。
 8/24に再度、来るように言われ帰宅した。
 この日は、仕事を休んでいたせいか、骨頭の痛みもなく歩けた。
 翌日から、とりあえず出勤し始めた。
平成18年8月22日(火)   強烈な痛みで歩けない【2度目の激痛】
仕事中、座っていた椅子から立ち上がれなくなる。でも、トイレに行きたいので仕方なく、モップを杖代わりにしてやっとトイレに行く。
 
 あまりの痛さに、★★整形外科でもらった痛み止めを飲むが、全く効かないので、しばらく横になっていたところ、少し歩けるようになったので帰宅した。
平成18年8月23日(水)   妻の実父亡くなる
杖を突きながら妻方に向かった。葬儀の大まかな段取りを取り帰宅。
 股関節の痛みは昨日ほどではないが、強弱の2種類の痛み止めのうち、強の痛み止めを飲む。
平成18年8月24日(木)   MRIの予約
再度、ドクター★★のところに行き、股関節のMRIの予約をする。
平成18年8月25日(金)   通夜
妻実父の通夜。
 ずっと座っているのが辛い。鈍痛。
平成18年8月26日(土)   告別式
妻実父の告別式。
 鈍痛を我慢して、座っている。
平成18年9月2日(土)   加圧初体験
ネットで知った大和田整形外科に電話を入れる。加圧をするには院長の診察が必要と言うので、午前中に病院に行く。
 大和田整形は、改装中とのことでプレハブのバラックだった。それでもレントゲン設備があり、そこで股関節のレントゲンを撮った。
 そのレントゲンを見た院長は触診をしたのち★★病院のドクター★★と同じ
      大腿骨頭壊死症
との診断を下され、骨切り術を勧められているなら、その方が良いと言われる。
 院長診察後、午後加圧初体験(圧150)
平成18年9月7日(木)   股関節のMRI
★★整形外科でMRIを撮影後、画像を見た担当医に
   右を人工にして左を骨切りにした方がいいかもしれない
と言われる。
平成18年9月9日(土)   加圧2回目
圧150
トレ後、左右の中殿筋と骨頭後ろ側が重苦しくなる。帰宅後もダルさが残る。
平成18年9月13日(水)   加圧3回目
圧150
1〜2回目より、効いている感じがしてきた。
足が充血している感じはまだない。
平成18年9月16日(土)   加圧4回目
16:00〜加圧(圧160)
 夜、股関節痛(中)
 日記では、この翌日、痛み止め(強)を飲んでいる。
平成18年9月20日(水)   加圧5回目
圧180
加圧トレーニング後の疲れはない。
平成18年9月21日(木)   M医院
上司の知り合いのM医院の院長を紹介され、★★整形外科で撮ったMRIを持参し、診断してもらう。
 ここでも、同じ回答で、
     ・ステージ3に近い
     ・半分くらい壊死している
と言われる。また、この院長は数年前まで整形の最前線でやっていた人で、「今は、人工股関節も良い製品が出来ているから、人工の方がいいんじゃない。」と言われた。
 この院長に「加圧で治ると聞いて始めたがどうでしょうか。」と聞くと「知ってるよ、あれは首を絞めてうっ血させるのと同じでしょ。止めた方がいいよ。」と言われた。
平成18年9月24日(日)   加圧6回目
加圧9:50〜圧180
 トレ後の疲れはない。調子が良い。
平成18年9月27日(水)   加圧7回目
加圧18:00〜圧190
非常に調子が良い。
平成18年9月30日(土)   加圧8回目
加圧18:20〜圧200
 調子が良い
平成18年10月2日(月)   反対側股関節が痛む
左股関節が深夜から、脱けたような違和感、痛みで目が覚めた。
 左股関節が特に突っ張っている。
 この日は、仰向けに寝ていて足を伸ばした左足がつらくなり目が覚めた。
 これまで、全く痛くなかった左が痛み出したので、
   「担当医の言うとおりだ、もうダメか」
と思ったのをよく覚えている。
平成18年10月4日(水)   加圧9回目
加圧18:20〜圧200
結構聞いている。
平成18年10月8日(日)   加圧10回目
加圧9:50〜圧210
平成18年10月11日(水)   加圧11回目
加圧18:20〜圧220
平成18年10月14日(土)   東京女子医大教授の特診
大和田整形と同系列の東整形に来る整形外科の教授による特別診察を受ける。
 MRIとレントゲンを見ながら触診するが、他の医者と同じ見解。やはり、骨切りを勧める。
 加圧で治るなんて甘い考えなら止めた方が良いと言われる。
平成18年10月15日(日)   加圧12回目
加圧9:50〜圧230
平成18年10月18日(水)   加圧13回目
加圧18:20〜圧250
 車の運転時の鈍痛がなくなった。
 これまでは車を運転中、臀部が重苦しい痛みでジッとしていられない程で、運転していても前かがみになったり、尻を浮かせたり、右尻を浮かせたり、左尻を浮かせたりと、はたから見ると、変な運転手だなと思われるような運転をしていた。
平成18年10月20日(金)   歩き過ぎ
仕事で歩き過ぎて、股関節が痛くなる。
 この日は、2時間くらい、歩いてしまい、股関節が、うまくハマっていないような、関節が半分抜けているような痛みが襲う。
平成18年10月21日(土)   加圧14回目
圧260
平成18年10月25日(水)   加圧15回目
加圧18:20〜圧280
 つま先上げが効く。
平成18年10月28日(土)   加圧16回目
加圧8:30〜圧280
 下腿がパンパンになる。
 10:18の電車で浅草浅草寺に写経を納めに行く。
平成18年10月29日(日)   調子が悪くなる
足の調子が悪い。歩きがギコチなくなる。
 日記には痛みの原因が
   先週金曜に仕事で歩き過ぎたからだろう
と書いてあるが、今、冷静に日記を見てみると、前日、加圧の後に電車で浅草まで行き、駅から浅草寺まで歩いているので、それが原因だと思う。
 要は使いすぎ。
平成18年10月31日(火)   針で刺す痛み
歩くと右骨頭に針で刺すようなチクチクした痛み。
平成18年11月1日(水)   加圧17回目
加圧18:20〜圧290
 あまり効かなかった。
平成18年11月2日(木)   鈍痛が再発
車の運転中の鈍痛が再発。チクチクとする痛みもある。
 右奥歯が痛い。
平成18年11月3日(金)   調子悪い
足の調子が悪い。
 奥歯、両側の上の奥歯も痛い。
平成18年11月4日(土)   加圧18回目
加圧9:10〜圧300
 今日はゆっくりした動作で効かせることに重点を置いた運動で、かなり効いている。
 歯の痛みはなくなる。足の調子も良くなる。
平成18年11月6日(月)   運転時の鈍痛がなくなる
車の運転時の鈍痛がなくなる。
 この頃は、加圧の効果があるのかないのか全く判らない状態で不安な時期であった。実際、加圧をやった翌日に調子が悪くなったり、鈍痛が再発したり、治ったりを繰返していた。
平成18年11月8日(水)   加圧19回目
加圧18:20〜圧310
 
