2016
 

 

「蜂須賀正勝と前野長康のゆかりの地をめぐるバスツアー」開催   2016.12.12

 

 12月11日に、まちづくり江南市民会議の主催で「蜂須賀正勝と前野長康のゆかりの地をめぐるバスツアー」が開催され、私も案内役として一日、愛知岐阜の各所を回ってきました。

 冬ということで天気が心配でしたが、当日はよく晴れて風も無く、最高のコンディションで見学ができました。
 当初は定員35名で募集したところ、初日に申し込みが殺到して、バスに収容できる範囲ということで40名の参加者でスタート。
 若い方もいらっしゃいましたが、ほぼ私より年上の方が多かったでしょうか。やはり年齢を重ねると、自分の住む地域の歴史に興味が湧いてくるのかもしれません。

 コースは江南市役所を出発して、宮後城(蜂須賀屋敷)跡と宮後八幡社、前野屋敷と観音禅寺、小折城跡、久昌寺と江南市内をめぐったあと、尾張上郡の中心だった岩倉城跡、さらに下郡の中心で後に信長の本拠となった清洲城、さらに蜂須賀正勝の生地であるあま市の蓮華寺、そして二人の出世の足掛かりとなった墨俣城跡というルートをたどりました。

 

 大型バスでは入れない場所もあって、予想外に歩いていただくケースが出てきて心配しましたが、皆さん達者に歩いていただいて、それが一番驚きでした。
 最後に川並衆の本拠としていた各務原市の松倉城跡も予定していましたが、時間がなく、またバスが入れない場所でもあり省略しました。

 

 たいした案内もできなかったですが、興味を持っていただくきっかけになれば幸いです。
 ご参加の皆様、市民会議の方々、市役所職員の方と運転手さん、誠にお疲れさまでした。
 

 

 

2015
 

 

倉橋寛講演会   2015.10.26

 

 10月25日に江南市民文化会館にて、まちづくり江南市民会議の主催で「蜂須賀小六と前野将右衛門 −「卍曼陀羅」の世界から−」の講演をいたしました。
 絶好の行楽日和の日曜日に約100人の方々にお集まりいただき、大変ありがとうございました。

 2時間の長丁場でしたので最後まで話題が持つかなと思いましたが、途中5分の休憩のところまでで、まだ3割ほどしか予定が消化できず、これはいかんということで後半は少々駆け足の話になりました。

 

 普段はこうした歴史話だと年配の男性のお客さんが多く、冗談を言ってもあまり反応がないのですが、今回は女性の方もちらほら見えて笑い声の反応もあり、ずいぶん助かりました。
 前野将右衛門に最後まで従った従兄弟の清助義詮の子孫の方もご来場になって、質疑応答の時間にいろいろとお話を聞くことも出来ました。

 

 秀吉の家来では最古参の小六と将右衛門ですが一般に評価が低く、将右衛門にいたっては「武功夜話」問題もあってか、最近のドラマなどでは存在すら消されている状態です。
 せめて地元の方々には、半兵衛、官兵衛よりも秀吉の天下統一に多大な貢献をした二人の業績を知っていただきたいと思います。

 ご来場の皆様、企画運営にご尽力いただいた「まちづくり江南市民会議」の皆様、誠にありがとうございました。

 

 

 

講演会のお知らせ   2015.9.23

 

 まちづくり江南市民会議の主催で、下記のように講演会を行うことになりました。
 小説「卍曼陀羅」で書いた蜂須賀小六と前野将右衛門を中心に、戦国時代の尾張についてお話する予定です。
 興味のある方は、お越しください。

 

 

 

「卍曼陀羅」の記事   2015.3.15

 

 先月、出版しました小説「卍曼陀羅」について、尾北ホームニュースと中日新聞で記事にしていただきました。
 本を広げないとタイトルが判らないカバーデザインになっていますので、どうも同じポーズの写真になりますね。

 

 

 

 

歴史小説「卍曼陀羅」出版   2015.1.25

 

 このたび目出度く4年ぶりに歴史小説を出版いたします。
 タイトルは「卍曼陀羅」。戦国時代に豊臣秀吉を天下人へ押し上げた蜂須賀小六正勝が主人公です。

 蜂須賀小六は今の愛知県あま市蜂須賀に生まれましたが、勢力を拡大する織田信秀との確執から、父の正利は尾張北部の丹羽郡宮後村へ移住します。これが今の江南市宮後町です。
 少年の小六は、隣の前野村の前野将右衛門長康と友達になり、二人はやがて尾張川の川並衆をまとめ上げる蜂須賀党の頭領へと成長します。
 小六は斉藤道三に仕え、その後は犬山織田家の旗下に入りますが、織田信長が尾張北部へと勢力を伸ばし始めると、信長への従属を嫌って対抗します。
 同じく友人の生駒家長が信長へ接近し、妹の吉乃が信長の子を産むに至って、小六も敵対を止め桶狭間では信長を助けます。それでも独自の道を模索して、やがては足軽大将の木下藤吉郎の配下となり、美濃攻めでは大きな手柄を立てて藤吉郎の出世の足掛かりとなります。

 尾張、美濃、三河を舞台に、若き日の蜂須賀小六正勝が戦国の荒波へと乗り出す生き様を描きました。
 小六、長康、家長の友情を軸に、信長、秀吉、斉藤道三、今川義元、明智光秀、前田利家、山内一豊ら小六を取り巻く人間模様も楽しいかと思います。歴史好きな方は、ぜひご一読ください。2月中旬発売予定、風媒社刊で2,000円(税別)です。

 

 今回はカバーデザインから装丁すべてを自分でやってみました。
 野武士のような荒々しさを出そうと、タイトル文字も裏表紙まで続く型破りなデザインにしましたが、半分だけだとちょっと判りにくいですね。広げるとタイトルがドーンと出ますので、電車の中などで広げて読んでください。

 タイトルは、蜂須賀氏の家紋の卍と、小六正勝の子の家政が学問を学んだ江南市の曼陀羅寺にかけたものです。曼荼羅ではなく、あえて曼陀羅にしてあります。
 のちに阿波の大名となった家政は、郷里を忘れることなく、曼陀羅寺に本堂を寄進しました。今も子供時代の家政が使った机が、曼陀羅寺の本誓院に残っているそうです。

 

 

 

2014
 

 

村国男依 漫画冊子完成!    2014.5.25

 

 江南市、各務原市にゆかりの英雄、村国男依。
 この人物の説明をするときに壬申の乱から始まって、江南市、各務原市との関わりを説明するまでに、非常に困難を感じていました。

 あまり馴染みのない古代の話である上に、学校の歴史の時間にも出てこない人物なので、一般の人にはピンと来ないのも当然と言えば当然のこと。ましてや子供さんには何のことやら、という感じでした。
 そこで、そんな歴史に関心の薄い人や子供さんにも判りやすいようにと、まちづくり江南市民会議の事業として、男依の活躍を漫画にしてA5サイズ12ページの小冊子にしました。

 

 作画は鮎原洸(あゆはらこう)さん、監修は私がさせていただいて1年半ほどかかりましたが、このたび完成! 作画の鮎原さんは奈良まで出かけて建物の取材などもされたそうで、非常に完成度の高い作品に仕上がりました。

 あらすじは、男依が各務原から大海人皇子の直轄地である安八磨へ行き、認められて飛鳥の大海人皇子に仕えることになります。その後、天智天皇の崩御から大海人皇子の吉野隠遁、そうして近江朝廷と対決する壬申の乱へと突き進みます。
 私の小説「赤き奔河の如く」のダイジェスト版という感じですが、なるべく私の独断は最小限にとどめたつもりです。
 絵のタッチも少年漫画風で、男依たち若者のキャラクターが生き生きと動いていて、とても1300年前の話とは思えない躍動感があります。

 

 まちづくり江南市民会議の尽力で、この冊子は教育委員会を通じて江南市内の中学1年生に3年間配布され、副教材として使用されるとのこと。また岐阜県の小学校からも問い合わせがあり、総合学習の時間などで活用していただいてるようです。
 少しでも地元の英雄の知名度アップにつながれば、こんな嬉しいことはございませんね。 

 

 

 

中スポ開幕特別号に登場    2014.3.25

 

 

 2014年の中日スポーツ開幕特別号が発売されました。

 開幕カードの広島戦にちなんだ記事が中心で、そのほかナゴヤドーム内部やドーム飯の紹介、選手、チアドラ、ベースボールメイツの紹介など、タブロイド判32ページで盛り沢山な内容になっております。

 私も1ページを使って紹介いただいております。一コマ漫画と、ぴっくりするほど下手な「おれドラ」掲載第1号作品も載っています。

 

 3/17〜29までの期間限定、数量限定発売、定価300円。私的には昨年のチアドラリーダー、本田里香さんの特集が良かったです。

 

 

 

月ドラ30周年コメント記事    2014.3.25

 

 

 月刊ドラゴンズが創刊30周年ということで、ドラゴンズOBなどゆかりの人が思い出を語る企画に、私が登場させていただきました。

 中日スポーツの4コマ漫画「おれたちゃドラゴンズ」は20年を越える連載になっておりますが、その始まるきっかけは月刊ドラゴンズから。そんな思い出を語っております。

 

 

 


 

 

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