平成18年11月10日(金)   股、少し不安定
運転時と座っているとき、右スネに若干鈍痛があるが、歩きに痛みはなし。
平成18年11月11日(土)   加圧20回目
9:10〜圧310
 ゆっくりした動作で効かす。
 スローテンションでやると結構効く。
平成18年11月15日(水)   加圧21回目
加圧18:20〜圧310
 骨頭尻側に疲労感
 筋力アップクン スタンダードモデルを注文する。
平成18年11月18日(土)   加圧22回目
加圧9:10〜圧320
 動作に、まだ余裕がある。
平成18年11月19日(日)   加圧後の疲労感
骨頭周囲のスジに疲労感が残っているが、11/15の加圧後ほどではない。
平成18年11月22日(水)   加圧23回目
加圧18:20〜圧320
平成18年11月24日(金)   職場の飲み会
職場の飲み会に参加する。
平成18年11月25日(土)   加圧24回目
2日酔いで午前中寝ている。
 8:30の加圧の予約を電話し、17:20からに変更する。
 加圧17:20〜圧320
平成18年11月27日(月)   調子を崩す
運転中の鈍痛が再発。金曜日の飲み会で調子を崩す。
平成18年11月29日(水)   加圧25回目
加圧18:20〜圧330
 圧が上がった、スネがパンパンでつま先上げがやっと。
平成18年12月4日(月)   加圧26回目
加圧17:00〜圧330
 前回より楽。
 階段の昇り降りで骨頭が気にならない、スタスタ昇れる。今までの調子良さと全く違う。
 土日が仕事で行けなかったため、月曜に変更しているが、この頃は、かなり調子が良かったのか翌日の日記にも
  階段の昇りで足に力を入れてしっかり昇れる
と書いてある。
平成18年12月6日(水)   加圧27回目
18:20〜圧330
 前回より更に楽に出来る。
 
平成18年12月8日(金)   ★★整形外科  診察
レントゲン撮影
ドクターに回転骨切りを勧められるが断る。
平成18年12月9日(土)   加圧28回目
18:20〜圧340
 圧が上がる。かなりきつい。
平成18年12月13日(水)   加圧29回目
18:20〜圧340
 筋力アップクン受け取る。
平成18年12月16日(土)   加圧30回目
加圧19:00〜圧340
 320から330に上がったときは、それほどではないが、340になった途端、かなりきつい。
平成18年12月20日(水)   加圧31回目
加圧19:00〜圧340
 まだ、この圧に慣れない。かなりきつい。
平成18年12月22日(金)   飲み会
職場の飲み会。
平成18年12月23日(土)   自宅加圧1回目
8:30に加圧を予約していたが2日酔いのため、キャンセルし、筋力アップクンを使っての始めての自宅加圧をした。
平成18年12月27日(水)   加圧32回目
加圧18:20〜圧340
 今日は楽にメニューをこなせた。
平成18年12月29日(金)   鈍痛
朝、3000歩歩く。歩いた後、右骨頭とスネに鈍痛が再発。やはり歩かない方がよいらしい。今まで調子良かっただけに鈍痛も久しぶり。
平成18年12月30日(土)   加圧33回目
加圧8:30〜圧340




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